ミラクル・ニール!(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ミラクル・ニール!(ネタバレ)

ミラクル・ニール!

ミラクル・ニール!

原題:Absolutely Anything
2015/イギリス 上映時間85分
監督・脚本:テリー・ジョーンズ
製作:ビル・ジョーンズ、ベン・ティムレット
製作総指揮:マイク・メダボイ、クリス・チェサー、ベン・ホワイト、マーク・サンデル、エドワード・シモンズ、ケント・ウォルウィン、ディーン・ゴールドバーグ、デビッド・ロジャース、ジェイソン・ギャレット、ジェレミー・マーテル
脚本:ギャビン・スコット
撮影:ピーター・ハナン
美術:ジェームズ・アシュソン
衣装:ジェームズ・アシュソン
編集:ジュリアン・ロッド
音楽:ジョージ・フェントン
出演:サイモン・ペッグ、ケイト・ベッキンセール、サンジーブ・バスカー、ロブ・リグル グラント、ロバート・バサースト、エディ・イザード、ジョアンナ・ラムレイ、マリアンヌ・オールダム、エマ・ピアソン、ミーラ・サイアル
声の出演:ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズ、マイケル・ペイリン、ロビン・ウィリアムズ
パンフレット:★★(720円/内容は頑張ってるけど、値段の割に薄い。とにかく薄い)
(あらすじ)
銀河法の定めにより、エイリアンが滅亡を狙う地球の運命を預かることとなったイギリスの教師ニール(サイモン・ペッグ)。なんでも願いがかなうという能力を手に入れたニールだったが、愛犬のデニス(ロビン・ウィリアムズ)を話せるようにしたり、死者をゾンビとして復活させるなど、せっかくの能力をロクなことにしか使わず……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の感想は、日々の暮らしに疲れた文章が書かれていてイヤな気持ちになる可能性が高いので、映画にわかさんとかはちごろうさんのブログとか読むと良いザンス。


モンティ・パイソンに関しては何の思い入れもないんですが、それなりにサイモン・ペッグが好きだし、なんかこういう軽いコメディが観たくなってしまって。新宿バルト9夕方割を利用して鑑賞してきました。「あんた、優しい人だね (´∀`)」と思ったり。ちなみに観たのは3番スクリーンでそれなりの入りでしたよ。


映画館のトイレの近くには「喋る犬デニス」がいたりして、前を通ると話しかけてきました。
犬が喋る!

僕の心を代弁する「伝染るんです。」の一コマを貼っておきますね。
あんた、やさしい人だね


「平凡な男が神様のようなスゴイ能力を手に入れたコメディ」なんて聞くと「ブルース・オールマイティ」あたりが思い出されるワケですが、まぁ、非常に良い感じの映画でしたよ。なんて言うんですかね、「猿の手」のような「願った時の言葉をそのまま受け取られちゃって大変なことになる」的な笑いが繰り広げられてて(死んだ人の復活を願うとゾンビになる感じ)、基本的にはずっと笑いながら観てました。喋れるようになった犬デニスがまた超可愛くて、どちらかと言えば猫派の僕ですら犬が飼いたくなったほど!ヽ(ФДФ)ノ ニャー! その声を故ロビン・ウィリアムズが演じているというのもしんみりしましたね…。オチを書いておくと、実はニールに超能力を与えた宇宙人は邪悪な存在ですべては戯れだった→地球を滅ぼそうとするものの、主人想いのデニスが力を譲り受けて“力の源”を破壊する願いを唱える→宇宙人たちは消滅して力も無くなりまして。ニールは傷つけてしまった隣人のキャサリン(ケイト・ベッキンセール)と仲直りして、犬に変えられたクズ野郎のグラント(ロブ・リグル)はそのまま生きることとなって、終わってました…よね、確か。


グラントによる“願いごとの強制”でこんな状態になるのもバカバカしくて良かったです。
酷い目に遭うニール


つーかね、この映画の主人公や製作者は優しい人だなぁと。というのは、僕がこんな能力を手に入れていたら、もっと凄惨かつゴアな内容になるのは間違いなくて。いや、正直なところ、笑いながらもイライラしたというかさ、グラントなんてさっさと殺せば済む話だし、もっと…性的なこととか…いろいろと満たせばいいじゃないですか…(いろいろと残念な文章)。そもそも僕らは物心がついた時から「何でも願いごとが叶うとしたらどうする?→その願いを100個に増やす」といった恋愛15シミュレーションを何度も繰り返して生きてきただけに、どうしてもこの類の「願いが叶います」話を観ると、「どうしてそうなるかなぁ!ヽ(`Д´)ノ キィィィィ!」的な不満も覚えてしまう。グラントなんてさっさと殺せば済む話だし…(2回目)。大体、なぜ「働かずに大金がもらえるようになりたい」という僕の願いはまったく叶う気配を見せないのか。宝くじを買わずとも宝くじが当たる方法はないのか。そんな、映画の感想と関係のない文章を垂れ流してしまったのは、日々の暮らしに疲れたみたい。人間は健康的な生活を送るのが一番なんでしょうな。おしまい。




モンティ・パイソン入門に最適な映画だそうです。観てみようかしらん。



大好きな映画。テリー・ジョーンズが脚本を書いてたんですな。