2015年2月に観たDVDの覚え書き
※今回の記事は、「リベンジ・ファイト」、「アニー2」、「野獣の瞳」、「史上最強スパイMr.タチマワリ!~爆笑世界珍道中~ 」、「タイム・ソルジャーズ/愛は時空を越えて」、「プライマー」の“ネタバレ全開の感想”を書いているので、気をつけて!
なんだかサッパリ元気が出ない今日このごろですが、なんとなく「先月観たDVDの感想」をアップしてみますよ↓
<1本目>
リベンジ・ファイト
(あらすじ)
悲惨な過去を背負い打ちひしがれているが、負け知らずのボクサーであったセイラー・オコナー(ドミニク・パーセル)は、希望を失っていた。偶然にも再びリングに立てるチャンスがめぐってきて、挑戦することになる。対戦相手(アイザック・スミス)は若く敏捷だったが、昔なじみのファイトチーム(マイケル・アイアンサイドとジェームズ・カーン)の協力を得て、セイラーは最後の試合に挑む。いつタオルを投げ入れるべきかわからない状態の中、セイラーは自分の中の悪魔と向き合い、リングで激しい攻撃を受け、血まみれになりながら、必死に立ち続ける。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
70点
ジャケットを見て気になってしまって、借りてみました。「まぁ、好き (・∀・)」って感じですかね。主人公は“1度もダウンしたことがない老ボクサー”オコナーで、末期ガンの母親を故郷に連れて行く旅費を稼ぐため、リングに上がるんですけど…。対戦相手のキングにも「荒んだ家庭から抜け出したい&恋人が妊娠」などの負けられない事情があるあたりは、名作「クライング・フィスト 泣拳」を連想しました(ただ、基本的にはオコナー寄り)。トレーナーの1人としてマイケル・アイアンサイドが出てくるんですが、スゲー太ってる&老けててビックリ。
「幼いころ、クズな父親に殴られて気絶→その間に母親が殴られた→二度とダウンしないと誓った」というオコナーのキャラ設定にはグッときつつも、「あんなに打たれたらスタンディングダウンをとられるのでは?」と思うところもしばしば。「飲酒運転で家族をファムケ・ヤンセンに殺されている→試合後に赦す」というラストも安易すぎる感があるんですが、その直前の“ダウンしそうなオコナーをキングが支えてあげる場面”は、「茶番じゃねーか!( ;∀;) バカヤロウ!」と怒りながらも号泣。「敗者にもちゃんと大金が入る」という設定とか甘いと思いつつも、嫌いじゃない映画でしたよ。ちなみに監督・脚本のダミアン・リーは、ドルフ・ラングレン主演の「ジル・リップス 殺戮者」のプロデューサーだった…って、どうでも良いですな。
<2本目>
アニー2
(あらすじ)
大富豪のオリヴァー・”ダディ”・ウォーバックスに養子として迎えられたアニーは、性悪なハニガン先生と共に孤児院で暮らしているまだ引き取り先が決まっていないモリーを、養子として引き取られる可能性が低くなる9歳になるまでに友人のハーナと一緒に引き取り先を探してあげようとする。そんなアニーを追跡していたルパート・ホグボトムとその仲間のミーン・マーフィ・ナックルズは、ルパートの母親であるエドウィナの命を受けてウォーバックス邸に篭っている発明家のイーライ・イオン教授が発明した「イオナイト」を狙い、教授を捕らえてイオナイトの秘密を暴こうとする。アニーとハーナは占い師に手相を調べてもらうと、なにか悪いことが起こると予言される。そのことをウォーバックスに伝え、彼が予定しているロンドンへナイトの称号を受けに行くことを中止するように言うアニーだったが聞き入れられず、アニーとハーナも船旅に同行することになる。2人はモリーも連れて行こうとするがハニガン先生から拒まれ、内緒で旅行かばんに彼女を入れて密航させることにする。
