【中目黒】自家焙煎チョコレートがある、ハニー珈琲さん | 世界のチョコレートと旅暮らし手帖

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1粒で幸せになるチョコレートの世界。美味しい魅惑のチョコレートを求めて、様々な地に訪問する筆者の仕事レポートと、ショコラ会等イベント情報のお知らせなどをお伝えします。

◆【中目黒】自家焙煎チョコレートがある、ハニー珈琲さん
5月頭のことが、もう遠い昔のことに思えるほど、1カ月が長く感じているのですが。。5月2日の東京ショコラ会の前にお邪魔しました中目黒のハニー珈琲さん。リニューアル工事があるとのことでしたが、工事も終えられ再開されているようですので、ご紹介したいと思います。
高級チョコレート楽しみ方の極意~大阪 東京 札幌 ショコラ会 チョコレート講座 anneneuf
まずは、暑くなってきたので涼しげな写真から。。。こちらはカカオジェラートです。ジェラートなので、さっぱり。でもカカオの香りは濃厚ですよ。

Bean to Bar。ビーントゥバーという言葉が、このところチョコレート業界でじわじわと大きな位置を占めてきました。それは、あたかも、スペシャリティコーヒーが日本で浸透してきたころのように。

中目黒のハニー珈琲さんは、コーヒーの専門店ですが、お店の外まで香ってくるのは、カカオを焙煎している時特有の甘く芳しい香りが。。。そう、こちらのお店では、カカオ豆の焙煎からチョコレートまでを手掛ける数少ないお店のひとつなのです。
お店でもこのbean to bar チョコレートの食べ比べができます。
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カカオハンター小方真弓さんが開発されたコロンビアのカカオを使用されています。3種類のカカオは、同じコロンビアという国の中なのに、驚くほど違う香りの個性。アルワコ族、聖ラファエル農園、トゥマコの3種類です。
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焙煎前のカカオ。香りがこの時点で素晴らしく、良い発酵が行われたのだということがわかりました。

チョコレートは生鮮食品である。そんなことを思わせるチョコレート。ちょうどこの時食べた、聖ラファエル農園は単純なブドウジュースから複雑な樽香を秘めたワインになったかの印象を持ったチョコレートでした。店主の朝日さんいわく、出来立てのときは、タンニンの渋みが強かったのが、2週間ほどたって丸みを帯びてきた、ということでした。その経過もまるでワインのようです。

日に日に香りや味わいを替えていくチョコレート。チーズの世界には熟成士という仕事があって、うまく熟成させると素晴らしい味わいになるのですが、チョコレートの世界でも熟成があるののが面白い。。。

3つのショコラですが、今私の手元にこのとき買ったものがあり焙煎からちょうど1カ月なのですが、さらに味わいに変化があって、今現在地の(?)トゥマコに夢中です。小さい頃、家の前の公園に咲いていた白い小さな花の蜜を吸うのが好きだったんですが、その花の蜜の味のような甘さがあります。最初は、ライムをひとつポンっと渡されたのに、今はフルーツバスケットのようになっている。アプリコットなどの甘さもあり、ほんの少しライムを絞りいれたような感じになっています。

カカオ。そしてチョコレート。奥深い食べ物だなとしみじみ感じさせていただきました。そしてこの圧倒的な存在感。きっとこれからますますお忙しくなるでしょうね。

チョコレート好きなら、ぜひ行くべし!のお店ですよ~(^^)

ハニー珈琲

住所:東京都目黒区上目黒1-10-5
電話:03-6427-0806
営業時間:8:00~22:00
休:月曜