アイアンマン3(IMAX 3D・字幕版、3D・吹替版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

アイアンマン3(IMAX 3D・字幕版、3D・吹替版)(ネタバレ)

アイアンマン3(IMAX 3D・字幕版、3D・吹替版)※ムービーウォッチメンのリンクなどを追記しました(2017/4/16)

三角絞めでつかまえて-アイアンマン3

原題:IRON MAN 3
2013/アメリカ 上映時間131分
監督・脚本:シェーン・ブラック
製作:ケビン・フェイグ
製作総指揮:スタン・リー、ダン・ミンツ、アラン・ファイン、チャールズ・ニューワース、ビクトリア・アロンソ、スティーブン・ブルサール、ルイス・デスポジート、ジョン・ファブロー
脚本:ドリュー・ピアース
撮影:ジョン・トール
美術:ビル・ブルゼスキー
衣装:ルイーズ・フログリー
編集:ジェフリー・フォード、ピーター・S・エリオット
音楽:ブライアン・タイラー
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
出演:ロバート・ダウニー・Jr.、グウィネス・パルトロウ、ドン・チードル、ガイ・ピアース、レベッカ・ホール、ステファニー・ショスタク、ジェームズ・バッジ・デール、ジョン・ファブロー、ベン・キングズレー、ウィリアム・サドラー、ミゲル・ファーラー、タイ・シンプキンス、デイル・ディッキー、ワン・シュエチー、ポール・ベタニー、マーク・ラファロ
声の出演:藤原啓治、岡寛恵、目黒光祐、小原雅人、東條加那子、山崎美貴、桐本琢也、加瀬康之、大西健晴、麦人、関根航、をはり万造、長克巳、井上倫宏、宮内敦士
パンフレット:★★★★(700円/良いパンフレットだけど、無理を書くと、42体分の図鑑がほしかったです…)
(あらすじ)
スーパーヒーローで編成された部隊アベンジャーズの一員として戦い、地球と人類を滅亡の危機から救ったアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。だが、アメリカ政府はスーパーヒーローが国の防衛を担うことを危険視するようになり、それを契機に彼はアイアンマンの新型スーツを開発することに没頭していく。そんな中、正体不明の敵によってスターク邸が破壊され、これまでのアイアンマンが全て爆破されてしまう。何もかも失ったスタークだが、人並み外れた頭脳を武器に孤独な戦いに挑む。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




95点


109シネマズ川崎でIMAX 3D・字幕版を、シネマサンシャイン池袋で3D・吹替版を観てきました。スゲー面白かったです!ヘ(゚∀゚*)ノ サイコー!


109シネマズ川崎には等身大のアイアンマン マーク42が飾られてました。カッコ良すぎ!
三角絞めでつかまえて-109シネマズ川崎のアイアンマン

新宿バルト9にもあったので、貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-バルト9のアイアンマン

シネマサンシャイン池袋に行ったのは「サバイバル・オブ・ザ・デッド」以来でしたよ。
三角絞めでつかまえて-シネマサンシャイン池袋


僕的に「アベンジャーズ」関連作…特に「アイアンマン」シリーズは何があっても観るということで、最初にこの特報を観てから、あえて予告編を一切観ない→その他の情報もなるべく入れないで楽しみにしてまして(「キャビン」の時と同じ)。だから、僕的には「『アベンジャーズ』の事件を受けて、ヒーローたちの力を危惧したアメリカ合衆国がトニー・スタークに牙を剥く!→アイアンマンvsアメリカが描かれる!? Σ(゚д゚;)」って感じのストーリーを想像しちゃったりして。さらに、ハズブロのアイアンマンフィギュアだけはチェックしてたので、「このウルトロンという奴がラスボスなのだろうよ… (;`∀´) フフフ」なんて勝手に思いこんでたら、まったく違う話でビックリしました ┐(´ー`)┌ バカネ


国からの勧告により、トニーは仕方なく自らスーツを破棄するものの…。
三角絞めでつかまえて-アイアンマンスーツを破棄!

なんとアメリカ軍が自宅を急襲! 卑怯だぞ!
三角絞めでつかまえて-自宅が襲撃されちゃう!

トニーの技術を盗んだ軍は、アイアン・パトリオットを作り上げて…って、全然こんな話じゃなかったです (ノ∀`) エヘヘ
三角絞めでつかまえて-アイアンパトリオット登場!


