シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ(ネタバレ)

シュガー・ブルース 家族で砂糖をやめたわけ

シュガー・ブルース

原題:Sugar Blues
2014/チェコ 上映時間81分
監督:アンドレア・ツルコバー
出演:アンドレア・ツルコバー、リチャード・ボドナー、ゲイリー・S・エグリントン、ヨウコ・ノムラ、ブライアン・フー、アデルベルト・ネリセン、キャシー・ドルジン、ドワイト・ランデル、マイケル・D・ガーション、トーマス・スミス、ガリー・トーブス、ハンス・ウルリッヒ・グリム、ハワード・モスコウィッツ、ミシェル・サイモン、ビル・モニング、マーティン・ピジョン、ロベルト・ベルトリーニ、ジャンヌ・フォン・デン・フーフェル
パンフレット:★★★★☆(700円/情報量が多く、シュガーフリー・デザートのレシピも載ってる。マクロビオティックの問題点に触れてるのも偉い)
(解説)
チェコ共和国出身のドキュメンタリー映画作家アンドレア・ツルコバーは、妊娠糖尿病を告げられたことをきっかけに、生活から砂糖を取り除くことの困難さに直面する。精製された砂糖はそんなに体に悪いものなのかということに疑問を抱き、子どもの発達に妊娠糖尿病が影響を及ぼしたのではないかという母親としての不安にも駆り立てられ、ツルコバーはカメラを片手に調査を開始。世界各国をまわり、科学者や研究者、医師、糖尿病の患者から、政治家やジャーナリストにも取材し、砂糖業界の闇や砂糖の危険性に切り込んでいく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




40点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、この映画が好きな人は確実に不快になると思うので、気をつけて!


映画鑑賞の財源確保のために普段の主食は「ペヤング 超大盛やきそば」ながらも、一応、僕は「マッスル&フィットネス」を毎月愛読する程度の健康志向ではありましてね(苦笑)。今年の4月上旬、なんとなく気になって「あまくない砂糖の話 THAT SUGAR FILM」を鑑賞したら、鼻につく部分はあったもののタメになったので、同じようなテーマの本作も観たくなりまして。8月末、渋谷のアップリンクに足を運んできました。「この伝え方、好きじゃないなー (・ε・) ウーン」と面倒くさくなりましたよ。


関連書籍が売られてました。客席はほぼ満席だった記憶。
関連書籍など


乱暴に描くと、ポップだった「あまくない砂糖の話」をもう少し真面目なムードで作った…という印象。「3人目の子どもを妊娠した時に妊娠糖尿病として診断されたので、砂糖を絶つことにしました」といったセルフドキュメンタリーで、”「至福点(Bliss Point)」を開発した心理物理学者”ハワード・モスコウィッツが同じように出てきたりしてね。「人間は砂糖のせいで病気になったりして、それらを砂糖業界や大企業は隠蔽しているので、アタシたちは『砂糖は人を殺す』ってメッセージを伝え続けていくYO!ヽ川`Д´)ノ」って内容でしたよ、確か。なんかね、本作が訴えていることは非常に真っ当だと思いました。正直な話、実は僕も「あまくない砂糖の話」を観てから「積極的に甘い物を食べない(プロテインや加工食品に含まれているものは除く)」という風に、緩やかに砂糖を絶っているんですが(たまにはこういう食事もするけどね)、確かに前よりも体調が良くなったような気がしないでもないと思わなくもないかもしれません。


ちなみに映画の題名は、この曲からタイトルをいただいたウィリアム・ダフティの著書が由来となっているそうな (゚⊿゚) ヘー




ただ、「砂糖は人を殺す」なんてプラカードを子どもにまで持たせる姿勢は大嫌い。パンフで監督が「家での食事が美味しければ、お店でジャンクフードを買う必要がない」なんて言ってたけど、ごめんなさい、それは綺麗事にしか聞こえない。この監督の主張自体はほとんど正論なんだろうなとは思いながらも(「構造的暴力の一種」とか)、ベッド・インパフォーマンスのオマージュをしたりとかさ、その伝え方がまったく好きになれなかったんですよね…。だったら、僕は「そんな食生活じゃ筋肉が育たないゾ」って優しく教えてくれる「マッスル&フィットネス」派だし、そもそも「砂糖の摂取なんてほどほどにすればいいんじゃないの?」って思っちゃった…って、「あまくない砂糖の話」の時と同じような面倒くさい着地になってゴーメンナサイヨ!( ゚д゚) ゴーメンナサイヨ!


「あまくない砂糖の話」の時にも貼った範馬勇次郎の名言を貼っておきますね(「範馬刃牙」より)。
毒も喰らう、栄養も喰らう


おしまい ( ゚д゚) ゴーメンナサイヨ!




同じようなことを訴える内容の映画。僕の感想はこんな感じ



劇場で平積みになってた本。興味はあるんですがー。