トリプルX:再起動(2D・字幕版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

トリプルX:再起動(2D・字幕版)(ネタバレ)

トリプルX:再起動(2D・字幕版)

トリプルX:再起動

原題:xXx: Return of Xander Cage
2017/アメリカ 上映時間107分
監督:D・J・カルーソ
製作:ジョー・ロス、ジェフ・キルシェンバウム、ビン・ディーゼル、サマンサ・ビンセント
製作総指揮:ビンス・トチノ、スコット・ヘミング、リック・キドニー、グロリア・ボーダーズ、ザック・ロス
キャラクター創造:リッチ・ウィルクス
脚本:F・スコット・フレイジャー
撮影:ラッセル・カーペンター
美術:ジョン・ビリントン
衣装:キンバリー・ティルマン
編集:ジム・ペイジ、ビンス・フィリッポーネ
音楽:ブライアン・タイラー、ロバート・ライデッカー
出演:ビン・ディーゼル、ドニー・イェン、ディーピカー・パードゥコーン、クリス・ウー、ルビー・ローズ、トニー・ジャー、ニーナ・ドブレフ、ロリー・マッキャン、トニ・コレット、サミュエル・L・ジャクソン、ハーマイオニー・コーフィールド、トニー・ゴンザレス、マイケル・ビスピン、ニッキー・ジャム、アリアドナ・グティエレス、ネイマール、アイス・キューブ
パンフレット:★★(720円/コラムや企画記事がなかったのは残念)
(あらすじ)
危険分子たちの手に渡ってしまった「パンドラの箱」と呼ばれる制御不能な軍事兵器奪還のため、エクストリームスポーツ界のカリスマであるザンダー・ケイジが再び国家安全保障局(NSA)に召集された。ザンダーのもとに集まった厄介な仲間たちによって構成されたチーム「トリプルX」とともに、ザンダーは全世界の政府最高権力者たちをターゲットとした世界壊滅の陰謀に巻き込まれていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


あの「トリプルX」シリーズが再スタートする上に、大好きなドニー・イェン兄貴が参戦するとなれば、そりゃあ観るのは義務レベルということで、公開と同時に劇場へ向かいたかったんですが、とにかく仕事が忙しくてね…(遠い目)。3月4日に放送されたタマフルの丸屋九兵衛さんの特集を聴く前に観たかったものの、どうしても劇場へ行く時間が作れなくて。仕事がやっと落ち着いた3月7日、TOHOシネマズ新宿で鑑賞いたしました。「悪くはないんだけど… (`Δ´;)」と思ったり。


12番スクリーン、それなりには入ってたような。
12番スクリーン

なんとなく偉そうな姫川勉を貼っておきますね(「餓狼伝」より)。
悪くはないですよ


なんか最初に否定的な文章を書いちゃいましたけど(汗)、スゲー面白かったのは確かなんですよ。ヴィン・ディーゼルやドニー・イェン、トニー・ジャーなどの好きな俳優たちがド派手なアクションを繰り広げるだけで愉快だし、いわゆるXスポーツ描写もカッコ良かったし…。終盤にアイス・キューブ演じる続編の主人公が出てきて活躍するあたりは、過去作を黒歴史にしなかった「ワイルド・スピード」シリーズを連想して好感が持てました。つーか、要は「“車”という制約がない『ワイルド・スピード』シリーズという感じだから、楽しい映画なのは間違いないのです。


冒頭の森スキーとかスゴいですよね。ザンダーはオザキ8には挑戦しないのかな…(不要な疑問)。




僕が何よりも感心したのは「トリプルXは世界中にたくさんいる」という設定。これのおかげで、今後はいくらでも後付けでトリプルXを量産できるのだから、大した発明だなぁと。それと「映画冒頭で死んだと思われたサミュエル・L・ジャクソンとネイマールが生きていた」という展開もスゴくて、あのレベルの描写で無傷というのは「今後、よっぽどのことがない限り、あの映画の登場人物は死なないのではないか?」と戦慄いたしました (`Δ´;) ヌゥ その他、「メンバーにDJなんかいても役に立たないだろ」なんて思ってたら、場を盛り上げることで仲間を助けたりするのも良くて、「なにこの映画 (´∀`)」とツッコミながらも笑顔で観ていた…って、伝わりますかね。


ちなみに「魁!!男塾」では剣桃太郎によって一刀両断にされた藤堂兵衛が…。
三角絞めでつかまえて-真っ二つになったハズが

鮮やかに復活してましたが、「トリプルX」シリーズもこのぐらいまで行くかもしれませんな…(勝手な推測)。
三角絞めでつかまえて-見事に復活!


ただ、なんて言うんでしょうね、微妙に乗り切れないところがあって。正直、ラスボスがショボくてガッカリだし、「ヴィン・ディーゼルとドニー兄貴が手を組む→誰も死なない」という展開は両者が好きな僕的にはうれしいながらも、結局は単なる「甘噛み合い」にも見えてしまって。ごめんなさい、ちゃんと決着をつけてほしい気持ちも強かった…という複雑な男心 (・ε・) ウーン あと、アクションのやりすぎ感は楽しいながらも、あまりに何でもアリすぎて萎えたりもして、むしろ“車”という制約がある中で工夫する「ワイルド・スピード」シリーズの方が好みかなぁと。それとパンフを読む限り、ヴィン・ディーゼルとトニー・ジャーは仲良しなようで微笑ましいながらも、ううむ、今年は「ドラゴン×マッハ!」を観ていただけに、本作での脇役扱いがスゲー無駄遣いに感じちゃった次第。


こっちのトニー・ジャーはカッコ良かったなぁ…(遠い目)。




とは言え、前述の通り、面白い映画ではあるし、すでにプロジェクトが起動しているという続編も楽しみだし、まぁ、贅沢な文句ってことなんでしょうな (ノ∀`) スミマセン アクション映画が好きな人なら、観ても損はしないと思います。一応、話を書いておくと、一番悪かったのはトニ・コレット演じるお偉いさんで、仲間たちのピンチをアイス・キューブが助けたり、ヴィン・ディーゼルとドニー兄貴たちが勝利したり、ラストに実は生きていたサミュエル・L・ジャクソンと新たなトリプルXとなったネイマールが登場して終わったりしてましたよ、たぶん。




良さげなサントラ。輸入盤デジタル盤もあります。



ロブ・コーエン監督×ヴィン・ディーゼル主演による記念すべき1作目。これが一番好きかも。



リー・タマホリ監督×アイス・キューブ主演の2作目。そんなにオススメはできないかなぁ。



何気に観ていたD・J・カルーソ監督作。僕の感想はこんな感じ