ドラゴン×マッハ!(ネタバレ)
ドラゴン×マッハ!
![ドラゴン×マッハ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170104/18/kamiyamaz/c9/e7/j/t02200311_0340048013837805087.jpg?caw=800)
原題:殺破狼II SPL 2: A Time for Consequences
2015/香港、中国 上映時間120分
監督:ソイ・チェン
製作:ウィルソン・イップ、パコ・ウォン
アクション監督:ニッキー・リー
スタントコーディネーター:ジャック・ウォン、ケネス・ロー
出演:トニー・ジャー、ウー・ジン、サイモン・ヤム、ルイス・クー、マックス・チャン、チャン・チー、ケネス・ロー(ロー・ワイコン)、ジュン・コン、ラム・カーワー、キョン・ヒウマン、ロー・ウィンチョン、アンダー・クンティーラー・ヨードチャーン、キャンディ・ユエン
パンフレット:なし
(あらすじ)
香港で闇の臓器売買ビジネスを展開するホン(ルイス・クー)を捕らえるべく、潜入捜査官チーキット(ウー・ジン)は身元が暴かれる恐怖と闘いながら任務を遂行していた。だがミッションのさなかに正体がばれ、タイの刑務所に監禁されてしまう。潜入捜査の指揮官チャン刑事(サイモン・ヤム)がチーキットの行方を必死に探すなか、臓器売買の拠点となっている刑務所の所長(マックス・チャン)は邪魔者チーキットを排除しようと執拗に暴行を加える。正義感の強い看守チャイ(トニー・ジャー)は、臓器移植が必要な愛娘の入院費を所長に工面してもらっているため、非道な行為を見て見ぬ振りをするしかなかった。だがある事実を知り、チーキットを救うことを決意する。“命”をめぐる岐路に立たされた男たちは、熱き拳を交える死闘へと突き進んでいく―!(以上、公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
95点
※本作の感想については、飯星景子さんのブログや加藤ヨシキさんのレビューなどを読むと良いです。
僕はドニー・イェン主演×ウィルソン・イップ監督作の「SPL 狼よ静かに死ね」
が大好きでして。その素晴らしさに関しては、いつか記事を書いておきたいと思っているし、すでにDVDは持っていながらも「“信用できるアクションバカ一代”谷垣健治さんのオーディオコメンタリー付きでBlu-rayを出してほしい… (´Д`;) ハァハァ」と強く願っているほどなのです。となれば、その続編となる本作に関しても、当然ながら興味しんしん丸(古い)。「2016年に絶対観たい新作映画10本」やら「1月公開で観たい映画の覚え書き」やら「2017年に絶対観たい新作映画10本」やらでしつこくプッシュしながら、ずーっと楽しみにしていたということで! 今年の1月7日からシネマート新宿にて「2017 冬の香港・中国エンターテイメント映画まつり」の1本として公開されたので、1月中旬に2回、2月中旬に1回、鑑賞してきました。「スバラシイッッ! (°д°;)」と思ったり。
1回目は公開週に観まして。
![水曜日のシネマート新宿](https://stat.ameba.jp/user_images/20170116/23/kamiyamaz/b6/ab/j/t02200169_0312024013847259041.jpg?caw=800)
2回目は、公開2週目の最終日。あと1日遅ければ、3週目プレゼントがもらえたのにぃ… (`Δ´;) ヌゥ
![2回目の時のシネマート新宿](https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/23/kamiyamaz/c4/ee/j/t02200165_0320024013873447992.jpg?caw=800)
ありがたいことに、2月に入ってもまだ上映されていたので、先週3回目を観てきたのです。
![3回目の時のシネマート新宿](https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/23/kamiyamaz/6c/18/j/t02200165_0320024013873447997.jpg?caw=800)
鑑賞後の僕の気持ちを代弁する寂海王の画像を貼っておきますね。
![スバラシイッッ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/d6/d9/p/t02200201_0259023713873689403.png?caw=800)
一応、原題は「SPL2」となっていながらも、続編感ゼロの本作。とりあえずあらすじを雑に書いてみると、映画は臓器密売組織のイヤな手口を見せる場面から始まりまして(しかも犠牲者は妊婦!)。タイトルが出た後は、北クロン刑務所の刑務官チャイ(トニー・ジャー)と白血病の8歳の娘サー(アンダー・クンティーラー・ヨードチャーン)の交流が描かれるんですが、サーは余命幾ばくもない状況… (ノω・、) グスン 「ドナーは見つかったものの、連絡が取れない」状態なんですけど、そのドナーはなんと臓器密売組織に潜入していた刑事チーキット(ウー・ジン)。身分がバレて北クロン刑務所に受刑者として送られてくるんですが、そんな事情を一切知らないチャイは、「オレは無実だ!ヽ(´Д`;)ノ」と暴れるチーキットとムエタイvsカンフーの素敵なタイマンを繰り広げるのでした (´∀`=) タノシー
真面目な刑務官チャイ。男手一つで娘のサーを育てているんですけれども。