乗船したアニーとハーナは、ばれないようにモリーの夕食を用意しようとするが上手くいかない。船にはエドウィナも乗っており、頻繁にウォーバックスへ接触を図ってくる。そんななか船で隠密行動を取っていたルパートとマーフィは、教授の部屋に押し入り彼をさらおうとする。だが不審に思ったアニーたちによって妨害され、ルパートは自分たちが海に飛び込んで死亡したと見せかける。その際にモリーが密航していることをウォーバックスに知られてしまい、ロンドンに着いたらアメリカに送り帰すと言われるが、ロンドンに到着するとウォーバックスから今回だけは許すと話される。ホテルでエドウィナから指示されたルパートとマーフィは牛乳に睡眠薬を仕込みアニーたちを眠らせようとするが、感づいたウォーバックスやボディーガードのパンジャブ、遊びに行こうと急いでいたアニーとハーナは牛乳を飲まず眠らなかった。部屋に忍び込んだルパートとマーフィを捕まえたパンジャブは、ウォーバックスに2人を突き出すが隙を突かれて逃げられてしまう。公園に来たアニーたちは牛乳を飲んで眠ってしまったモリーを気遣っていると、そこにクリケットをしに来たマイケル・ウェブに会い心配してくれた彼の家に連れて行ってもらう。(以上、wikipediaより)
予告編はこんな感じ↓
10点
2014年版の「ANNIE/アニー」を観るにあたって、1982年版を見直したついでにインスタントビデオで観てみたんですけど、スゲーどうでも良かったですよ。「アニーがイギリス王室を攻撃しようとする悪の一味と戦う」って、出来の悪い二次創作を観ているよう。ミュージカル的な場面はほぼないんですが、クライマックス、悪党の陰謀を防いだ後、唐突に「トゥモロー」を歌い出した時は失笑いたしました。「アニーという名前の赤毛の女の子が登場するなら、どんなクソ映画でも構わない」という方以外は絶対観ない方が良いです。
<3本目>
野獣の瞳
(あらすじ)
キックボクサーを夢見て、ジムで付き人をつとめる青年ケン(アーロン・クォック)は、香港チャンピオンのチャン(マイケル・トン)の試合に現れた美女グロリア(カルメン・リー)に恋をする。グロリアはチャンの妹で、チャンはケンに妹に近づくなと宣告。チャンを倒すことを夢見るケンは、名トレーナーのハン(サモ・ハン・キンポー)に師事。見る間に頭角を現したケンはデビュー戦以来連戦連勝。かくしてタイトルマッチで、チャンに挑戦。激闘が続くが、ケンは誤ってチャンを死なせてしまう。実は妊娠していたグロリアは悲しみのあまりケンの元を去り、中絶手術を受ける。空虚な日々を非合法の賞金マッチでまぎらすケン。彼の脳は傷を負い始めた。が、グロリアとの再会が彼を再起させた。チャンの夢だったアジア王者、山田(澤田謙也)に挑戦したのだ。激闘の末、山田を破ったケンだが、やがて彼の身体がマットに沈む。ケンは病院でグロリアに見守られて死んだ。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
60点
2月上旬、スターリング・エレファントさんの知人に教えてもらいまして。レンタル屋になかったので、仕方なく購入して視聴しました。そこそこは良かったカナー (´∀`) 話を雑に書くと、アーロン・クォックがサモ・ハン・キンポーの元でキックボクシングの修行をして、強い選手になるも、恋人の兄をリング上の事故で殺してしまって(恋人は主人公の子を堕胎)。人生投げやりになって“闇の賭け試合”に出場するようになるも、恋人と和解したことで再び表舞台に立つことになり、アジア王者の日本人・澤田謙也と対戦→勝利するも、頭部のケガのせいで死亡して終わってましたよ。
要は、「あしたのジョー」の香港&キックボクシング版というか。アクション監督はユエン・タクで、1997年の作品として優しい気持ちで見れば、格闘シーンは頑張ってるんじゃないかしらん。残念なのはドラマ部分で、主人公が勝手すぎる上に、師匠もそんなに優秀に見えなくて、イマイチ燃えないんですよね…。僕的に澤田謙也さんが観られたのはうれしかったけど、日本人が王者という設定は、製作当時、K-1が流行ってたからなんでしょうか(中量級が始まるのはもっと後ですが)。
<4本目>
史上最強スパイMr.タチマワリ!~爆笑世界珍道中~
(あらすじ)
