東大などありがたがる時代ではない!! | 若干蛇足

若干蛇足

世界・国・個人レベルを問わず:嘘・インチキ・騙しに反応します。

小宮山宏・三菱総研理事長(前東大総長)に聞く

「知の構造化」で温暖化懐疑論に終止符を


若干蛇足
小宮山宏(こみやま・ひろし) 三菱総研理事長、前東京大学総長
1967年東京大学工学部化学工学科卒。72年同大工学博士。2000年同大工学部長。2005年総長に就任。2009年4月から現職。専門分野は化学システム工学、地球環境工学。主な著書に「地球持続の技術」(99年、岩波書店)、「東大のこと教えます」(2007年、プレジデント社)など


東京大学の総長として4年間、「行動する大学」をスローガンに大学改革の陣頭指揮を執り、4月に三菱総研理事長に就任した小宮山宏さん。専門の地球環境分野での発言も活発で「温暖化懐疑論が問題になっているのは日本だけ」「GDPが影響を受けるといった議論はデタラメだ」と、煮え切らない日本の環境への取り組みに喝を入れる。解決には「知の構造化」が不可欠と訴える小宮山さんに、低炭素社会のビジョンを聞いた。


■知の爆発で生まれた懐疑論

――地球温暖化のような複雑な問題に立ち向かうには「知の構造化」が欠かせないと主張されていますね

 私たちは「知の爆発」の時代に生きています。知識が爆発的に増えた結果、逆にその知をうまく使いこなせなくなっているんです。ジグソーパズルのピース(知識の断片)を集めて全体像を描く作業を誰かがしなきゃいけない。それを「知の構造化」と呼んでいます。いくらグーグルが便利といっても、パズルを組み立ててはくれないんです。

知ではなくて智です・。この人の場合痴でしょうけど・・。

――具体的にはどのような取り組みですか

 たとえば、2007年ノーベル賞を受賞したIPCC(気候変動に関する政府間パネル)こそ、その典型です。世界中の2万におよぶ科学者の論文を読み込んで評価をし、結論を出す作業はすさまじいものです。

 「地球の温度は上がっている」というコンセンサスを得ることひとつとっても、大変な議論です。東京のような都市と海やエベレストなど様々な環境があるのに、その平均温度をどう出すのか。宇宙から見ると、地球という星全体の温度は15度と一定に保たれています。バランスを取るために、地表や成層圏など、ある場所が上がればある場所は下がるので、一部だけを見れば「温暖化していない」という言い方もできるのです。

IPCCの会員の多くは経済学者と政治学者です。この人も政治学者か金儲け主義者でしょうが・・。

――「温暖化はウソだ」といった懐疑論も鳴り止みませんね

 地球温暖化に関する懐疑論は、海外ではほとんど問題になっていないんです。ダボス会議などの国際会議の場でも、もはや温暖化の事実を前提に「どう対応していこうか」という話し合いしかされていませんよ。日本では懐疑論の本が非常に売れていて、テレビなどでも話題に上っていますが、不思議で仕方ありません。

 確かに、「5%の懐疑論」があることは事実です。IPCCも温暖化の人為的影響について「Very Likely」という表現を使っているわけで、温暖化を100%確証されたとしているわけじゃない。でも、人間活動による温暖化を認めているのが95%と大勢を占めているということは、早く認めないといけないと思います。

 懐疑論者は「温度の補正が不十分」とか「温暖化の原因は水蒸気」とか「太陽の活動が活発になれば温暖化する」などと指摘しています。しかしそういったことを科学者たちが考えていないはずがないじゃないですか。全部わかった上での話をしているわけです。

 すべてについて反論は用意されているので、彼らがIPCCの報告書をちゃんと読んでないのは明確ですよ。少なくとも識者の間では、温暖化の認識は一致していると思っています。

IPCCのバックボーンはローマクラブです・。ローマクラブでは21世紀は人類が滅びる事になっていましたが?また、ISOの胴元ではありますし・。その流れでIPCCができただけでしょう・。

――議論は収束するでしょうか

 言おうと思えば何でもいえるんです。まるでゲリラ戦ですよ。でも、こういった議論はもう打ち止めにしたい。

 私が代表を務めるIR3Sという、大学研究機関をネットワークした組織で、懐疑論に反論する本を5月(予定)に出版します。東北大の明日香壽川教授、住明正教授が中心となって、きちんと反論しています。