![刑務官チャイ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/2b/23/p/t02200114_0439022713874141381.png?caw=800)
彼女は白血病だったりするのです (´・ω・`) カワイソウ
![白血病の娘サー](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/57/d1/p/t02200112_0447022713874156897.png?caw=800)
そんな時、悪党に囚われた潜入捜査官チーキットが刑務所に送られてきてしまうという運命。
![潜入捜査官チーキット](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/02/d4/p/t02200109_0457022713874141379.png?caw=800)
娘のドナーということも知らず、暴れるチーキットを制圧するチャイなのでした〜(「きょうのわんこ」風に)。
![刑務所初日バトル](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/c5/23/p/t02200128_0391022713874152867.png?caw=800)
で、時系列が少し戻って、今度は「なぜチーキットは刑務所に送られたのか?」が展開ですよ。密売組織の元締めであるホン・マンコン(ルイス・クー)は心臓を患っていて、移植しないといつ死ぬかわからない状態であり、人工心臓に替えたとしても寿命はせいぜい5年程度。しかも「100万人に1人」という珍しい血液型のため、適合者は実の弟のホン・マンビウ(ジュン・コン)しかいないということで、「お前の心臓をよこせ!m9`Д´) ビシッ」と弟に無茶なことを言い出すんですね。そんな中、潜入捜査の指揮官であり叔父であるチャン刑事(サイモン・ヤム)の指示により組織に潜入していたチーキットは、マンビウ拉致の仕事を任されると、その情報を警察に伝える=空港で派手な銃撃戦が勃発! 結果、マンビウは警察が保護するも、刑事の身分がバレたチーキットは組織の息の掛かった刑務所に送られて、人質にされてしまった…というワケだったのです。
臓器売買の元締め、ホン・マンコン。なんだか…ドキドキする名前ですね… (´Д`;) ハァハァ
![臓器売買の元締めホン・マンコン](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/11/3c/j/t02200141_0355022713874141382.jpg?caw=800)
マンコンはすこぶる心臓が悪いので、弟マンビウの心臓を狙うというタチの悪い話。
![心臓を狙われる弟ホン・マンビウ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/d3/3d/j/t02200146_0341022713874141386.jpg?caw=800)
そんな弟を巡って、「密売組織vsボディガードvs警察」の三つ巴の銃撃戦が勃発!
![空港での銃撃戦](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/eb/dc/p/t02200114_0437022713874152862.png?caw=800)
何気に見応えがあって、ワンカットで飛び降りるシーンとか良かったけど…。
![空港からワンカットで飛び出せ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/d6/77/j/t02200138_0362022713874152869.jpg?caw=800)
僕が一番グッときたのは、マンビウの奥さん(キャンディ・ユエン)による「仕事しなさい!」ビンタ。必見!
![仕事しなさいビンタ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170224/12/kamiyamaz/a5/32/p/t02200115_0435022713875988199.png?caw=800)
そこから「スマホを巡って刑務所暴動バトル」などを経て、チーキットを救出するためにチャン刑事が北クロン刑務所へやってくるも、“眉無しのナイフ使い”(チャン・チー)にマンビンを奪われた挙げ句、チャンも囚われの身になってしまって。チーキットとチャンは「人体を解体して、使える部分を保存しておきますね (o^-')b マカセテ!」的な人間屠殺場に送られて、そのまま殺される…かと思いきや! チャンが自らの手を万力で粉砕→手錠から手を抜いてカギをゲットすると、その“諦めない心”にチーキットのハートもバーニング!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノウォォォォォッ! さらに、良心に目覚めたチャイ&仲良しな同僚(ケネス・ロー)がバスで救出にきてくれて、ハードに戦った結果、チーキットとチャンと同僚は無事脱出するも、今度はチャイが囚われてしまうというね… ('A`) イヤーン
チーキットが看守のスマホで電話しようとしたことが暴動に発展! ワンカット長回し風映像が最高すぎる!
![刑務所で長回し暴動バトル](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/c0/66/j/t02200124_0404022713874156011.jpg?caw=800)
あーだこーだあって、死地から脱出しようとする叔父と甥。マジ燃える場面なんですが、しかし!
