「Afternoon Cafe」のコメント欄で、慰安婦問題について言った自分のコメントをまとめておきます。
それほど「言い争い的」(論争的なんて言葉をつかうほどのものじゃない)ではなくて、「ちょっと思ったんだけどさあ」って感想です。
詳しくないから素朴な疑問を言ってみる
2011.12.27 ( Tue ) 17:06:26 | kuroneko | URL | Edit
ごめんください。
TBのお礼にきました。kuronekoです。
わからないんですが、朝鮮半島出身でも東チモール出身でも当時オランダ領のインドネシアの出で白人の元慰安婦さんでもフィリピンの人でも、その証言が信用できない、って話なんですか?その人が慰安婦だっかかどうだか、怪しいもんだ、って話……ではなさそうですね。そうすると慰安所に軍隊が関与していたという証言が信用できないっていうのかな。でも、兵隊が慰安所に来たってのを公文書で証明するって筋合いのものかなあ。軍隊相手に設置されたのなら兵隊が来たって、別に慰安婦さんが証言しなくても推定して間違いないんじゃないか。軍隊の車両で運ばれたよ、という証言で軍隊の関与がわかるっていうのが「作り話だ。業者が勝手に運んだんだ」ってこと……なのかなあ。でも他の交通手段などないだろうから、中国大陸の奥のほうとか、軍隊組織の補給線で運ばれたんだろうと推定するけど違うのかな。業者が運んだとしたら、その業者の記録を掘り起こす努力が必要だと思いますけど、ほら「業者が関与していたのは、こういう記録がある、って反証が裁判で出たんだっけ? なんで業者の役割を示す「物証」って話題にならないの?わたしが知らないだけで右派ブログでは、ちゃんと業者リストとかが知られているのかしらん。でも、当時の慰安所業者が、慰安婦にはいくら払っていた、って語ったとしても、それは「証言」だからあてにならないということになって……。うん。どうしてもブーメランになるよ
仮定の話をしますが
2011.12.27 ( Tue ) 23:54:14 | kuroneko | URL | Edit
わたしがどうにもわからないのは、軍の命令書とか計画文書とかがないと、元「慰安婦」さんの証言に信ぴょう性が
欠けるって話。仮にそういう文書が出てきても、例えば仮定の問題として、元「慰安婦」だと成り済ましてお金を請求しようという人の、矛盾した証言があったら、その怪しげな証言は、それとこれとは別問題で怪しげなわけでしょ?
非常に具体的で、確からしい証言は、軍の命令書が発見されようがされまいが、確からしいと思うんですけど。元慰安婦さんの証言って、日本軍や日本政府の仕組みや命令系統なんて預かり知らぬところでの自分の体験なんでしょうから、「公文書がないじゃないか」ってことで疑う筋合いのものとは思えないんですが。
いろいろ皆さん、言っているけど、元慰安婦だったと名乗り出たところで、得なことなんてないと思いますよ。仮に、日本で「進駐軍相手の慰安所に勤めていた人には、老齢年金を付加して支給する」って制度が始まったって、名乗り出る人、いるかなあ。
「東京裁判史観」
2011.12.28 ( Wed ) 10:58:14 | kuroneko | URL | Edit
>戦争に関連する法廷等での問題点は「後に自国が戦略上有利になるために一見公正な場所で日本を如何に貶めるか」という目的ありきでしたから
具体的にはどういうことなんでしょうねえ。「戦争等に関する法廷」で、国の戦略という大きなものに関わるものだったら、やはり東京裁判でしょう。
東京裁判では、イギリスやオーストラリアが強硬な処罰を主張したらしいけど、そうした国が、「戦略上有利になるため」に、ことさら日本を悪くいうって、どういうことなんだろう。
それに、東京裁判では、いわゆる「慰安婦」は裁かれていないでしょ。「日本をいかに貶めるか」というなら、731部隊も日本による偽札作りと使用も「慰安婦」も、いわゆる「戦争犯罪」をみんな並べ立てたはずだけど、そうなっていない。東京裁判がアメリカなど戦勝国のご都合主義だ、という側面はあるだろうけど、それは「日本を貶める」というより、自分都合で戦争犯罪を裁いたり、不処分にしたりってところだと思うんですけど、違うかしらん。
