福島市の市営住宅を散策する・・・の巻3/23 | 乾パンのブログ

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こん前の春分の日は日曜日に続いて福島市に行ってきました車

現在の私は福島県人で郡山市民ですが福島市って福島で無いヨソ者感覚で

なかなか行く機会は無いんですが。

 

 

安達太良山は雲の中でくもり

冬季は休みの日に気持ちよく晴れる格好のハイキング日和って

なかなか訪れませんね汗

 

実は・・・

 

 

この前の日曜日にあづま陸上競技場にJ3サッカーを見た帰りがてら、

福島市のスーパーでナナコカード使って買い物したのですが

そのままレジでナナコカードを置き忘れて郡山に帰ってしまいましたガーン

 

家に着いてから紛失に気が付いて

持ち帰ったレシートの電話番号を頼りに連絡取ったら・・・

確かに私のナナコカードありました。

 

カードに入っていたポイント含めて金額は1,500円ほど。

無視しても良かったのですがコレまでナナコカードを使ってきた

義理ってモンがありますし取りに行った訳です。

 

 

有り難う、拾ってくれてお店に届けた方ドキドキ

有り難う、お店の方ラブラブ

 

実はこれでナナコカードを置き忘れたのは3度目ガーン

その度に戻ってきましたが、カードに自分の名前を書くのは絶対に必要です。

カードを置くタイプのセルフレジは買い物カードを置き忘れますねぇ叫び

 

セブンイレブンでのレジではカードを手で押えないとカードが落ちてしまう構造ですが、

これは良く考えられた必要な処置なんだと実感です。

 

 

スーパーの脇に集合住宅があったので散策走る人

 

 

1960年代(昭和三十五~四十五年頃)に流行した集合住宅。

上矢印こちらは平屋タイプ。

 

 

上矢印こちらはメゾネットタイプ。

よくよく見ると汲み取り便所のベンチレーターが様々なタイプで

借家人によるある程度の住宅の改変は認められているようです。

 

 

住宅地図は字が擦れて見えませんなぁハートブレイク

 

 

平屋タイプは・・・南側に窓と大きな引き戸がありますね。

北側に扉と風呂と便所、真ん中に窓無しのDK、南側に二部屋の2DK構造ですか。

 

 

 

メゾネットタイプは平屋タイプに対して幅が半分。

二階部分の北と南に部屋があって・・・一階はLDKでしょうかはてなマーク

恐らく2LDK(若しくは3DK)構造だと察します。

 

 

この手の集合住宅ではプロパンガスの有無で人が住んでいるか否かを判断しますが・・・

これってガスの配管が地中にあるなぁ

 

 

さすがに福島市の郊外で都市ガスはあり得ないと思いましたが・・・

この集合住宅地域でプロパンガスを統一管理しているようです。

なかなか近代的であります。

 

 

この手の集合住宅では日用雑貨食品の商店が不可欠です。

でもより大きな資本のスーパーマーケットが発達してますから

小資本の小売店が生き延びるのは難しいか・・・

 

 

市営住宅の住民規約。

世の中には色々な人が居ります。

その中で一定のルールを作って、時代の変容に柔軟に対応させつつ改変させて

皆で守って行くって大変な労力だと察します。

 

 

人っ子1人居ませんねぇガーン

かつての狭い路地裏しか無く陽が当たらない劣悪な住宅環境であった

都市部の「スラム街」を改善するために作られた集合住宅。

 

庭が広くて陽当りが良さそうなのがgoodパー

都市部ではとっくに駆逐されてしまったこれらの住宅も地方だと健在なんだなぁ

 

 

60年前には最先端の集合住宅でもやっぱり陳腐化してしまいます。

ちょっとした段差がねぇ・・・

まだバリヤフリーの概念が無かった頃の設計ですから当然ではありますが。

 

 

ドアが沢山有りますが汲み取り便所のベンチレーターの数で戸数が分りますなわんわん

最近までの日本は農業国家であり糞尿は有効な(殆ど唯一の)有機肥料で貴重品でしたからね。

糞尿の回収は不可欠であったわけで。

 

 

あっちこっちに同規格の集合住宅があるからには標準設計があったはずです。

そのような資料はどこで閲覧できるんだらうかはてなマーク

 

 

八王子にあるUR都市機構(旧住宅公団)の「集合住宅歴史館」にも行った事ありますが、

地方自治体での雑多な「集合住宅」については範囲外のようでした(当然ですが)

 

これらの「集合住宅」は今日では都市部(東京)ではほぼ消滅してしまいました。

もう「考現学」ではなく「民俗学」の範疇です。

「保存」の必要性を感じます。

 

 

この集合住宅が建設された頃の唯一の接続道路。

かつては福島市街から裏磐梯を経由して会津若松に至る幹線道路でしたが、

広いバイパスが新設されて裏通り化。

道路の変遷もなかなか面白いし興味あります。

 

 

古い集合住宅も一部は建て替えられ、よりモダンな「団地」へと改変。

上矢印は四角い公団団地タイプ。

 

 

平成初期に建てられた集合住宅。

複雑な構造ですが、採光窓を増やすための工夫のようですね。

 

 

4階建ての集合住宅ですが階段のみでエレベーターはありません。

エレベーターは維持管理費が大変で市営住宅にはハードルが高いんですねぇ

 

若い世代が住むには良いのですがその世代が高齢化してしまうと

4階や3階まで階段で上り下りは負担になりますわね。

 

現在、都心部ではより集約された住宅であるタワーマンションが持て囃されていますが・・・

時代が経てばそれも陳腐化は免れません。

 

近い将来には都心部にも少子高齢化の影響が及びましょうし、

平屋タイプやメゾネットタイプの集合住宅が再び再評価される時代になると予想します。