![叔父と甥](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/c3/c8/j/t02200144_0346022713874156008.jpg?caw=800)
さらに救出のバスが突っ込んできて、ハートの炎上度がバイバイン! でも、チャイが捕まっちゃうのでした…。
![バスで救出に!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/ba/38/p/t02200109_0458022713874156009.png?caw=800)
脱出したメンバーが病院に逃げ込むと、そこにはサーが入院中で、彼女と出会ったチーキットは「オレがチャイの娘のドナーだったのか!Σ(゚д゚;)」とビックリ。ところが、潜入捜査のために薬物中毒に陥っていたチーキットは「最低3年は骨髄移植ができない」にもかかわらず、「サーは余命半年」だったりするから、全観客が超ガッカリですよ ('A`) ガッカリ とは言え、男気に燃えているチーキットは、暴力を伴う勝手な捜査を開始すると、マンコウが心臓手術する病院を突き止めて襲撃しまして。眉無しのナイフ使いをトンファー(ポリスバトン)で倒すと病院を制圧し、北クロン刑務所の獄長(マックス・チャン)に連絡して囚われのチャイを連れて来させましてね。雑魚をアッサリ倒した後は、格闘アクション映画史に残る2vs1バトルがスタート! なんとか2人がかりで獄長を倒すと、マンコウは弟に見守られながら死亡し、街を彷徨っていたサーは狼に出会うも無事助けられて、大人に成長したサーの「すったもんだがありました (´∀`=し」的なナレーションが流れて、映画は終わってましたよ。
「SPL」のドスvs警棒を思わせるナイフvsトンファーも最高なんですが…。
![ナイフvsトンファー(ポリスバトン)](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/b4/cc/j/t02200124_0403022713874156003.jpg?caw=800)
マックス・チャン演じる獄長(本当は所長だけど、こっちの方がグッとくるので)とのバトルが100点の素晴らしさ。
![素敵すぎるマックス・チャン](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/0b/a1/j/t02200147_0340022713874152872.jpg?caw=800)
この達人2人を相手にしても、決して退かないのです(最終的には負けますが)。
![2人の力を合わせて戦え!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/2c/35/p/t02200109_0459022713874156893.png?caw=800)
最後は、仲良し親子が抱き合ってハッピーエンドでしたヨ… (ノ∀T) ヨカッタネー
![抱き合ってハッピーエンド](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/93/5f/p/t02200106_0470022713874156899.png?caw=800)
ハッキリ言って、あらゆる角度から“僕好みの映画”だったというか。最近は微妙な出演作が多かったトニー・ジャーが太陽のように輝いていただけでなく、個人的には主演作に恵まれていない印象のウー・ジンも役者としてひと皮向けた感があって(手を潰したチャンを見る表情が素晴らしいし、サーからもらった飴を舐めてバイクを走らせるシーンがカッコ良すぎ!)。2人とも代表作になる1本じゃないでしょうか。つーか、体の動きがキレッキレの2人がしっかりしたアクション演出の元で大暴れするんだから、これだけでも十分、元が取れる映画だと思ったり。
今回は像でも象でもなく娘を守るトニー・ジャー。鎖を腕に巻き付けるのは、 荒縄のバンテージ
のオマージュかしら。
![手に鎖を巻くトニー・ジャー](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/15/53/j/t02200142_0351022713874156004.jpg?caw=800)
ウー・ジン、体技が見事なのはもちろんのこと、演技もスゲー良かったです。
![ひと皮向けたウー・ジン](https://stat.ameba.jp/user_images/20170224/19/kamiyamaz/0c/15/j/t02200130_0640037913876222118.jpg?caw=800)
ただ、何よりも胸がときめいたのは、獄長役のマックス・チャン。「グランド・マスター」
に出ていた時は、恥ずかしながら全然注目しなかったんですけど(汗)、ガチの武術家だった=殺陣に説得力があって、トニー・ジャーとウー・ジンというバケモノ2人を相手にしても引けを取らない存在感はスゴいのひと言だし、そんな彼を引き立てるアクション設計も見事としか言いようがなくて。マンコウに助けられたことがキッカケとなって臓器密売に手を染めているが故に、刑務官チャイの娘に同情的だったりするあたりも面白いし、三つ揃えのスーツも似合っててカッコイイし…。もうね、褒めるところしかないキャラクターでしたな。マックス・チャン、4月に日本公開される「イップ・マン 継承」ではドニー・イェン兄貴と死闘を繰り広げているそうなので、そちらも超楽しみでございます〜 (´∀`) ウフフ
マックス・チャン演じるクールな獄長はとにかくすべてがカッコ良くて。
![北クロン刑務所の獄長](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/d7/16/j/t02200151_0331022713874141385.jpg?caw=800)
中盤の暴動シーンで、いきなり華麗な飛び蹴りを見せてから、拳法っぽい動きで雑魚を倒していく姿を目の当たりにして…。
![華麗な飛び蹴り!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170224/20/kamiyamaz/6c/25/j/t02200135_0371022713876267423.jpg?caw=800)
僕はすっかり「宮本武蔵を見た愚地親子」気分になりましてね。
![本物だぜ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/56/80/j/t02200189_0330028313873689407.jpg?caw=800)
クライマックスの2vs1バトルでは、この2人を相手にしても恐るべき強さを発揮!