1940年、巨大な闇の組織がますますその勢力を拡張していく中… 最精鋭特殊要員たちの名簿がはいった国家一級機密文書と女性秘密要員クム・ヨンジャ(コン・ヒョジン)が作戦遂行中、風のように消えてしまう。臨時政府の首長たちは、事態がこのようになってしまい、今まで隠しておいた最後の兵器を持ち出すことに。そこへ表われたのは正義のために熱い胸で銃口をねらう男、タチマワLee(イム・ウォニ)!!彼は、最高の武器開発者ナム博士を通じ、新型武器の支援を貰い、諜報界の黒い花と呼ばれる官能的スパイのマリ(パク・シヨン)を新しいパートナーに迎えることに。しかし、敵の動きは影のように静かで速かった。最精鋭秘密要員タチマワLeeが、消えた一級文書を探すために上海、アメリカ、満州、スイスなど世界中を行き来しながら繰り広げるスパイ大作戦!(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
65点
「リュ・スンワン監督の映画は一応チェックしたい」という気持ちがあったのと、「ジョーカー・ゲーム」を観てスパイ熱が盛り上がっていたので、今さらながらレンタルしました。そこそこ楽しかったです (・∀・) タチマワLeeを演じたイム・ウォニが、“あんな顔”ながら2枚目役をこなしていて、それなりには愉快なコメディというか。監督の実弟リュ・スンボムが登場したのはうれしかったり。
アクションもなかなか見応えがあり、特に大好きな香港映画「ブレード/刀」のオマージュシーンには感心(必然性は感じられないけど、監督が大好きなんでしょうね)。全体的に冗長な感じがして、少し飽きるところもありましたが、レンタル代の元は十分取れましたよ。一応、オチを書いておくと、日本軍の野望を阻止して、恋人から求愛される→崖を転がり落ちて、NGシーンに突入してました。
「ブレード/刀」のオマージュ、頑張ってましたな。
<5本目>
タイム・ソルジャーズ/愛は時空を越えて
(あらすじ)
17世紀の明王朝からふたりの戦士が、300年後の現代にタイムスリップする。残虐な衛兵隊長のフォン(ユン・ワー)と、彼の野望を阻止するべく戦う副隊長のチェン(ユン・ピョウ)。時空を超えたふたりの戦いは現代のひとりの女性ポーラ(マギー・チャン)を巻き込み、熾烈なものとなっていく……。(以上、allcinemaより)
予告編はこんな感じ↓
72点
3月7日から公開されるドニー・イェン兄貴の主演作「アイスマン」の元ネタということで、観ておこうと思いまして。近所のレンタル屋で見当たらなかったので、インスタントビデオで鑑賞しました。ユン・ピョウかわいいよユン・ピョウ… (´Д`;) ハァハァ ちなみに監督はクラレンス・フォクで、現在公開中の「スペシャルID 特殊身分」を撮った人…ってのも因果な感じがしなくもない。
まさかユン・ピョウがこれほど愛らしかったとは! 正直、今までは「ジャッキーと比べると…ねぇ?(`∀´) ケケッ」なんて“上から目線”であり、5本ぐらいしか主演作をチェックしてなかったんですが、しかし! さすがは“香港ビッグ3”と呼ばれた男。いや、決して嫌いではなかったけど、ユン・ピョウにはユン・ピョウの良さがあるというか、あらためてその魅力に気付かされましたよ… (`Δ´;) ヌゥ
今作の「現代に甦った真面目な衛兵隊副隊長」役は、オーダーした背広のようにジャストフィット。自分の置かれた状況に戸惑う姿がキュートであり、ギャップコメディとしてなかなか愉快なのです。ヒロイン役のマギー・チャンがあまりにクソ女だったり、ユン・ワー演じる宿敵があまりに外道だったりと(女性をレイプ→殺害しまくる…)、ドン引きするところもあるんですけど、昔の作品にしてはアクションも見応えあるし、非常に楽しかったです。オチだけ書いておくと、ユン・ワーを倒すとユン・ピョウは過去の時代に帰ってしまうんですが、ピンチに陥ったマギー・チャンの前にそっくりな男が現れてアラアラ…って感じの実に香港映画らしい終わり方でしたヨ (^ε^) ウッフン
<6本目>
プライマー
(あらすじ)
