東京宝塚劇場で雪組公演『凱旋門』を観る・・・の巻8/16 | 乾パンのブログ

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昨日は東京有楽町にある東京宝塚劇場まで

宝塚歌劇雪組公演『凱旋門/Gato Bonito!!』を観てきました。

取りあえず昨日観たばかりなので忘れないうちに第一感を以下に示します。

 

 

『凱旋門』は大劇場で6月16日に観た以来。

丁度2ヶ月前ですねぇ

 

『凱旋門』は柴田先生の作品。

初演は2000年(平成十二年)というわけで18年前ですか。

私的には古びた感じはしなくて、いわゆる古典の範疇ではありますがなかなか楽しむことが出来ました。

 

最も印象に残ったのはなんと言っても、ヒロイン役ジョアン・マヅーのキャラクターですね。

野生の無邪気さと言っていましたが、本人に何ら悪気がないだけあって怖い人です。

いわゆるファム・ファタールですね。

 

自分に注目が当たらないと生きてゆけない女性、

それでいて1人の男性を愛する純粋無垢も兼ね備える。

困ったもんです叫び

 

真彩希帆ちゃんはよくやってるなぁ・・・と私は感じました。

きっと初演の月影瞳さんの演技を観ている方はいろいろ言いたくなるのでしょうけど、

私は初見なのでね。

目の表情がクルクル変わるのが何とも魅力的です。

 

 

一方の主人公ラヴィックは何とも煮え切らない男・・・

ドラマなので好き合いながらすれ違う男女の仲を味わう物語なんだろうけどね汗

ホントに肝心な箇所でジョアンの気持ちをを思い計ることが出来ずにすれ違ってしまう。

もどかしいショック!

 

アンリ・ジャルダン(彩風咲奈)に対する慇懃な態度も、自分に自信がないからなんだろうなぁ

男としての度量がない。

ある意味、情けない男の魅力を描くということでは、『琥珀色の雨にぬれて』のクロード的で有り、

柴田先生が好きなキャラなんだとお察しいたします。

 

 

しかしながらラヴィック轟理事の痛々しい歌い方にはやっぱり著しい不満を抱いてしまいます。

あの音量がないことを自覚しているが故に無理して張り上げるような歌声には・・・痛々しい。

 

この物語の狂言回しボリス・モロゾフ役の雪組トップスター望海風斗の

溌剌とした演技と圧倒的な歌唱力を見ればさ・・・

やっぱし、だいもんラヴィックだったらどうなっていたのかはてなマークと思っちまいます。

だいきほでラヴィック&ジョアンを観たかったよあせる

 

トド理事の功績大なのは言うまでもありませんが、もう演出に廻っても良いんじゃないかなぁ!?

別箱公演主演は兎も角、本公演主演はこれで終わりにしてください。

 

その他では・・・

彩凪翔の滑舌の良い病院長さんかなぁクラッカー

実力では彩風よりも上っぽいですから、少々もどかしいか。

以前は彩凪と彩風が区別が付かずに苦労しましたが・・・今は完全に見分けが付きますベル

 

ゲシュタポのシュナイダー奏乃はるとの演技は・・・コミカルな感じでむしろ気の毒に感じてしまいました。

何をやらせても良い人になってしまうのが、副長さんの持ち味・・・かも。

 

スペインからの亡命者朝美絢と、スペインの良いとこのお嬢さん彩みちるのカップルは・・・

如何にも宝塚歌劇にありがちな若々しい新進若手同士の役(女性が身分上の身分違いの恋)

あーさ・みちるコンビは背丈的にも合ってる気がします。

みちるちゃんは小柄なんだろうなぁ

 

ローゼンフェルト永久輝とあは少々軽薄ながら快活なキャラ。

『ネモ船長何やらかんやら』でもこんな役柄だったし、演出家が抱くひとこのキャラはこんな感じかはてなマーク

 

マルクス(死の翼)煌羽レオが良い味出してましたなぁベル

裏切り者なんだけど少々小心者。

格好いい男役さんなんですけどねぇ

雪組に欠かせない名バイプレーヤーに成長しつつ有ります。

 

 

ショーの『Gato Bonito!!』は藤井大介先生の作品。

如何にもな藤井ワールドが展開してました。

プロローグでいきなりミトさんのソロなのが仰天しましたがにひひ

 

ひらめちゃんの青いアイメイクが宝塚大劇場で観た時よりも落ち着いている感じ。

私が見慣れただけか!?

彩風ひらめの場面が良いですねぇ

なかなか組の男2と娘2がガッツリ組む場面ってないですからね。

 

あーさ軸にした黒猫はてなマークが取り囲む場面も良いですねぇ

みちる・ひまり・ゆきのが並ぶと良い感じ。

兎に角セクシーですドキドキ

あと、良い表情してエロっぽく踊る娘役さんがいてねぇ・・・

多分希良々うみちゃんだと思うけど、大した娘役さんだぜ。

 

だいもんガートボニータの客席登場場面はアドリブなのかなはてなマーク

私が観た時は甲子園ネタでして「君のハートにストライクにひひ

 

真彩ちゃんのアルバイト量がかなり凄い、歌って、踊って・・・かなり大変だと思う。

ちゃぴ演じたのアフリカンっぽい場面では少々よろけていましたが、ちゃぴと同じように踊れる

路線娘役はそうはいないから、無理はしないように。

 

それから娘役がセクシーな衣装で踊る場面がおおいのですが、

トップ娘役のダルマ衣装がないのが少々不満だなぁ

 

火曜に観た花組公演ショーでゆきちゃんのダルマ衣装を拝観したばかりだったんでね。

今の宝塚歌劇トップ娘役陣でエロっぽい衣装で踊ってくれるのは、花組仙名、月組ちゃぴぐらい。

 

ちゃぴは退団だし・・・スタイルの良いトップ娘役も現れて欲しいなぁ

前任の咲妃さんもダルマ衣装なかったしねぇチョキ

 

雪組さんって、鮃、りさ、みちる、ひまり、潤花と路線娘役陣は豊富だけど、

上級生娘役陣の層の厚さも半端ない。

みんな個性的で一芸に秀でた素敵な娘役さんだけど、この壁を打ち破って

路線娘役の王道を歩むような娘役さんにも期待します。

 

 

この次の本公演は『ファントム』ですね。

だいきほ率いる雪組の本領発揮を期待しましょう。

それにしてもカルロッタは誰がやるのかなはてなマーク

 

 

ファントムと言えば・・・私的にはF4ファントムですね。

水平尾翼が垂れ下がった叫びな艦上戦闘機。

 

マクドネル社って、戦闘機の愛称にファントムの他にもデーモン、バンジー、ブードゥー等の

幽霊・妖怪名を名付ける頭の変な会社です。