実際のストーリーを乱暴に書くと、「友人のホーガン(ジョン・ファブロー)がテロに巻き込まれた怒りで、迂闊にもテレビ放送で自宅の住所を喋ってしまう→マンダリン(ベン・キングズレー)率いるテロリスト組織テン・リングスに襲撃される→設備&アーマーが破壊されてしまい、手作り感覚で敵に立ち向かうハメに→実はマンダリンは悪の科学者キリアン(ガイ・ピアース)の傀儡だったことが判明→あーだこーだあって、敵を退治→手術によって胸の破片が取れて、生命維持装置だったアーク・リアクターとお別れ→アイアンマンスーツからも卒業→つーか、オレ自身がアイアンマンなのだッ!ヽ(`Д´)ノウォォォォ!」って感じでして(誇張あり)。驚くほど想像とは違ったものの、僕ごときの脳内妄想よりも全然面白くて、超ゴキゲンでしたよ~ (`∀´) フハハハハ とりあえず<大好きだったところ><微妙だったところ>を書いておきますね↓



<大好きだったところ>

もうね、新スーツのアイアンマン マーク42あらゆる面で素晴らしかった!ヽ(`Д´)ノ 「トニーの体に埋め込まれたセンサーによって、細かく分解されたパーツが飛んできて装着する」上に「1000キロ以上離れた場所からも遠隔操作できる」っていうんだから、どんだけの超技術なんだって話なんですが、たぶん「アベンジャーズ」絡みで“宇宙の新技術”などを取り入れた成果だから無問題(勝手なフォロー)。この装着シーンがなんか鋼鉄ジーグっぽくて(古い!)、実に良いんです。「作り立てなので不安定」という設定も、物語のスパイスになってて良かったと思いましたね~。

ゴールドの部分が多くて派手なマーク42。股間部分を装着する際、トニーの腰が引き気味になるのが愉快。
三角絞めでつかまえて-マーク42

こんな感じで装着されるのです。
三角絞めでつかまえて-装着!

なんとな鋼鉄ジーグのOPも貼っておきますね↓ 腕がとび出す!ヽ(`Д´)ノ ババンバン!


鋼鉄ジーグ OP ED 【HD】 投稿者 Gokokuji-Kuro

で、マーク42のギミックを生かした場面がまた素敵。序盤、自分のことを省みず、爆風で吹き飛ばされたポッツにアーマーを装着させる場面は、「ああん、トニーったら、最愛の人を守るためにそういう仕様にしたのね!ヽ(´Д`;)ノ ハァハァ」と観客を感動させるだけでなく、キリアンに無理矢理装着させてスーツごと爆破するというクライマックスへの伏線にもなってて、スゲー良かった!ヽ(`Д´)ノ 終盤、右手と左足の部分だけ装着して繰り広げられるバトルも、香港映画によくある“限定された状態でのバトル”のお金がかかったバージョンって感じで楽しかったなぁ。つーか、アクションに関しては、「冒険野郎マクガイバー」っぽい戦闘描写も面白かったし、シリーズで一番良かったです。あと、うなされたトニーが無意識で遠隔操作して、ベッドにマーク42を呼んでしまうシーンは不気味で好きでしたね。

吹き飛んだポッツですが、この直後、スーツが装着されていくのです。
三角絞めでつかまえて-ペッパー・ポッツを守れ!

今作はトニーの生身アクションが多いんですが、僕は好印象だったり。
三角絞めでつかまえて-工夫されたアクション

この場面、なんとなく「WATCHMEN ウォッチメン」Dr.マンハッタンの3Pシーンを連想しちゃいました。
三角絞めでつかまえて-怖かったシーン


父親がいない少年ハーレイ(タイ・シンプキンス)との触れ合い&バディ描写も、ごめんなさい、無条件で大好物。トニーも子どもっぽい性格なだけに、対等に接するムードがまた微笑ましくてねぇ…(しみじみ)。パンフレットを読んで、演じた少年にはガチで父親がいないことを知ったのもあって、2回目に観た時はさらに胸を掴まれましたよ。その他、大統領専用機が爆破されて放り出された人たちとマーク42がサルの手をつなぐオモチャのように協力し合って助かるシーンとかも、ヒーロー映画っぽくて良かったです(アシパンカウントダウンイベント「イベント参加者全員が手をつないで低周波治療器で痺れながら年を越した」という逸話を思い出したり)。

ハーレイ役のタイ・シンプキンスの出演作をチェックしたら、結構観ててビックリ。
$三角絞めでつかまえて-ハーレイ少年(タイ・シンプキンス)