![2対1でも強い!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/5f/f7/j/t02200146_0342022713874154415.jpg?caw=800)
トニー・ジャーの「必殺のヒジ&ヒザ攻撃」を難なく防御するから…。
![ヒジ攻撃を見事防御](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/3f/8c/j/t02200135_0370022713874152874.jpg?caw=800)
僕は寂海王ライクにビックリですよ。
![驚く寂海王](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/49/78/p/t02200096_0389017013873689399.png?caw=800)
さらに香港アクションではスゲーありがちな「片足を持って柱にぶつけられる攻撃」も…。
![柱にぶつけられそうになるも...](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/ed/4e/p/t02200111_0451022713874154419.png?caw=800)
なんとキッチリ避けちゃうのです!Σ(゚д゚;) ナンデスト!
![ちゃんと避ける!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/00/98/p/t02200114_0437022713874154424.png?caw=800)
僕ったら、これまた範馬勇次郎風に目を見開いたというね。
![驚く範馬勇次郎](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/8a/ba/p/t02200079_0471017013873689401.png?caw=800)
ちなみに腐女子の方々なら、ルイス・クーとマックス・チャンの絡みを見た瞬間…。
![仲良しな2人](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/a4/0a/j/t02200139_0358022713874154426.jpg?caw=800)
鎬昂昇のようになるのでは…って、どうでも良いですな (ノ∀`) スミマセン
![驚く鎬昂昇](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/61/e3/p/t02200143_0350022713873689404.png?caw=800)
あと、チャン・チーが演じた“眉無しのナイフ使い”も最高でした。マンビウが匿われている病院に1人で乗りこんでナイフで刑事たちを皆殺しにする場面とか、クライマックス手前のvsトンファー戦とか、もし座席に「いいね」ボタンがあったら連打していたほどですよ(そして無駄に「いいね→取り消し」を繰り返すことに… (ノω・、) アタシッテホントバカ)。モロに「SPL」でウー・ジンが演じた殺し屋ジェットを意識したキャラですが、負けずとも劣らないのではないでしょうか。チャン・チー、今後の活躍を期待したいところです。
この殺し屋、補聴器を付けているあたり、何らかのバックボーンがあるんでしょうな。
![眉なしのナイフ使い](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/93/cb/j/t02200147_0340022713874154432.jpg?caw=800)
その他、「ルイス・クーの卑劣漢演技」とか「決して心が折れないチャン刑事の熱さ」とか「言葉が通じなくても絵文字で会話できるという素敵展開(このシーンは客席から笑いが起きる)」とか「ケネス・ローがウー・ジン戦で見せる蹴り技」とか「サーのお守りがウォーマシンのマスク」とか「なんだかんだヒドイ目に遭いながらも、兄を哀れむ弟マンビン」とか「『サッポーロン!ヽ(`Д´)ノ』と謝中傑(Alex Chia)が歌う主題歌『衝破』」とか、もう好きなところまみれでしてね…(しみじみ)。唯一、ほとばしるほど微妙に感じたのが、クライマックスのハイクオリティなバトルと同時に「街を彷徨うサーが狼と出会う展開」が挿入されるのが、ごめんなさい、何度見ても意味がわからなかった上にアクションの邪魔に感じたし、「余命半年と言われていたサーがなぜ延命できたのか?」もサッパリだったりしたんですが…(「あの“狼”は運命の象徴で、それを乗り越えた」とか?)。ええい、娘を持つ父親としては、白血病の少女が助かったので文句ナシ!m9`Д´) ビシッ 最近は本当に親娘要素に弱いせいか、かなり感化されてしまって、鑑賞後はつい骨髄バンクにドナー登録してしまった次第。
サーのような子どもを助けられれば何よりもうれしいけど、まぁ、オッサンでもいいや(失礼な文章)。
![骨髄バンクのドナーカード](https://stat.ameba.jp/user_images/20170131/12/kamiyamaz/36/c4/j/t02200165_0320024013857801725.jpg?caw=800)
ううむ、ダラダラと駄文を垂れ流しちゃいましたが、そんなワケで大好きでした (〃∇〃) コナミカン できればもう一度ぐらいは劇場で観たかったと思ってるし、当然ながら映像ソフト(できれば谷垣健治さんのオーディオコメンタリー付きで!)が出たら即買おうと心に決めております。まぁ、「バラバラになった人体」などのエグイ描写もあるので、決して万人にはオススメできませんけど(汗)、格闘アクション映画が好きな方なら要チェックの逸品ですぞ。
話は一切繋がっていないものの、前作となるウィルソン・イップ監督作。大好きです。
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近年観たソイ・チェン監督×ドニー・イェン主演作。僕の感想はこんな感じ。
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刑務所モノで連想するジャン=クロード・ヴァン・ダム主演×リンゴ・ラム監督作。優しい心で観て!