けったいなオタクを教授にする東北大もなんだか・・

――行動に移さなければいけないということですね

 5%の不確実性があっても前に進まないといけない。なぜなら、人間の知識というのはなんでも、「絶対」ということはないからです。ノーベル物理学賞を受賞した小柴先生(東大名誉教授)の言っていることもウソかもしれないんだから。いや、本当ですよ。

 人間はしょせん、モデルでしか考えられないんです。「人間が知っていることが矛盾なく説明できる」ということしか言えないのであって、科学の常識が根底から覆されるという可能性もまったくゼロではないんですよ。しかし、常識を疑う「作法」があるんです。懐疑論のほとんどはその作法を踏み外しています。

 エネルギー保存の法則ですら、人類の知る範囲においてそれに反するものがないというだけで、証明されているわけではないんです。これまでのことがすべてつじつまが合うというだけ。でも、それが知の構造というものなんです。

ノーベル賞など関係がないこの人が、これで西欧の支配者層に食い込んで賞を貰いたいとの気持ちでしょうが

遣いパシリでは無理です・。


蛇足

官僚養成のための学校ですから、歴代、ヨーロッパの黒い貴族の息のかかる先生が沢山生まれる。この方も、60歳過ぎれば、ただの人なのに経歴をひけらかして飯を食う立ち場の人(日本国パラサイト)。地球環境は1970年代からゴミ問題や環境問題を言われていたときにはまるで、関心なかった人です。最近は環境が儲かるからでしょうねきっと・・。残念ながら化けの皮が剥がれてます・。この人の専門の化学で汚染した海や土壌から被害を受けた人達の事はまるで頭にはありません。

ある意味、ここまで日本国を悪くしたのは東大出でしょうね・きっと。



――不況のなか、環境対策は経済活動にマイナスという意見も根強いですね

 低炭素社会でGDPが影響を受けるという議論があるが、あれはデタラメですよ。やり方次第でぜんぜん違うんだから。

 たとえば、太陽電池国債やエコファンドを発行したらどうでしょう。贈与税や相続税の減税と組み合わせて、これを買った分だけは非課税で自分の子供に譲渡できるとするんです。そうすると眠っている個人の金融資産の1400兆円を引き出せます。環境税のようなことだけを考えていたらマイナス効果の方が大きいに決まっている。まったく知恵がないよね。

 これは、お金の流れを考える人と、技術や産業の動きを考える人のマッチングがうまくいっていないことにも原因があります。ダボス会議でも、花形はエコノミスト。産業がお金という指標で「神の見えざる手」によってうまく行っているときはこれでよかったかもしれません。

 でも、産業構造が大きく変わろうとしているときに、従来型の産業連関表が頭に浮かぶ人だけで議論していてもダメなんです。そこに技術の視点を入れて、どこにどう投資すればどうなるかといったことまでわかった上で解決策を探るべきです。

企業は儲かる分野に進出しようとしているだけですから・・

■東大発ベンチャーはこれから続々

――シリコンバレーでは環境ベンチャーが注目されていますが、東大発の環境ベンチャーは生まれそうですか?

 まさにこれからですよ。3月にバイオベンチャーのテラがNEOに上場しました。今後1、2年の間に2つくらい続くと聞いています。

 技術移転機関(TLO)をつくって、ユーテックというベンチャーキャピタルを整備したばかり。法人化されて、初めてこういうことが可能になったのでまだ赤ちゃんのようなものです。シリコンバレーはこれから下り坂でしょうが、いま比べられてもね……。これから続々と出てきますよ。

東大なんかにして貰わなくても民間には優秀な人は沢山います。

――4月から民間企業に移られたわけですが、今後の目標は

 大学で築いた国際的なネットワークを、日本のイノベーションのために活用したい。世界中のキーパーソンと連携して産業を育てていきたいです。

 21世紀に人類が抱える課題の背景には「小さくなった地球」「高齢化社会」「爆発的に増えた知」の3つがあります。これにマッチした産業を作り出すことを提案したい。

 「小さくなった地球」はまさにこれまでお話してきた低炭素型社会の産業が必要です。食料・水不足などへの対応も欠かせません。高齢化社会は、東大に「高齢社会総合研究機構」を作りました。「オンデマンドバス」や家事支援ロボット、在宅医療システムなど高齢社会に必要な産業を生んでいく実験をここで手がけたい。そして3つ目の「知の爆発」は、冒頭お話した温暖化懐疑論のような問題にカタをつけていくことです。それと教育のあり方。