飛行機から放り出された人たち。この後、マーク42に協力して救助されてました。
三角絞めでつかまえて-力を合わせて助かりましょう

な~んて適当に書いて来ましたが、最もテンションが上がったのは、当然ながら35体のスーツ集合シーン!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ! いや、僕も途中で「そういえばマーク42ってことは、マーク7との間に作られたハズの35体分のスーツはどうなってるのかしら…? (・ω・;) モシヤ...?」と思ってはいたので、度肝を抜かれるほどではなかったものの、35体が勢揃いするクライマックスは最高としか言いようがなくて… (ノω・、) ナイチャウ しかもわんこそばライクに次々とスーツを装着しまくって戦う場面がまたスゲー良く考えられてて、興奮しまくりでした。「35体分のスーツを舐めるようにジックリと見せてほしかった…」とか「“ドリル付き”とか、もっと冒険したデザインを見たかった…」などの不満点もなくはないんですけど、あの場面はぜひブルーレイを購入→コマ送りで堪能したいほど見事であり、ハッキリ言って、僕はここだけで大満足でしたヨ (´∀`) ウフフ

スーツ、35体集合! 夢のようなシーンですな。
三角絞めでつかまえて-集合!

ハルクバスター・アイアンマンのような奴とか、カッコイイとしか言いようがないのです。
三角絞めでつかまえて-マーク38、イゴール

スーツを次々と装着するのも素敵でした。
三角絞めでつかまえて-合体!



<微妙だったところ>

正直、ツッコミたい箇所もいろいろあって。「マンダリンが単なる役者だった」ってオチは、僕は熱心な原作ファンじゃないし、ストーリー的には悪くないと思うけど…。キャラクター自体は知ってただけに、やっぱり残念ではありましたよ。で、別にエクストリミスで超人化したキリアンがラスボスなのも良いんですが、僕は勝手にウルトロンみたいな敵が出てくると期待してただけに、もう少し見た目の変化がほしかったです。

マンダリンのオチは少しガッカリしました。
三角絞めでつかまえて-マンダリン(ベン・キングズレー)

キリアンもカッコ良いんですけど、もっとロボっぽかったりしてほしかったかも…。
三角絞めでつかまえて-アルドリッチ・キリアン(ガイ・ピアース)

あと、トニー版「トイ・ストーリー3」といったムードの成長譚になってるところは好きなんですよ。you伊東くんもブログで書いてましたけど、「作ればいいじゃん」的な言葉で初心に返って救われるシーンは、スゲー良かったです。ただ、全体的に話が雑というか。例えば、序盤に中国人のドクター・ウー(ワン・シュエチー)が出て来てはいたけど、「映画の終わり際にいきなり再登場→手術して破片を取っちゃう」って、「なにそれ!? Σ(゚д゚;)」って思うじゃないですか(映画評論家の町山智浩さんの話によると、いろいろ事情はあるみたいですがー)。例えば、1999年のトニーは、キリアンを屋上に待ちぼうけさせることで悪魔を作ってしまったものの、ドクター・ウーには善行を施してたから心臓手術してもらえたとかさ。もうちょっと上手く調整できなかったものかと思うのです。

胸の破片を取るのはスゲー大変だったハズなのに、唐突に手術が始まった時は目を丸くしましたよ。
三角絞めでつかまえて-アッサリ手術

当時のトニーはイヤな奴だから仕方ないにせよ、1999年の仕打ちに対しての謝罪なり反省がなかったのもなぁ…。
三角絞めでつかまえて-屋上で待ちぼうけ

それと、ラスト。ポッツが炎の中に落ちていくシーンは、もう少し情緒があって良かったと思うし、トニーがキリアンを退けた後は彼女を想ってションボリしてほしかったけど、それは置いておきますよ(偉そうに)。で、ポッツがエクストリミスによって助かってたのは全然良いし、トニーを助けるのもアリだとは思うんですが…。彼女がアイアンマンを破壊した上にその武器を使ってキリアンを爆殺するのは盛りすぎじゃないかと。勢いがあって思わず笑っちゃったけど、あのマーク42の自爆攻撃がカッコ良かっただけに切なさも感じたというか…。その他、途中でフォン・ブラウン博士の「ロケットは完璧に動作したが、間違った惑星に着地した」なんて言葉をわざわざ引用したのも、そんなに効果的じゃなかった気がしました。