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![ドラゴン×マッハ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170104/18/kamiyamaz/c9/e7/j/t02200311_0340048013837805087.jpg?caw=800)
原題:殺破狼II SPL 2: A Time for Consequences
2015/香港、中国 上映時間120分
監督:ソイ・チェン
製作:ウィルソン・イップ、パコ・ウォン
アクション監督:ニッキー・リー
スタントコーディネーター:ジャック・ウォン、ケネス・ロー
出演:トニー・ジャー、ウー・ジン、サイモン・ヤム、ルイス・クー、マックス・チャン、チャン・チー、ケネス・ロー(ロー・ワイコン)、ジュン・コン、ラム・カーワー、キョン・ヒウマン、ロー・ウィンチョン、アンダー・クンティーラー・ヨードチャーン、キャンディ・ユエン
パンフレット:なし
(あらすじ)
香港で闇の臓器売買ビジネスを展開するホン(ルイス・クー)を捕らえるべく、潜入捜査官チーキット(ウー・ジン)は身元が暴かれる恐怖と闘いながら任務を遂行していた。だがミッションのさなかに正体がばれ、タイの刑務所に監禁されてしまう。潜入捜査の指揮官チャン刑事(サイモン・ヤム)がチーキットの行方を必死に探すなか、臓器売買の拠点となっている刑務所の所長(マックス・チャン)は邪魔者チーキットを排除しようと執拗に暴行を加える。正義感の強い看守チャイ(トニー・ジャー)は、臓器移植が必要な愛娘の入院費を所長に工面してもらっているため、非道な行為を見て見ぬ振りをするしかなかった。だがある事実を知り、チーキットを救うことを決意する。“命”をめぐる岐路に立たされた男たちは、熱き拳を交える死闘へと突き進んでいく―!(以上、公式サイトより)
予告編はこんな感じ↓
95点
※本作の感想については、飯星景子さんのブログや加藤ヨシキさんのレビューなどを読むと良いです。
僕はドニー・イェン主演×ウィルソン・イップ監督作の「SPL 狼よ静かに死ね」
1回目は公開週に観まして。
![水曜日のシネマート新宿](https://stat.ameba.jp/user_images/20170116/23/kamiyamaz/b6/ab/j/t02200169_0312024013847259041.jpg?caw=800)
2回目は、公開2週目の最終日。あと1日遅ければ、3週目プレゼントがもらえたのにぃ… (`Δ´;) ヌゥ
![2回目の時のシネマート新宿](https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/23/kamiyamaz/c4/ee/j/t02200165_0320024013873447992.jpg?caw=800)
ありがたいことに、2月に入ってもまだ上映されていたので、先週3回目を観てきたのです。
![3回目の時のシネマート新宿](https://stat.ameba.jp/user_images/20170220/23/kamiyamaz/6c/18/j/t02200165_0320024013873447997.jpg?caw=800)
鑑賞後の僕の気持ちを代弁する寂海王の画像を貼っておきますね。
![スバラシイッッ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/d6/d9/p/t02200201_0259023713873689403.png?caw=800)
一応、原題は「SPL2」となっていながらも、続編感ゼロの本作。とりあえずあらすじを雑に書いてみると、映画は臓器密売組織のイヤな手口を見せる場面から始まりまして(しかも犠牲者は妊婦!)。タイトルが出た後は、北クロン刑務所の刑務官チャイ(トニー・ジャー)と白血病の8歳の娘サー(アンダー・クンティーラー・ヨードチャーン)の交流が描かれるんですが、サーは余命幾ばくもない状況… (ノω・、) グスン 「ドナーは見つかったものの、連絡が取れない」状態なんですけど、そのドナーはなんと臓器密売組織に潜入していた刑事チーキット(ウー・ジン)。身分がバレて北クロン刑務所に受刑者として送られてくるんですが、そんな事情を一切知らないチャイは、「オレは無実だ!ヽ(´Д`;)ノ」と暴れるチーキットとムエタイvsカンフーの素敵なタイマンを繰り広げるのでした (´∀`=) タノシー
真面目な刑務官チャイ。男手一つで娘のサーを育てているんですけれども。
![刑務官チャイ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/2b/23/p/t02200114_0439022713874141381.png?caw=800)
彼女は白血病だったりするのです (´・ω・`) カワイソウ
![白血病の娘サー](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/57/d1/p/t02200112_0447022713874156897.png?caw=800)
