【彼女の恋した南イタリア】  - Season 2 | 【彼女の恋した南イタリア】 - diario カプリ島・アマルフィ海岸・ポジターノ イタリアリゾート最新情報    

【彼女の恋した南イタリア】 - diario カプリ島・アマルフィ海岸・ポジターノ イタリアリゾート最新情報    

南イタリア アマルフィ海岸 ポジターノ、ラヴェッロ、カプリ。陽光輝く地中海、憧れのリゾートの最新情報を毎日お届け!観光、ホテル、イヴェント、歴史、旅のアドヴァイスから音楽まで。イタリアリゾート旅行専門のCapriBlueが笑顔で送るオフィシャルブログです。

【彼女の恋した南イタリア】  - Season 2
 
 /かのじょ-の-恋した- みなみ-いたりあ  しーずんどぅえ/


 2008年 12月11日 発行  Vol.2 - 006   www.capriblue.com

                  = リゾートとは、心の状態である。=

  □   "アマルフィ 海と陸のブラックホール"  りば x ジーノ
  □□   ポジターノ ゼッポラ祭り 参加希望者は明日夜8時半教会下に集合!
  □□□   Suzu's Capri アナカプリの12月。
  □□□□   今週のナポリから  アマルフィ 撮影キャラバン顛末記グルメ編
  □□□□□   メルマガでも ああ、言いたいッ  (編集後記)

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Ciao a tutti !

 世界 の南イタリア好きのみなさま お元気ですか!?

 【彼女の恋した南イタリア】 を
 いつもご愛読いただきありがとうございます! 


    冬の街に灯るあかりの向こう側


  あなたは 恋、してますか?

   南イタリアに。 まだのあなたはぜひ、ここから恋におちてね!


 素敵な彼女と一緒に、カプリと南イタリアのおしゃべりを毎週お届けします!


  今週は The making of Amalfi Exclusive Guide II。

  ポジターノをはじめ、沿岸の街や庭園の、可愛らしくも精細な
 イラストマップをお描きいただいた、イラストレーター りば さんとの
 おしゃべり

  ”アマルフィにブラックホールがあった。” のおしゃべりです。

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□  おしゃべり   "アマルフィ 海と陸のブラックホール" 

                        りば  x  ジーノ




ジーノ     アマルフィの街を描くのが

        実は一番 たいへんだった、っていってたよね。


りば      はい


ジーノ     ずばり、どのへんが?


りば      一番の原因は奥が把握できなかったので・・・

ジーノ     奥?


りば      アマルフィって横にずっと表玄関のように

        広がってますよね


ジーノ     うんうん。


りば      なんかね、その表玄関のところに

        お芝居の背景みたいな印象ができちゃって

        その分、奥の山側に広がってる

        街の様子が うまくつかめなくて。




ジーノ     迷路みたいな階段路地と、白壁のトンネル・・


りば      そう、そこをおばあさんがゆっくり登っていく風景を

        テレビのドキュメンタリーでも見たのですが・・



りば      表が、海も含めてとてもにぎやかで

        謎に包まれた山側とのギャップが大きくて

        落としどころが見つからなかったのです


ジーノ     なるほど・・・

        イラストとしては、つながってなくちゃいけないもんね。


りば      奥の方は

        どのみち消え入るんですけど。


ジーノ     ただ、街の全貌としては

        意識の上で見えてないと、描けないよね。

        最終的にフェイドアウトするにしても。



りば      はい、そうなんです

        そこに異次元が口開けてる感じがぬぐえなくて

        ヘンですよね(笑)



ジーノ     ブラックホールだ。


りば      ははは。



ジーノ     アウトラインがつながってない、

        ということは、

        空間が歪んじゃってるんだから。


りば      あの先は行っちゃいけないんだぁ、みたいな(笑)


ジーノ     ふふふ。



ジーノ     でも実は、

        にぎやかな、街の表玄関の方にも、

        見えないブラックホールがあるんですよ。


りば      え?


ジーノ     地中海交易で 栄華を誇っていたアマルフィが

        衰退した、最大の要因は、

        ノルマンやピサの外敵の侵攻ではなくって。

        14世紀の

        大嵐による港の崩壊だった。


りば      はー


ジーノ     今でこそ、のどかなビーチだったり

        観光バスの止まってる広場だったりするけれど


りば      はいはい


ジーノ     実は14世紀以前にあった港湾施設の半分も残ってないらしい。


りば      流れちゃった?


ジーノ     !

