第十三回 第五章 詩「南の朝」 | 馬と詩とありのままの心❤

馬と詩とありのままの心❤

今はお休み中
Sea-Zen(シーグラスのランプシェード)のブログは活動中です。

写真詩で綴る、失われた自分を探す物語。全16回の予定です。

ストーリーを意識しているので、第一回 から順に見て頂けると嬉しいです。

目次が第一回 にあります。






『流れ込む夏のかたち』

第五章 流れ込む夏のかたち




五感が目覚め始めた時、光の輪郭が向こうの景色を透かしながら近づいて来た。

「どこへ行っていたの?」

私はたずねた。

光の輪郭は、

「ただいま」

と呟きながら私の手前でその姿を消した。






かっぱぶいこの幸せになろう!ブログ




詩 「南の朝」


白いカーテンが



風に揺らぎながら開くように



小さな輝きが一面にたち込めて



見えそうで見えない景色の中を



光は音楽のようにきらめき歌う



海はその向こうで



サイダーのように淡く弾けて



空に話しかけてざわめく



椰子は気ままに伸びをして



鳥たちはあいさつを交わす



人はやわらかな枕にそれを感じながら



静かに目覚めて行く







         かっぱぶいこ








第十四回はこちら


ポチッとお願いしますラブラブ


人気ブログランキング   読者登録してね


にほんブログ村 ポエムブログ ファンタジー詩へ
にほんブログ村