そんな時、悪党に囚われた潜入捜査官チーキットが刑務所に送られてきてしまうという運命。
![潜入捜査官チーキット](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/02/d4/p/t02200109_0457022713874141379.png?caw=800)
娘のドナーということも知らず、暴れるチーキットを制圧するチャイなのでした〜(「きょうのわんこ」風に)。
![刑務所初日バトル](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/c5/23/p/t02200128_0391022713874152867.png?caw=800)
で、時系列が少し戻って、今度は「なぜチーキットは刑務所に送られたのか?」が展開ですよ。密売組織の元締めであるホン・マンコン(ルイス・クー)は心臓を患っていて、移植しないといつ死ぬかわからない状態であり、人工心臓に替えたとしても寿命はせいぜい5年程度。しかも「100万人に1人」という珍しい血液型のため、適合者は実の弟のホン・マンビウ(ジュン・コン)しかいないということで、「お前の心臓をよこせ!m9`Д´) ビシッ」と弟に無茶なことを言い出すんですね。そんな中、潜入捜査の指揮官であり叔父であるチャン刑事(サイモン・ヤム)の指示により組織に潜入していたチーキットは、マンビウ拉致の仕事を任されると、その情報を警察に伝える=空港で派手な銃撃戦が勃発! 結果、マンビウは警察が保護するも、刑事の身分がバレたチーキットは組織の息の掛かった刑務所に送られて、人質にされてしまった…というワケだったのです。
臓器売買の元締め、ホン・マンコン。なんだか…ドキドキする名前ですね… (´Д`;) ハァハァ
![臓器売買の元締めホン・マンコン](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/11/3c/j/t02200141_0355022713874141382.jpg?caw=800)
マンコンはすこぶる心臓が悪いので、弟マンビウの心臓を狙うというタチの悪い話。
![心臓を狙われる弟ホン・マンビウ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/d3/3d/j/t02200146_0341022713874141386.jpg?caw=800)
そんな弟を巡って、「密売組織vsボディガードvs警察」の三つ巴の銃撃戦が勃発!
![空港での銃撃戦](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/eb/dc/p/t02200114_0437022713874152862.png?caw=800)
何気に見応えがあって、ワンカットで飛び降りるシーンとか良かったけど…。
![空港からワンカットで飛び出せ!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/d6/77/j/t02200138_0362022713874152869.jpg?caw=800)
僕が一番グッときたのは、マンビウの奥さん(キャンディ・ユエン)による「仕事しなさい!」ビンタ。必見!
![仕事しなさいビンタ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170224/12/kamiyamaz/a5/32/p/t02200115_0435022713875988199.png?caw=800)
そこから「スマホを巡って刑務所暴動バトル」などを経て、チーキットを救出するためにチャン刑事が北クロン刑務所へやってくるも、“眉無しのナイフ使い”(チャン・チー)にマンビンを奪われた挙げ句、チャンも囚われの身になってしまって。チーキットとチャンは「人体を解体して、使える部分を保存しておきますね (o^-')b マカセテ!」的な人間屠殺場に送られて、そのまま殺される…かと思いきや! チャンが自らの手を万力で粉砕→手錠から手を抜いてカギをゲットすると、その“諦めない心”にチーキットのハートもバーニング!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノウォォォォォッ! さらに、良心に目覚めたチャイ&仲良しな同僚(ケネス・ロー)がバスで救出にきてくれて、ハードに戦った結果、チーキットとチャンと同僚は無事脱出するも、今度はチャイが囚われてしまうというね… ('A`) イヤーン
チーキットが看守のスマホで電話しようとしたことが暴動に発展! ワンカット長回し風映像が最高すぎる!
![刑務所で長回し暴動バトル](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/c0/66/j/t02200124_0404022713874156011.jpg?caw=800)
あーだこーだあって、死地から脱出しようとする叔父と甥。マジ燃える場面なんですが、しかし!