アメリカ、郊外の平凡な街。エンジニアのアーロン(シェーン・カルース)は、自宅のガレージで友人のエイブ(デヴィッド・サリバン)たちとオリジナル製品の開発を行っていた。しかし、彼等の主力商品は大量注文の望めない代物でビジネスと呼ぶには程遠く、研究も次第に行き詰まっていった。そんなとき、エイブは起死回生のアイデアを思いつく。超伝導を利用して重力を軽減させる装置。もし成功すればノーベル賞も夢ではないうえに、大きな投資が見込める可能性もある。そんな“夢物語”の開発に仲間は反対するが、アーロンとエイブはこの研究をふたりだけで推し進める。開発費の調達もままならない中、ダクトテープに覆われた“箱”型の装置を作り出す。この実験の過程で、ふたりは思いもよらない発見をする。“箱”は一度起動するとバッテリーを外しても、自然に稼動し続けること。たまたま“箱”に混入したカビが、通常の数十倍の早さで培養されること。そしてアーロンとエイブは、ある驚くべき結論に至る。“箱”の中は、時間の概念が変わる“ワームホール”なのだと。つまり、タイムトラベルが可能になるのだ。アーロンは、人が入ることができる大きさの“箱”の開発をエイブに提案する。ふたりは“箱”の保管場所として、住宅地から離れた貸倉庫へ下見に向かう。しかし、エイブは車を、なぜか貸倉庫が望める空き地に止めた。そして、エイブに渡された双眼鏡でアーロンが見たものは、酸素ボンベを手に倉庫に入ろうとしているもうひとりのエイブの姿だったのだ! そう、既にエイブはタイムトラベルを経験し、未来から戻ってきたのである。ふたりが目にしているのは、タイムトラベル直前のエイブだった。貸倉庫に設置された、タイムトラベルのためのふたつの“箱”。エイブに促され、自らもタイムトラベルを体験するアーロン。ふたりは酸素ボンベを抱え6時間、“箱”の中で過ごす。6時間後、ふたりは“箱”に入った時点からさらに6時間前の世界へとタイムトラベルする。未来を知るふたりは株価の情報を事前に仕入れ、過去に戻り、大金を手に入れる。アーロンとエイブは、すべての欲望を満たす力を手にしたかのようだった。しかし、タイムトラベルには、絶対的に避けられない問題があったのだ。それは、分身(ダブル)の存在。タイムトラベルのタブーとされる“分身との遭遇”を避けるため、外界との接触を断ち、ホテルに身を潜める。だが、自らの欲望を実現するため、そして過去と現在との整合を得るために、倉庫とホテルの往復を繰り返す必要があった。その繰り返しの中で徐々にさまざまな矛盾が露呈し、アーロンとエイブの未来が歪み始める。公園で話しをするアーロンとエイブ。アーロンの耳から流れる、夥しい血。両腕が麻痺し、字が書けなくなるエイブ。ロバート(ケイシー・グッデン)のホームパーティに出かけ、レイチェル(サマンサ・トムソン)の元恋人と格闘するアーロン。自宅で食器を洗うアーロンとエイブ。どれが本来のアーロンとエイブで、どれが分身なのか?(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
「週刊プレイボーイ」の映画評で、”信用できるサタニスト”の高橋ヨシキさんが触れてまして。「プリデスティネーション」の前に観ておこうかと思って、いそいそとレンタルしたんですが、何が何やら!Σ(゚д゚;) ヒィィ! 偶然、タイムマシンを発明した男たちが過去に戻りまくるんですけど、「箱の中で過ごした時間だけ戻る」という仕組みがわかりにくいし、「今、画面に映っているのは“どの時系列の彼ら”なのか?」といった説明がない上に「彼ら自身も増殖していく」ので、非常にややこしいのです。ハッキリ言って、「大変なものを借りちゃったなぁ… (・ω・;) ウーム」って心境に陥りましたよ。
詳細&ネタバレに関してはこちらやこちらを読んでいただければと思うんですが、とにかくわかりにくいィィィィ!ヽ(`Д´)ノURYYYY! 決してつまらなくはないものの、僕程度の知能では追いつかないというか、そのうち考えるのをやめた。一応、オチを僕なりの解釈で書いておくと、1人は「これ以上大変なことになるのを防ぐ!」と“もう1人”の自分を監視することになり、もう1人はどこかの国でタイムマシンを量産するようなムードを漂わせて、終わってました。