        そう。

        その通り。



りば      こわ…



ジーノ     ガイドブックでは 大嵐 としか言及してないけれど

        専門家の間では、

        1343年の、”地すべりによる 港湾施設の海への埋没”

        とされている。


りば      ポンペイを彷彿とさせますね…


ジーノ     なんだかねぇ。



ジーノ     アマルフィ海岸の自然と人の営みを考えるとき

        海はもちろんだけど、

        実は"川”もはずせないような気がする。


        アマルフィ海岸って、地形が険しくて、

        海沿いに人が住んで、街になってるところって

        大体が、川のつくった渓谷や、

        河口にかろうじてできた三角州のような

        わずかな平地でしょ。


りば      そうお話ししましたね。


ジーノ     アマルフィもそうで、

        その三角州の海側のところが、

        嵐で 海に持ってかれた感じ、

        だったんじゃないかなぁ



りば      もうずっとそういう嵐はないんですか?


ジーノ     沿岸の まちまちでは

        洪水や高潮の被害の歴史もあるけれど。


        アマルフィですごく強く印象に残っているのは 


ジーノ     1980年代頃の嵐の写真で、

        りばさんに描いてもらった、あの海沿いの修道院ホテルの

        3階くらいまで、高波がかかっている写真


りば      向かって右側の?

ジーノ     そうそう。月の修道院。


りば      うおお、あそこの3階までって・・・

        それはすごい…


ジーノ     あそこ、海があれたら 真っ先に潮かぶりそうでしょ。

りば      ですよね、ちょっと出っ張ってるから



ジーノ     あの、月の修道院と海側の塔を描いて頂くのにも

        ずいぶん 無理をいいました。

        海側の道と、その下のアーチ群の曲線を再現してって。


りば      ありましたねぇ・・。


ジーノ     でも、それもしっかり描いてもらえて。


りば      いやあ、でも三作の中では一番自信がないのがアマルフィです



ジーノ     どんな印象でしたか?


りば      人がたくさん集まる街

        オリエンタルな風情の教会…


ジーノ     世がよなら、

        ヴェニスかトーキョーか という都市でしたからね。


りば      おお?


ジーノ     その 海へと開けた 商都 の印象がやっぱり、

        表側に色濃く現れてるんだと思います。


りば      でも それでいて

        一番人の生活に調和している感じがして不思議。



ジーノ     つくりものっぽい無理した印象はないよね。



ジーノ     りばさんのイラスト、

        今回は最初のご相談で

        ”人物はなしで”描いてもらったんだけど。



ジーノ     でも、いろんなところに ”人の気配” が漂っていて

        いいです。



りば      そうですか?


ジーノ     うん。そうです。


ジーノ     アマルフィなら、バスの停まってる海沿いの広場とか、

        パラソルの並ぶビーチとか、

        教会前の大階段の下の広場とか。


りば      ああ、はい


ジーノ     みてると、カフェのテラスのざわめきや、

        サッカーしてる子の声 が聞こえてきそうな感じ。



りば      それは嬉しいです。



りば      今回、街のイラストを描いてみて

        建物は自分で思ってたよりも好きだなって

        気づきました



りば      アマルフィも街としては好きなんです。


りば      ただ、表の『顔』がすごくいい子ちゃんなんで


ジーノ     わはは


りば      観光地としてね、特に

        でも・・・



ジーノ     でも ???






 ■ おしゃべり情報

    Albergo Luna Convento ****

    Via Pantaleone Comite,33 - 84011 Amalfi(Sa)
    Tel. 089 871002   Fax. 089 871333
    www.lunahotel.it

    街の中心部から徒歩圏内にある修道院建築を改装した
   リゾートホテル。 中世の中庭や礼拝堂を含む修道院の歴史を感じさせる
   厳かなムードと、部屋のテラスや、岬のプールから地中海を目の前に望む
   リゾート気分を同時に楽しめる。 レストランとスペシャルスイートのある
   岬の塔は、修道院の開祖であるアッシジのフランチェスコににちなんで 
   サンフランチェスコの塔(Torre di S.Francesco)とも呼ばれる。


  アマルフィの街について のこれまでのおしゃべり

  http://www.capriblue.com/mail_magazine/back_number/melmaga085.htm


  ■ ゲストのプロフィール

   りば:  CapriPodia の ロゴイメージやカプリ百景の作品集に加え、
       今年10月発行のアマルフィ・エクスクルーシヴガイドの
       イラストマップ・地図類をお描きいただいたイラストレーターさん。
       才能とキャラクターの宝石箱ですっ。

             ステキなりばさんにメールをおくろうっ!