![叔父と甥](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/c3/c8/j/t02200144_0346022713874156008.jpg?caw=800)
さらに救出のバスが突っ込んできて、ハートの炎上度がバイバイン! でも、チャイが捕まっちゃうのでした…。
![バスで救出に!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/ba/38/p/t02200109_0458022713874156009.png?caw=800)
脱出したメンバーが病院に逃げ込むと、そこにはサーが入院中で、彼女と出会ったチーキットは「オレがチャイの娘のドナーだったのか!Σ(゚д゚;)」とビックリ。ところが、潜入捜査のために薬物中毒に陥っていたチーキットは「最低3年は骨髄移植ができない」にもかかわらず、「サーは余命半年」だったりするから、全観客が超ガッカリですよ ('A`) ガッカリ とは言え、男気に燃えているチーキットは、暴力を伴う勝手な捜査を開始すると、マンコウが心臓手術する病院を突き止めて襲撃しまして。眉無しのナイフ使いをトンファー(ポリスバトン)で倒すと病院を制圧し、北クロン刑務所の獄長(マックス・チャン)に連絡して囚われのチャイを連れて来させましてね。雑魚をアッサリ倒した後は、格闘アクション映画史に残る2vs1バトルがスタート! なんとか2人がかりで獄長を倒すと、マンコウは弟に見守られながら死亡し、街を彷徨っていたサーは狼に出会うも無事助けられて、大人に成長したサーの「すったもんだがありました (´∀`=し」的なナレーションが流れて、映画は終わってましたよ。
「SPL」のドスvs警棒を思わせるナイフvsトンファーも最高なんですが…。
![ナイフvsトンファー(ポリスバトン)](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/b4/cc/j/t02200124_0403022713874156003.jpg?caw=800)
マックス・チャン演じる獄長(本当は所長だけど、こっちの方がグッとくるので)とのバトルが100点の素晴らしさ。
![素敵すぎるマックス・チャン](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/0b/a1/j/t02200147_0340022713874152872.jpg?caw=800)
この達人2人を相手にしても、決して退かないのです(最終的には負けますが)。
![2人の力を合わせて戦え!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/2c/35/p/t02200109_0459022713874156893.png?caw=800)
最後は、仲良し親子が抱き合ってハッピーエンドでしたヨ… (ノ∀T) ヨカッタネー
![抱き合ってハッピーエンド](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/93/5f/p/t02200106_0470022713874156899.png?caw=800)
ハッキリ言って、あらゆる角度から“僕好みの映画”だったというか。最近は微妙な出演作が多かったトニー・ジャーが太陽のように輝いていただけでなく、個人的には主演作に恵まれていない印象のウー・ジンも役者としてひと皮向けた感があって(手を潰したチャンを見る表情が素晴らしいし、サーからもらった飴を舐めてバイクを走らせるシーンがカッコ良すぎ!)。2人とも代表作になる1本じゃないでしょうか。つーか、体の動きがキレッキレの2人がしっかりしたアクション演出の元で大暴れするんだから、これだけでも十分、元が取れる映画だと思ったり。
今回は像でも象でもなく娘を守るトニー・ジャー。鎖を腕に巻き付けるのは、 荒縄のバンテージ
![手に鎖を巻くトニー・ジャー](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/15/53/j/t02200142_0351022713874156004.jpg?caw=800)
ウー・ジン、体技が見事なのはもちろんのこと、演技もスゲー良かったです。
![ひと皮向けたウー・ジン](https://stat.ameba.jp/user_images/20170224/19/kamiyamaz/0c/15/j/t02200130_0640037913876222118.jpg?caw=800)
ただ、何よりも胸がときめいたのは、獄長役のマックス・チャン。「グランド・マスター」
マックス・チャン演じるクールな獄長はとにかくすべてがカッコ良くて。
![北クロン刑務所の獄長](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/d7/16/j/t02200151_0331022713874141385.jpg?caw=800)
中盤の暴動シーンで、いきなり華麗な飛び蹴りを見せてから、拳法っぽい動きで雑魚を倒していく姿を目の当たりにして…。
![華麗な飛び蹴り!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170224/20/kamiyamaz/6c/25/j/t02200135_0371022713876267423.jpg?caw=800)
僕はすっかり「宮本武蔵を見た愚地親子」気分になりましてね。
![本物だぜ](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/56/80/j/t02200189_0330028313873689407.jpg?caw=800)
クライマックスの2vs1バトルでは、この2人を相手にしても恐るべき強さを発揮!