そんなワケで、先月観たDVD作品は合計6本。率直に書くと、万人にオススメの作品はないんですけど…。難しいSFタイムパラドックス映画に興味がある人は「プライマー」、香港映画が好きな人は「タイム・ソルジャーズ/愛は時空を越えて」をチェックすると良いかもしれませんな。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。
なんだかサッパリ元気が出ない今日このごろですが、なんとなく「先月観たDVDの感想」をアップしてみますよ↓
<1本目>
リベンジ・ファイト
(あらすじ)
悲惨な過去を背負い打ちひしがれているが、負け知らずのボクサーであったセイラー・オコナー(ドミニク・パーセル)は、希望を失っていた。偶然にも再びリングに立てるチャンスがめぐってきて、挑戦することになる。対戦相手(アイザック・スミス)は若く敏捷だったが、昔なじみのファイトチーム(マイケル・アイアンサイドとジェームズ・カーン)の協力を得て、セイラーは最後の試合に挑む。いつタオルを投げ入れるべきかわからない状態の中、セイラーは自分の中の悪魔と向き合い、リングで激しい攻撃を受け、血まみれになりながら、必死に立ち続ける。(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
70点
ジャケットを見て気になってしまって、借りてみました。「まぁ、好き (・∀・)」って感じですかね。主人公は“1度もダウンしたことがない老ボクサー”オコナーで、末期ガンの母親を故郷に連れて行く旅費を稼ぐため、リングに上がるんですけど…。対戦相手のキングにも「荒んだ家庭から抜け出したい&恋人が妊娠」などの負けられない事情があるあたりは、名作「クライング・フィスト 泣拳」を連想しました(ただ、基本的にはオコナー寄り)。トレーナーの1人としてマイケル・アイアンサイドが出てくるんですが、スゲー太ってる&老けててビックリ。
「幼いころ、クズな父親に殴られて気絶→その間に母親が殴られた→二度とダウンしないと誓った」というオコナーのキャラ設定にはグッときつつも、「あんなに打たれたらスタンディングダウンをとられるのでは?」と思うところもしばしば。「飲酒運転で家族をファムケ・ヤンセンに殺されている→試合後に赦す」というラストも安易すぎる感があるんですが、その直前の“ダウンしそうなオコナーをキングが支えてあげる場面”は、「茶番じゃねーか!( ;∀;) バカヤロウ!」と怒りながらも号泣。「敗者にもちゃんと大金が入る」という設定とか甘いと思いつつも、嫌いじゃない映画でしたよ。ちなみに監督・脚本のダミアン・リーは、ドルフ・ラングレン主演の「ジル・リップス 殺戮者」のプロデューサーだった…って、どうでも良いですな。
<2本目>
アニー2
(あらすじ)
大富豪のオリヴァー・”ダディ”・ウォーバックスに養子として迎えられたアニーは、性悪なハニガン先生と共に孤児院で暮らしているまだ引き取り先が決まっていないモリーを、養子として引き取られる可能性が低くなる9歳になるまでに友人のハーナと一緒に引き取り先を探してあげようとする。そんなアニーを追跡していたルパート・ホグボトムとその仲間のミーン・マーフィ・ナックルズは、ルパートの母親であるエドウィナの命を受けてウォーバックス邸に篭っている発明家のイーライ・イオン教授が発明した「イオナイト」を狙い、教授を捕らえてイオナイトの秘密を暴こうとする。アニーとハーナは占い師に手相を調べてもらうと、なにか悪いことが起こると予言される。そのことをウォーバックスに伝え、彼が予定しているロンドンへナイトの称号を受けに行くことを中止するように言うアニーだったが聞き入れられず、アニーとハーナも船旅に同行することになる。2人はモリーも連れて行こうとするがハニガン先生から拒まれ、内緒で旅行かばんに彼女を入れて密航させることにする。