話がそれまくっているね
2011.12.28 ( Wed ) 22:35:00 | kuroneko | URL | Edit
弱者を騙る手合いがいるというのは、それはそれで考えさせられる話題ですが、ここでの「慰安婦」の問題とは直接は、関係ないですね。
「慰安婦」と名乗り出た人の話が全て本当だろうか、というのは、何らか補償事業を始めた時の実務の問題ではあっても、一般論として言う意味のある言明とは思えないんですけど。
ところで皆さんの歳では知らないでしょうが、昭和30、40年代には盛り場に「傷痍軍人」という人たちがいました。白い衣装を着たり、旧軍のなりをしたりして、まあ物乞いをしていました。当時の世論では(といっても周囲の大人の言ですが)、あれは本当の戦争での被害者じゃなくて、工場で怪我をしたとかの人が多いそうだ、と言っていました。そういう人たちは広義の「たかり」かもしれませんが、何らかの被害者であり弱者ではあったでしょう。
そういう戦争犠牲者でない「傷痍軍人」がいたとしても、それは個別の問題です。戦争犠牲者の医療・福祉を戦後日本社会が担うことが薄かったという「傷痍軍人」の社会問題は厳然とあるのです。(別の問題だけど、労災が未整備だったってこともあるかもね)
(以上「証言は証拠ではないという戯言 」のコメント欄)
わたしって常識的
2011.12.29 ( Thu ) 11:02:04 | kuroneko | URL | Edit
ここにつけた自分のコメントを集めて、ブログのエントリーを書きたいと思います。他の人のコメントと関わらないように書いたものが多いので、自分のコメント以外は持ち帰りません。このエントリーを特定して、参照URLをつけておきます。
「名乗り出た慰安婦の話を全部信じていいの?」という話は、お金に関わることであれば、認定業務の時にチェックすればいいので、一般論として虚偽もまじるのではないのか? って心配する必要はないと思います。信じる、信じないは個人の自由ですが。
わたしの年代だと父親世代が戦争にいっています。(戦争にいったから父親の結婚年齢が遅いということでもあるけど)わたしの育つ頃、父親は懐かしがって「戦友会」にいっていました。戦友会でまとめた文集もありました。そこに書かれた体験記は、これも「証言」なわけですけど、ことさらに虚偽を書いたものとは、わたしは思いません。そこで「何でも信じちゃっていいのか」という必要はない。もちろん、記述がいかにもおかしな英雄譚や矛盾した苦労話であれば、信憑性に疑問符は付くでしょうけど、それは個個に判断すべき。ことさらに「人間は嘘をつくものだから、全部が本当ではなく嘘も交じっているだろう」ということはないんじゃないかな。
ただ、嘘ではなくて年齢による記憶違いや、思い込みはあるでしょう。戦友会だって、お互いに都合のいい思い出話はするけど、思い出したくない話題はしないのではないか。
日本の農村からの身売りでもそうでしょうが、連れ出された女性の見聞の範囲では、どういう「システム」で人身売買されていたのかが分かるわけではないこともある。証言でわかる範囲というのはありますから、この証言ではこういうことがわかる、というように検討すればいいのであって、「証言」など全部はあてにならない」なんていっても、殆ど意味のない言明だと思います。
もう一つのエントリーのほうでした
2011.12.29 ( Thu ) 11:38:23 | kuroneko | URL | Edit
「ここに書きこんだ」という「ここ」は、「証言は証拠ではないという戯言」のほうでした。
このエントリーと、両方のURLを貼っておきます
(以上、「日本政府の「元慰安婦への賠償は日韓条約で解決済み」論は破たんしていることを示す論文のご紹介
」のコメント欄)