Uさんを勾留する理由はない。即時釈放を!:6/21 大阪地方裁判所への抗議要請書 | 関西大弾圧救援会・東京の会

関西大弾圧救援会・東京の会

いま、関西では「反原発」の声をあげ、何人もの方が理不尽にも逮捕、起訴されています。
まったく他人事ではありません。
おかしいことを「おかしい」と言えない社会になる前に、いまできること…ともに考え、行動を起こしていきましょう! 2012.12.24

6月21日、大阪地検に申し入れの後、いよいよ本丸・大阪地方裁判所に、Uさん勾留に抗議し即時釈放を求める抗議要請書を、厚さ5~6センチに及ぶ署名2215筆(6月21日現在)をどーんと添えて提出いたしました。



ロビーで、さらに多くのみなさんが出迎えてくれました!Uさん署名を携えて福岡から駆け付けてくれた福岡市民救援会(http://blog.livedoor.jp/fukukyuen/)の仲間の姿も。総勢35名ほどで、地裁本館2F奥にある書記官室へ。第9刑事部の主任書記官・片山さんに、東京の会、韓基大さんを守る会・関西大弾圧救援会から、Uさん勾留に関する抗議要請書を読み上げました。

Uさんを勾留する理由など存在しないこと、よって7ヶ月に及ぶ長期勾留は間違っており即時釈放すべきであること、これは虐待であり人権侵害であるということ、地裁は地裁判断でUさんを即時釈放すべきであること、Uさんの勾留取消請求を理由も明記せず即刻却下したことは不当であり裁判官の職務怠慢であること……

わたしたちは本日中にUさんを即時釈放することをつよく求める、と伝えた上で、以下の抗議要請書と署名の束をぶじ手渡しました。で、地裁のひと、Uさんまだ出てきてないんですけど!Uさんを早く出せ! 

署名原本のずっしりとした重みは、感じてくださったことと思います。私たちは引き続き、Uさん即時釈放を署名集めを続けます。(http://ameblo.jp/kansai-tokyo-kyuen/entry-11517175935.html

Uさんを取り戻すその日まで。



  FREE U!
あと一人!

ひきつづきのご協力、どうぞよろしくお願いいたします!



※関西大弾圧救援会の報告もアップされてます。写真あり。こちらもぜひごらんください!(http://blog.goo.ne.jp/kansai-dan/e/192ea6b31c865f91fdd784046af4d438) 
Uさんたち11.13弾圧公判は、7月18日(木)・19日(金)に予定されています。
( http://blog.goo.ne.jp/kansai-dan/e/2d154c8c0b9b16dffc60fe4c02948cca

震災がれき広域処理のウソがこの法廷で赤裸々にあばかれるハズ。法廷を埋め尽くしましょう!





<以下、大阪地裁へ提出した要請書です>

「関西大弾圧」Uさん勾留に関する抗議要請書




2013年6月21日



大阪地方裁判所 第9刑事部合議係御中



関西大弾圧救援会・東京の会/Uさん救援ちーむ



東京都港区新橋2-8-16 石田ビル5階
救援連絡センター気付



Tel 03(3592)1301



 



記 



要請事項



1.Uさんからの勾留取消請求の却下を許さない。勾留取消請求を即刻認め、即時無条件で釈放せよ。



t2.勾留理由が消滅し、勾留を取り消す際につける条件(いわゆる「保釈条件」)をUさんに一切つけるな。会える人の制限、居住制限、宿泊制限、これらは全て不当弾圧の継続であり、絶対に許されない。

〈理由〉



Uさんならびに同じ事件で逮捕された仲間の逮捕は、警察が「指さし」逮捕、つまりあらかじめ狙っていた者をその行為にかかわりなく連行し現行犯逮捕したものであること、容疑を逮捕時の「建造物侵入」ではなく「威力業務妨害」に切り替えて起訴したことからも、「違法な逮捕」であったことがつよく疑われる。そしてUさんには、住居不定、罪証隠滅のおそれ、逃亡のおそれといった「勾留の理由」はいずれも該当しない。現行犯逮捕である以上、隠滅可能な証拠などどこにもないし、逃亡する理由もない。Uさんと同じ事件で逮捕された仲間たちが保釈され、「勾留の必然性はない」ことが明らかになった以上、Uさんのみが勾留されつづけねばならない理由は、なおさら、ひとつも存在しない



裁判所が、検察の言うがままにUさんを勾留しつづけるのは、「加害者」側に利する行為であり不当である。大阪市は、不安を訴え反対する多くの住民の声を黙殺し、抗議の声を挙げたUさんたちを逮捕してまで、震災がれき試験焼却に関する住民説明会の開催を強行した。そして11月末に試験焼却を、その後2月1日からは本焼却を強行した。住民にとっての「加害者」は、震災がれき焼却を強行した大阪市と大阪府であり、広域処理を推進した環境省であり、福島第一原発事故により放射能汚染をばらまいた東京電力であり、原子力発電の危険性、脆弱さをひた隠しにし、原発を推進してきた国である。Uさんならびに同じ事件で逮捕された仲間は、こうした国・行政による圧政の、むしろ「被害者」である。裁判所はその公平な立場から、こうした「加害者」たちや、「加害者」側を守るためにUさんたちを逮捕した大阪府警・大阪地検を利するだけの判断は一切すべきではない



2012年11月13日の「逮捕」から、7ヶ月が過ぎた。そもそもなかった「勾留理由」があるかのごとくふるまい、勾留をつづけてきた上に、勾留理由の消滅したことを認められない己の狭量さが恥ずかしくないのか。7ヶ月にも及ぶ長期勾留はそれ自体、すでに「懲罰」であり人権侵害である。大阪地裁は、Uさんを不当に拘禁し続け、人権侵害を行なっていることを認め、反省し、Uさんを即時釈放せよ。
                    以上