乗船したアニーとハーナは、ばれないようにモリーの夕食を用意しようとするが上手くいかない。船にはエドウィナも乗っており、頻繁にウォーバックスへ接触を図ってくる。そんななか船で隠密行動を取っていたルパートとマーフィは、教授の部屋に押し入り彼をさらおうとする。だが不審に思ったアニーたちによって妨害され、ルパートは自分たちが海に飛び込んで死亡したと見せかける。その際にモリーが密航していることをウォーバックスに知られてしまい、ロンドンに着いたらアメリカに送り帰すと言われるが、ロンドンに到着するとウォーバックスから今回だけは許すと話される。ホテルでエドウィナから指示されたルパートとマーフィは牛乳に睡眠薬を仕込みアニーたちを眠らせようとするが、感づいたウォーバックスやボディーガードのパンジャブ、遊びに行こうと急いでいたアニーとハーナは牛乳を飲まず眠らなかった。部屋に忍び込んだルパートとマーフィを捕まえたパンジャブは、ウォーバックスに2人を突き出すが隙を突かれて逃げられてしまう。公園に来たアニーたちは牛乳を飲んで眠ってしまったモリーを気遣っていると、そこにクリケットをしに来たマイケル・ウェブに会い心配してくれた彼の家に連れて行ってもらう。(以上、wikipediaより)
予告編はこんな感じ↓
10点
2014年版の「ANNIE/アニー」を観るにあたって、1982年版を見直したついでにインスタントビデオで観てみたんですけど、スゲーどうでも良かったですよ。「アニーがイギリス王室を攻撃しようとする悪の一味と戦う」って、出来の悪い二次創作を観ているよう。ミュージカル的な場面はほぼないんですが、クライマックス、悪党の陰謀を防いだ後、唐突に「トゥモロー」を歌い出した時は失笑いたしました。「アニーという名前の赤毛の女の子が登場するなら、どんなクソ映画でも構わない」という方以外は絶対観ない方が良いです。
<3本目>
野獣の瞳
(あらすじ)
キックボクサーを夢見て、ジムで付き人をつとめる青年ケン(アーロン・クォック)は、香港チャンピオンのチャン(マイケル・トン)の試合に現れた美女グロリア(カルメン・リー)に恋をする。グロリアはチャンの妹で、チャンはケンに妹に近づくなと宣告。チャンを倒すことを夢見るケンは、名トレーナーのハン(サモ・ハン・キンポー)に師事。見る間に頭角を現したケンはデビュー戦以来連戦連勝。かくしてタイトルマッチで、チャンに挑戦。激闘が続くが、ケンは誤ってチャンを死なせてしまう。実は妊娠していたグロリアは悲しみのあまりケンの元を去り、中絶手術を受ける。空虚な日々を非合法の賞金マッチでまぎらすケン。彼の脳は傷を負い始めた。が、グロリアとの再会が彼を再起させた。チャンの夢だったアジア王者、山田(澤田謙也)に挑戦したのだ。激闘の末、山田を破ったケンだが、やがて彼の身体がマットに沈む。ケンは病院でグロリアに見守られて死んだ。(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
60点
2月上旬、スターリング・エレファントさんの知人に教えてもらいまして。レンタル屋になかったので、仕方なく購入して視聴しました。そこそこは良かったカナー (´∀`) 話を雑に書くと、アーロン・クォックがサモ・ハン・キンポーの元でキックボクシングの修行をして、強い選手になるも、恋人の兄をリング上の事故で殺してしまって(恋人は主人公の子を堕胎)。人生投げやりになって“闇の賭け試合”に出場するようになるも、恋人と和解したことで再び表舞台に立つことになり、アジア王者の日本人・澤田謙也と対戦→勝利するも、頭部のケガのせいで死亡して終わってましたよ。
要は、「あしたのジョー」の香港&キックボクシング版というか。アクション監督はユエン・タクで、1997年の作品として優しい気持ちで見れば、格闘シーンは頑張ってるんじゃないかしらん。残念なのはドラマ部分で、主人公が勝手すぎる上に、師匠もそんなに優秀に見えなくて、イマイチ燃えないんですよね…。僕的に澤田謙也さんが観られたのはうれしかったけど、日本人が王者という設定は、製作当時、K-1が流行ってたからなんでしょうか(中量級が始まるのはもっと後ですが)。
<4本目>
史上最強スパイMr.タチマワリ!~爆笑世界珍道中~
(あらすじ)