 この3つはまさに日本が直面する課題です。「課題先進国」日本が新しい社会のモデルをつくるときなのです。

 あと、日本のヘッド(頭脳)をどうするかです。日本にふさわしいのは、米国のシンクタンクと同じようなものではないと思っています。バランスよく議論をするには、世界をつなぐネットワーク型の組織が必要ではないでしょうか。

 最近のランダムネットワーク理論では、「オープンなネットワークは必ず自然にハブができる」と指摘しています。たんぱく質のシステムも重要なハブとなるたんぱく質があって、複雑な体のシステムを支えている。爆発する知の時代に、こういった「ハブ」型の組織を作って世界をリードしていきたい。

海外頼みのネットワーク作りですが、本当に人類のためなのか疑問です・。その海外から懐疑論がでてきて主流になっていますので、この人ももう終わりです。

■日本は「実験」できる社会に

――議論を超えて、低炭素社会に向けて一歩踏み出すには何が必要でしょうか

 東大でも「アクションプラン」を掲げて改革を進めてきました。行動に移すには、まず実験をしてみることが必要です。ところが日本は実験しにくい社会です。なぜか。

 明治時代の岩倉使節団が象徴するように日本は他国の先進モデルを常に取り入れてきました。そして明治維新から100年で日本はGDP第2位の先進国となった。そんな日本の底力はものすごいはずです。でも、先進国になったにもかかわらずそのクセが抜けずに、いまだに誰かが実験してくれるのを待っている。

 米国でスペースシャトルが爆発して開発が中断されたことがありましたが、そのあと一定期間を置いてまた始めましたね。日本だったら二度とできなかったと思います。日本は実験して、いいと思えばやるべきです。

 環境対策にしても、日本では知識人とされている人でさえも、斜に構えて「江戸時代に戻ればいい」なんて言っている。でも、われわれは江戸時代には戻れないし、技術で解決できることがあるはずです。

イルミナティへ入会させてもらえたのでしょうか?? この評判では使い捨てかも知れません

――ご自宅でもエコハウスを実験されていますね

 太陽電池などに投資して借金が膨れましたが……。でも10年で元は取れる計算です。国の投資もそういう視点が必要でしょう。日本全体できちんと環境に投資すれば、回収できるんです。
それは無理と言えます・。


東京大学讃歌
おお、東京大学よ。
魂のアウシュビッツよ。
傷の深さで選び出された血まみれの魂を迎え入れ、
念入りにその傷に塩をすり込み、
何も感じないようにして送り出す。

特に傷の深い者を選んで、
「大学院」という名のガス室に送り込む。
魂がピクリとも動かなくなったのを確認すると、
東京大学博士という戒名を与え、
安田講堂に集め、
ガウンを纏わせて埋葬する。

おお、東京大学よ。
魂の七三一部隊よ。
そこには世界のあらゆるものを、
生きたまま切り刻み、
「専門」に分割してみせる、
白衣の研究者が巣喰っている。

自らの生み出す言葉が、
真理を含まぬように注意深くより分け、
意味不明のたわごとだけを陳列する。
そしてマルタの魂から搾り取った真っ赤な血を、
ペンキの替わりに用いて、赤門を塗り立てる。

おお、東京大学よ。
魂のチェルノブイリよ。
そこは知識と霊感を生み出し、
人々に配信する発電所として建設された。

しかし、各人の頭脳に、
思考の制御棒を急速に挿入した結果、
炉心が溶解し、
放射能を垂れ流す死の石棺と化した。

そこから生み出されるのは、
知識ではなく単なる情報であり、
チェルノブイリ(にがよもぎ)
の汁で印刷されるのは、
世の人に劣等感を抱かせるための矛盾した言葉。

自らの権威を人間の選別によって確保し、
学歴コンプレックスという死の灰を撒き散らす。
そして意味の通じる言葉を話す世の人々を、
心の底から軽蔑し、「アッカンベー」をしてみせる。