       こちらから >> mail@capriblue.com


   アマルフィ・エクスクルーシヴガイド Amalfi ExclusiveGuide

     国内初 ポジターノのわかりやすい イラストマップ掲載!
     楽しいです。
     カプリ・エクスクルーシヴとの コンプリートセットも好評です。
      これからの季節、来シーズン一緒にいきたい 
     あの人へのギフト・プレゼントに どうぞ!

       こちらから >> http://www.capriblue.com/aeg_vip/


   Amalfi.jp - アマルフィ海岸専門の旅行サーヴィスサイト 
   近日公開。

   現在はトップページのみですが、近くプレオープンの予定です。
   この週末くらいにチェックしてみてください。

       こちらから >> http://amalfi.jp


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 □□   ポジターノは浜でお祭りだよ!

 "第27回 ゼッポーラ祭り 於: Spiaggia Grande /Positano"

 27a  Festa della Zeppola 1981-2008

                  28,29 dicembre 2008


 クリスマスを前にしたポジターノで、
なんとも陽気なお祭りの準備が始まります。

 ゼッポーラは、クリスマスや、祝日におうちでつくる
 簡単な揚げ菓子なんですが、そのお祭りって・・・

 プログラムが公開されています。
 ただただ、楽しそうなムードが伝わってきます。
 どんな雰囲気なのか、現地リサーチしてみますね。

 教会前の浜に仮設ステージが組まれ、
 夜はライヴに、ダンスパーティ・・ という盛り上がりが
 大晦日のカウントダウンに続いていくのでしょうね。

 ただ今、参加者・協力者募集中です。
 明日12日の夜8:30 聖母教会(サンタマリア・アッスンタ教会ね)の
礼拝堂下、”Cucina Economica" (なんて名前・・・)に集合!
どんな ミーティングになるのでしょうか???

 http://www.festadellazeppola.com/


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□□□  Suzy's Capri   12月のアナカプリ

  ただ今、日本に帰省中の Suzyですが、
12月のアナカプリの様子をお聞きしました。


 うーん、そうねぇ。
  シーズンが終わってホテルがクローズしたりしてから
 12月に入って、街の教会やお店のウィンドゥがクリスマスの飾りつけを
 始めると ああ、年末なんだなって感じます。

  うちのマンマが、てづくりのプレセーピをつくってます。
 幼子イエスや、マリアさまの人形は、街で買ってきたりするけど、
 他の風景なんかは、木の枝や葉っぱなんかをつかって手作りします。
  今年は、なんか粘土でつくってるらしい。 本格的。

  12月8日のインマコラータの祝日頃から
  玄関入ったパティオのところに飾って、
 年が明けた1月の上旬までくらいかな。 人形はしまって、
 あとの風景なんかは片付けます。

  街の教会、サンタソフィアや サンミケーレにももう、それぞれ
 プレセーピが飾られるころだから、訪ねてみるのも面白いかも。

  でも、ちゃんと歴史どおり、24日までは 赤ん坊のイエスは、
 プレセーピの飼葉おけにも、おきません。


  街の電飾は12月6日、先週の土曜日から灯りがともって、
 クリスマスの市が、これから毎週末開催されます。

                            (Suzy)



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□□□□ 今週のナポリから - アマルフィ 撮影キャラバン顛末記 グルメ編

 ナポリのみやこさんからの アマルフィ海岸 撮影キャラバン レポート
 後編、 グルメ編が届いています。


かの恋読者のみなさま

 いやぁ、今日久しぶりに天気が快晴だったので、
アマルフィに行ってみました。

しかし、アマルフィあんなに市町村○○っているのに、
まだクリスマスの飾り付けしてないですね。


 もう新しいAmalfiのガイドブックはお求めになりましたか?
今回は、このアマルフィガイドブックの写真撮影の裏話、後半。
食卓編をちょこっと…。


撮影のため、何度もでかけたアマルフィですが、本当に激務でした。
ランチ抜き、夜間のライトアップ撮影などで拘束時間15時間ぐらい?
最後の撮影のとき、お疲れ様会もかね、
ようやくはじめてレストランで座ってランチ。

RavelloのCumpaCosimoでした。

 私は別の仕事が入っていて、最初からはカメラマンたちと同席できず、
あとからお店に合流したのですが、

Pm3:00、私が到着した段階で、彼らまだPrimo Piatto。
しかもカメラマンチームはお替りまでしていました。
確かに体力勝負の仕事柄、よく食べる人たちではありますが、

それにも増して、CumpaCosimoの手打ちパスタは最高にうまい!
と、ナポリ人たちも絶賛しておりまして…。

 それはいいんですが・・・

 実はこの日、ぐねぐね道を降りた下のアマルフィで
”四大海洋共和国レガッタ” Reagata Storicaが開催されるため、
海沿いの道路が車両通行止めに入るのが3:30の予定。
道が封鎖されたら もう身動きとれない。