1940年、巨大な闇の組織がますますその勢力を拡張していく中… 最精鋭特殊要員たちの名簿がはいった国家一級機密文書と女性秘密要員クム・ヨンジャ(コン・ヒョジン)が作戦遂行中、風のように消えてしまう。臨時政府の首長たちは、事態がこのようになってしまい、今まで隠しておいた最後の兵器を持ち出すことに。そこへ表われたのは正義のために熱い胸で銃口をねらう男、タチマワLee(イム・ウォニ)!!彼は、最高の武器開発者ナム博士を通じ、新型武器の支援を貰い、諜報界の黒い花と呼ばれる官能的スパイのマリ(パク・シヨン)を新しいパートナーに迎えることに。しかし、敵の動きは影のように静かで速かった。最精鋭秘密要員タチマワLeeが、消えた一級文書を探すために上海、アメリカ、満州、スイスなど世界中を行き来しながら繰り広げるスパイ大作戦!(以上、amazonより)
予告編はこんな感じ↓
65点
「リュ・スンワン監督の映画は一応チェックしたい」という気持ちがあったのと、「ジョーカー・ゲーム」を観てスパイ熱が盛り上がっていたので、今さらながらレンタルしました。そこそこ楽しかったです (・∀・) タチマワLeeを演じたイム・ウォニが、“あんな顔”ながら2枚目役をこなしていて、それなりには愉快なコメディというか。監督の実弟リュ・スンボムが登場したのはうれしかったり。
アクションもなかなか見応えがあり、特に大好きな香港映画「ブレード/刀」のオマージュシーンには感心(必然性は感じられないけど、監督が大好きなんでしょうね)。全体的に冗長な感じがして、少し飽きるところもありましたが、レンタル代の元は十分取れましたよ。一応、オチを書いておくと、日本軍の野望を阻止して、恋人から求愛される→崖を転がり落ちて、NGシーンに突入してました。
「ブレード/刀」のオマージュ、頑張ってましたな。
<5本目>
タイム・ソルジャーズ/愛は時空を越えて
(あらすじ)
17世紀の明王朝からふたりの戦士が、300年後の現代にタイムスリップする。残虐な衛兵隊長のフォン(ユン・ワー)と、彼の野望を阻止するべく戦う副隊長のチェン(ユン・ピョウ)。時空を超えたふたりの戦いは現代のひとりの女性ポーラ(マギー・チャン)を巻き込み、熾烈なものとなっていく……。(以上、allcinemaより)
予告編はこんな感じ↓
72点
3月7日から公開されるドニー・イェン兄貴の主演作「アイスマン」の元ネタということで、観ておこうと思いまして。近所のレンタル屋で見当たらなかったので、インスタントビデオで鑑賞しました。ユン・ピョウかわいいよユン・ピョウ… (´Д`;) ハァハァ ちなみに監督はクラレンス・フォクで、現在公開中の「スペシャルID 特殊身分」を撮った人…ってのも因果な感じがしなくもない。
まさかユン・ピョウがこれほど愛らしかったとは! 正直、今までは「ジャッキーと比べると…ねぇ?(`∀´) ケケッ」なんて“上から目線”であり、5本ぐらいしか主演作をチェックしてなかったんですが、しかし! さすがは“香港ビッグ3”と呼ばれた男。いや、決して嫌いではなかったけど、ユン・ピョウにはユン・ピョウの良さがあるというか、あらためてその魅力に気付かされましたよ… (`Δ´;) ヌゥ
今作の「現代に甦った真面目な衛兵隊副隊長」役は、オーダーした背広のようにジャストフィット。自分の置かれた状況に戸惑う姿がキュートであり、ギャップコメディとしてなかなか愉快なのです。ヒロイン役のマギー・チャンがあまりにクソ女だったり、ユン・ワー演じる宿敵があまりに外道だったりと(女性をレイプ→殺害しまくる…)、ドン引きするところもあるんですけど、昔の作品にしてはアクションも見応えあるし、非常に楽しかったです。オチだけ書いておくと、ユン・ワーを倒すとユン・ピョウは過去の時代に帰ってしまうんですが、ピンチに陥ったマギー・チャンの前にそっくりな男が現れてアラアラ…って感じの実に香港映画らしい終わり方でしたヨ (^ε^) ウッフン
<6本目>
プライマー
(あらすじ)