別にこの人が強くても良いんですけど、せっかくマーク42が自爆したのになぁ…。
三角絞めでつかまえて-戦闘力が高くなったポッツ



まぁ、こんな感じですかねー。ダラッと文句も書きましたが、「アイアンマン宣言」という1作目と呼応する終わり方は超カッコイイし、シリーズの名場面を使ったエンドクレジットも良かったし、クレジット後にブルース・バナー博士(マーク・ラファロ)が出てくるのもうれしかったし…(この映画の物語をトニーが彼に語っていたというオチ)。マイナスな部分もあるけど、プラス面が凄まじく大きかったので大好きな映画でした (´∀`) ホクホク ちなみに3D効果に関しては、それほどでもなかったような印象で、吹替についてはあまり違和感を感じませんでしたね~。最後の最後に「トニー・スタークは帰ってくる!」なんて文章が出てて、それが「アベンジャーズ2」のことなのか、「アイアンマン4」(?)のことなのかはわかりませんが、ロバート・ダウニー・Jr.が演じるトニーは心底カッコ良いと思うので、ぜひまた続編を作ってほしいところでございます。


すみません、なんとなく「がんばれ元気」オマージュの出来の悪いコラを貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-トニー・スタークが帰ってくる!


IMAXの時は流れなかった「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の予告編を貼っておきますね↓ 楽しみすぎる!




何はともあれ、そんなワケで、興味がある人はさっさと観に行くと良いんじゃないかしらん (o^-')b オススメ!

宇多丸師匠による的確に分析された時評がアップされているので、聴いてみて!




ロバート・ダウニー・Jr.復活のキッカケとなったシェーン・ブラック監督作。本編よりオーディオコメンタリーの方が面白いそうな。



ジョン・ファブロー監督による1作目。ロバート・ダウニー・Jr.の魅力が存分に発揮されて名作に。



ジョン・ファブロー監督による2作目。評判は悪いけど、僕は大好きなのです。



理想的なヒーロー大集合映画。僕の感想はこんな感じ



サントラも貼っておきますね。



こちらはインスパイアアルバムだそうな。



ウォーマシーンが「アベンジャーズ」に出てこなかった理由などが描かれてるとか。「アイアンマン3」の公開前に出せれば良かったのにね。



映画に出てくる“エクストリミス”が出て来ます。話は結構違う感じ。



マンダリンの初登場やら、アイアンマンとの初対決エピソードやらが収録されてる様子。映画の公開前に(ry



マーク42が早速のフィギュア化! 可動箇所も多そうだし、買いたいのは山々なんですが…。



実はアイアンマンマーク1の方がほしかったりするのです (´∀`) ウフフ










※どうでも良い備考

「アイアンマン3」のパンフレットは、なかなか良い出来なんですけど、やっぱり全42体のスーツ図鑑がないのが残念で仕方ない。というか、ハルクバスター・アイアンマンっぽい奴とか、数体分のスーツ画像はあっても、ほとんどが不明のままだから、「他のスーツはどんな感じだったのだろう… (´・ω・`)」と気になってしまって…。で、いろいろ検索してたら、ゲフンゲフンな画像を見つけたので、適当に貼っておきますね↓


マーク8はマーク7とあまり変わらなさそう。
三角絞めでつかまえて-マーク5~8

マーク9から12も機能がどう違うのか、掴みづらいですな~。
三角絞めでつかまえて-マーク9~12

マーク15と16で、ハーレイ少年が提案したステルスアイアンマンをすでに作ってたのね。
三角絞めでつかまえて-マーク13~16

ここら辺からスーツに愛称が付くのが普通な感じ。マーク17は胸からのビームが強力なんだって。
三角絞めでつかまえて-マーク17~20

前の画像と2体分被ってます。マーク22はウォーマシン2.0の試作品みたい。
三角絞めでつかまえて-マーク19~22

なんかマーク23と24は顔のデザインが敵キャラみたいで可愛い。マーク25&26は建設現場用…なのかな?
三角絞めでつかまえて-マーク23~26

マーク27から急に派手に! こんなスーツ、飛んでたっけ… (・ω・;) ウーム
三角絞めでつかまえて-マーク27~30

マーク33は初心に戻った印象。マーク34は災害救助用っぽいね。
三角絞めでつかまえて-マーク31~34

マーク37は潜水型アーマー。なんか水の中から攻撃するシーンとか、あったら良かったのに。
三角絞めでつかまえて-マーク35~38

マーク39から未来感溢れるデザインに。マーク41があのバラバラになって攻撃してた奴かしら?
三角絞めでつかまえて-マーク39~42


ううむ、ブルーレイが出たら、どれがどう活躍してたのか、スローにして確認したいですな… (・ε・) オシマイ