そこで 食いしん坊カメラメンに必死の説得。


み  「お願いだから、さっさと移動してアマルフィ行かないと、
    車で降りられなくなる…」

カ     「おう、セコンド食う?それともDolce?
       Primoがあれだげうまいから、セコンドもいけそうだな~」

み  「車で降りられなくなったら、どうやって降りるの?歩くつもり?
    それじゃアマルフィについたら、もうレース終わっている」

カ     「やっぱ、レモンチエッロにするか?オレは、Dolceとレモンチー」

み  「おう、おぬし、人の話聞いてんのか?おら~」

カ     「今飯食ってんのに、立ち上がれないだろう、おらおら~」


  ・・・・と問答が続くも彼らは本能のままドルチェまでもを完食し、
 結局店を出たのが3:30。
 
なにかにつけ この塩梅。

 ・・・・・結構大変なんです、コーデイネータって。



そうそう、今回何度通った小さな町Agerola (ガイドブックp45 参照)の
”フィオルディラッテ”(fior di latte)チーズにみんなはまってしまいました。

”フィオルディラッテ”はモッツァレッラと似ていますが、
水牛の乳でなく、乳牛の乳でつくられます。

なかでも、Agerola牛の乳はうまい!ということで、
その名声はナポリにまで届いておりまして。

確かにとてもおいしいです。撮影終了の安堵感もあり、
おいしさもますますエスカレート!

町のスーパーでも手軽にかえるので、
機会があったら是非試してみてください。

                        (みやこ)




Ravello の クンパコジモにまつわる タクシードライバーの伝説はこちら

http://www.capriblue.com/mail_magazine/back_number/melmaga093.htm


fior di latte  乳牛版モッツァレッラですね。

夏のアジェローラでは、このチーズのお祭りも開かれるようです。   

   http://www.fiordilattefiordifesta.it/

   http://jp.youtube.com/watch?v=Czl7gD4CeIY

   Agerola のコムーネのサイト: http://agerola.asmenet.it/


   ■■■ Piazza Italia ナポリ発信! 

  新鮮情報満載の、みやこさんのサイト。

   http://digilander.iol.it/piazzaitalia/index.html

  名コーディネータみやこさんの 強力なバックアップで出来上がった
  ガイドブックはこちらからお求めいただけます。

   http://www.capriblue.com/aeg_reserve/


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□□□□□ メルマガでも ああ、言いたいッ

     こちらは、メルマガ本文には載せられなかった
     発行者ジーノの心中の思いをお伝えする編集後記です。


      寒さを癒す、笑顔が瞬いてる


   私 ”ジーノ” は発行者の楫野(かじの)です!

   ”ジーノ” は”一郎” ”太郎”のようにイタリア人にとっては
   なじみのあるの名前。 南イタリア現地でも”Ciao Gino!” と好評です。

    メールの宛先はこちら・・・  info@capriblue.com

    12月のアマルフィ海岸、ポジターノのカウントダウン
   ご予約ご相談 承ります。   reserve@capriblue.com

   私ジーノが必ずお返事します。(○○さんへ、というのは転送します。)
   感想、近況のおたより、わたしのカプリ・・・お待ちしていまーす。



 今週のオマケ ちょこっとMaking of   ” '次はお前だ。”


Mr. G     必殺シリーズ見るべし。

Ms. X     必殺?!

Ms. X     中村主水?

Mr. G     Yes, del Mondo.


Ms. X     ・・・


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    >>こちら http://ameblo.jp/kanokoi/



 ■ メルマガタイトル 【彼女の恋した南イタリア】 について。
   ~この素敵なタイトルは、もともと、shio-f さんのHPタイトルでしたが、
   彼女がバカンスに出かけている間にこっそり、お借りしたものです。
   著作権は彼女に属します。 

 ■ このメルマガ発行のきっかけと多大なアドバイスを頂いた、
    清水良二店長の
    オリオもカフェもドルチも!の
   ”イタリアスローフード食品の通信販売” ベリッシモ さん

   HPはこちら http://www.bellissimo.jp/bellissimo/
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【マガジン名】 彼女の恋した南イタリア
【発行所】    CapriBlue Resorts and Services
         http://www.capriblue.com  info@capriblue.com
         
         Gino's Concierge Services Inc.
         〒665-0001
         兵庫県宝塚市長寿ガ丘21-17-F2
         Tel/Fax 0797-87-0325
【発行者】   楫野圭一郎(かじのけいいちろう)



  Ciao ciao ! Gino

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