アメリカ、郊外の平凡な街。エンジニアのアーロン(シェーン・カルース)は、自宅のガレージで友人のエイブ(デヴィッド・サリバン)たちとオリジナル製品の開発を行っていた。しかし、彼等の主力商品は大量注文の望めない代物でビジネスと呼ぶには程遠く、研究も次第に行き詰まっていった。そんなとき、エイブは起死回生のアイデアを思いつく。超伝導を利用して重力を軽減させる装置。もし成功すればノーベル賞も夢ではないうえに、大きな投資が見込める可能性もある。そんな“夢物語”の開発に仲間は反対するが、アーロンとエイブはこの研究をふたりだけで推し進める。開発費の調達もままならない中、ダクトテープに覆われた“箱”型の装置を作り出す。この実験の過程で、ふたりは思いもよらない発見をする。“箱”は一度起動するとバッテリーを外しても、自然に稼動し続けること。たまたま“箱”に混入したカビが、通常の数十倍の早さで培養されること。そしてアーロンとエイブは、ある驚くべき結論に至る。“箱”の中は、時間の概念が変わる“ワームホール”なのだと。つまり、タイムトラベルが可能になるのだ。アーロンは、人が入ることができる大きさの“箱”の開発をエイブに提案する。ふたりは“箱”の保管場所として、住宅地から離れた貸倉庫へ下見に向かう。しかし、エイブは車を、なぜか貸倉庫が望める空き地に止めた。そして、エイブに渡された双眼鏡でアーロンが見たものは、酸素ボンベを手に倉庫に入ろうとしているもうひとりのエイブの姿だったのだ! そう、既にエイブはタイムトラベルを経験し、未来から戻ってきたのである。ふたりが目にしているのは、タイムトラベル直前のエイブだった。貸倉庫に設置された、タイムトラベルのためのふたつの“箱”。エイブに促され、自らもタイムトラベルを体験するアーロン。ふたりは酸素ボンベを抱え6時間、“箱”の中で過ごす。6時間後、ふたりは“箱”に入った時点からさらに6時間前の世界へとタイムトラベルする。未来を知るふたりは株価の情報を事前に仕入れ、過去に戻り、大金を手に入れる。アーロンとエイブは、すべての欲望を満たす力を手にしたかのようだった。しかし、タイムトラベルには、絶対的に避けられない問題があったのだ。それは、分身(ダブル)の存在。タイムトラベルのタブーとされる“分身との遭遇”を避けるため、外界との接触を断ち、ホテルに身を潜める。だが、自らの欲望を実現するため、そして過去と現在との整合を得るために、倉庫とホテルの往復を繰り返す必要があった。その繰り返しの中で徐々にさまざまな矛盾が露呈し、アーロンとエイブの未来が歪み始める。公園で話しをするアーロンとエイブ。アーロンの耳から流れる、夥しい血。両腕が麻痺し、字が書けなくなるエイブ。ロバート(ケイシー・グッデン)のホームパーティに出かけ、レイチェル(サマンサ・トムソン)の元恋人と格闘するアーロン。自宅で食器を洗うアーロンとエイブ。どれが本来のアーロンとエイブで、どれが分身なのか?(以上、Movie Walkerより)
予告編はこんな感じ↓
70点
「週刊プレイボーイ」の映画評で、”信用できるサタニスト”の高橋ヨシキさんが触れてまして。「プリデスティネーション」の前に観ておこうかと思って、いそいそとレンタルしたんですが、何が何やら!Σ(゚д゚;) ヒィィ! 偶然、タイムマシンを発明した男たちが過去に戻りまくるんですけど、「箱の中で過ごした時間だけ戻る」という仕組みがわかりにくいし、「今、画面に映っているのは“どの時系列の彼ら”なのか?」といった説明がない上に「彼ら自身も増殖していく」ので、非常にややこしいのです。ハッキリ言って、「大変なものを借りちゃったなぁ… (・ω・;) ウーム」って心境に陥りましたよ。
詳細&ネタバレに関してはこちらやこちらを読んでいただければと思うんですが、とにかくわかりにくいィィィィ!ヽ(`Д´)ノURYYYY! 決してつまらなくはないものの、僕程度の知能では追いつかないというか、そのうち考えるのをやめた。一応、オチを僕なりの解釈で書いておくと、1人は「これ以上大変なことになるのを防ぐ!」と“もう1人”の自分を監視することになり、もう1人はどこかの国でタイムマシンを量産するようなムードを漂わせて、終わってました。
そんなワケで、先月観たDVD作品は合計6本。率直に書くと、万人にオススメの作品はないんですけど…。難しいSFタイムパラドックス映画に興味がある人は「プライマー」、香港映画が好きな人は「タイム・ソルジャーズ/愛は時空を越えて」をチェックすると良いかもしれませんな。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。