![2対1でも強い!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/5f/f7/j/t02200146_0342022713874154415.jpg?caw=800)
トニー・ジャーの「必殺のヒジ&ヒザ攻撃」を難なく防御するから…。
![ヒジ攻撃を見事防御](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/3f/8c/j/t02200135_0370022713874152874.jpg?caw=800)
僕は寂海王ライクにビックリですよ。
![驚く寂海王](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/49/78/p/t02200096_0389017013873689399.png?caw=800)
さらに香港アクションではスゲーありがちな「片足を持って柱にぶつけられる攻撃」も…。
![柱にぶつけられそうになるも...](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/ed/4e/p/t02200111_0451022713874154419.png?caw=800)
なんとキッチリ避けちゃうのです!Σ(゚д゚;) ナンデスト!
![ちゃんと避ける!](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/00/98/p/t02200114_0437022713874154424.png?caw=800)
僕ったら、これまた範馬勇次郎風に目を見開いたというね。
![驚く範馬勇次郎](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/8a/ba/p/t02200079_0471017013873689401.png?caw=800)
ちなみに腐女子の方々なら、ルイス・クーとマックス・チャンの絡みを見た瞬間…。
![仲良しな2人](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/a4/0a/j/t02200139_0358022713874154426.jpg?caw=800)
鎬昂昇のようになるのでは…って、どうでも良いですな (ノ∀`) スミマセン
![驚く鎬昂昇](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/10/kamiyamaz/61/e3/p/t02200143_0350022713873689404.png?caw=800)
あと、チャン・チーが演じた“眉無しのナイフ使い”も最高でした。マンビウが匿われている病院に1人で乗りこんでナイフで刑事たちを皆殺しにする場面とか、クライマックス手前のvsトンファー戦とか、もし座席に「いいね」ボタンがあったら連打していたほどですよ(そして無駄に「いいね→取り消し」を繰り返すことに… (ノω・、) アタシッテホントバカ)。モロに「SPL」でウー・ジンが演じた殺し屋ジェットを意識したキャラですが、負けずとも劣らないのではないでしょうか。チャン・チー、今後の活躍を期待したいところです。
この殺し屋、補聴器を付けているあたり、何らかのバックボーンがあるんでしょうな。
![眉なしのナイフ使い](https://stat.ameba.jp/user_images/20170221/22/kamiyamaz/93/cb/j/t02200147_0340022713874154432.jpg?caw=800)
その他、「ルイス・クーの卑劣漢演技」とか「決して心が折れないチャン刑事の熱さ」とか「言葉が通じなくても絵文字で会話できるという素敵展開(このシーンは客席から笑いが起きる)」とか「ケネス・ローがウー・ジン戦で見せる蹴り技」とか「サーのお守りがウォーマシンのマスク」とか「なんだかんだヒドイ目に遭いながらも、兄を哀れむ弟マンビン」とか「『サッポーロン!ヽ(`Д´)ノ』と謝中傑(Alex Chia)が歌う主題歌『衝破』」とか、もう好きなところまみれでしてね…(しみじみ)。唯一、ほとばしるほど微妙に感じたのが、クライマックスのハイクオリティなバトルと同時に「街を彷徨うサーが狼と出会う展開」が挿入されるのが、ごめんなさい、何度見ても意味がわからなかった上にアクションの邪魔に感じたし、「余命半年と言われていたサーがなぜ延命できたのか?」もサッパリだったりしたんですが…(「あの“狼”は運命の象徴で、それを乗り越えた」とか?)。ええい、娘を持つ父親としては、白血病の少女が助かったので文句ナシ!m9`Д´) ビシッ 最近は本当に親娘要素に弱いせいか、かなり感化されてしまって、鑑賞後はつい骨髄バンクにドナー登録してしまった次第。
サーのような子どもを助けられれば何よりもうれしいけど、まぁ、オッサンでもいいや(失礼な文章)。
![骨髄バンクのドナーカード](https://stat.ameba.jp/user_images/20170131/12/kamiyamaz/36/c4/j/t02200165_0320024013857801725.jpg?caw=800)
ううむ、ダラダラと駄文を垂れ流しちゃいましたが、そんなワケで大好きでした (〃∇〃) コナミカン できればもう一度ぐらいは劇場で観たかったと思ってるし、当然ながら映像ソフト(できれば谷垣健治さんのオーディオコメンタリー付きで!)が出たら即買おうと心に決めております。まぁ、「バラバラになった人体」などのエグイ描写もあるので、決して万人にはオススメできませんけど(汗)、格闘アクション映画が好きな方なら要チェックの逸品ですぞ。
話は一切繋がっていないものの、前作となるウィルソン・イップ監督作。大好きです。
近年観たソイ・チェン監督×ドニー・イェン主演作。僕の感想はこんな感じ。
刑務所モノで連想するジャン=クロード・ヴァン・ダム主演×リンゴ・ラム監督作。優しい心で観て!