サバイバル・オブ・ザ・デッド（ネタバレ）
サバイバル・オブ・ザ・デッド
原題：SURVIVAL OF THE DEAD
2009／アメリカ 上映時間90分
監督・脚本：ジョージ・A・ロメロ
出演：アラン・ヴァン・スプラング、ケネス・ウェルシュ、キャスリーン・マンロー、デヴォン・ボスティック、リチャード・フィッツパトリック、アシーナ・カーカニス、ステファーノ・ディマッテオ、ジョリス・ジャースキー、エリック・ウールフ、ウェイン・ロブソン、ジュリアン・リッチングス
（あらすじ）
突如よみがえった死者が人々を襲い地獄と化した世界、元州兵のサージ（アラン・ヴァン・スプラング）率いる一行は、安全な場所を求めさまよっていた。ある時、死者がよみがえることのない安全な島があるという情報を得た彼らは、疑いつつもかすかな望みをかけてその島へ向かうことに。しかし、何とかたどり着いた彼らを待ち受けていたものは……。（以上、シネマトゥデイより）
予告編はこんな感じ↓
72点
※今回は「地球最後の男」
や「アンデッド」
などのネタバレにも何となく触れているので、要注意です。
“ゾンビ映画の巨匠”ジョージ・A・ロメロ監督の最新作ということで、シネマサンシャイン池袋で観てきました。結構楽しかったですよ。
先日、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」を観て、ちょっとゲンナリしたので結構心配していたんですが、実に良い感じでした。ロメロ監督作品としては初の続編モノなんだそうで、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」に出てきた登場人物が主人公なんですが、あまり続きモノ感はなかったですな。
主人公たちは孤島で「ゾンビは頭を吹き飛ばすべき！」という“ゾンビ保守派”の一家と、「いつか治るかもしれないんだから、ゾンビとうまく付き合うべき」という“ゾンビ革新派”の一家の対立に巻き込まれるという感じの話でして。僕は未見なんですが「大いなる西部」
という西部劇を意識しているそうで、実際に映画の雰囲気は西部劇っぽかったりしてました。最後、対立していた親父は２人とも死んでしまって、ゾンビになってからも銃を向けて引き金を引き合ったりして（このシーン、寓話っぽくて好きです）。主人公たちは島を脱出して終了って感じでしたよ。
僕的に面白かったのが“革新派”の一家で（嫌な奴ではありますが）、ゾンビに豚や馬を与えて食べさせようとするんですね。「人間以外の生き物を食べる（＝襲う？）ようになれば、安心して付き合える」という考えなんですが（「ゾンビーノ」
っぽい世界を目指す感じ？）、のほほんと映画を観ているコッチからすると「狂人が何言ってんだ」って思っちゃうワケですよ。ところが！ なんと今回、最後の最後に進化…というか、環境に適応したのか、ゾンビたちは馬を食べるようになるんです！ これはまた新しい展開というか、「ゾンビは“新しい種族”になるのか？（『地球最後の男』的な感じ？）」とか「ゾンビ化した人間はいつか治療できるのか？（『アンデッド』みたいな感じ？）」とか「今後、ロメロ監督はゾンビというキャラクターをどうするつもりなのか？」とか、本当にいろいろ考えさせられました。
まぁ、僕はゾンビ映画自体は好きだけど、そんなに深く語れるほどの大ファンではないので、深い洞察的なことはまったく書けませんが、ロメロ監督のゾンビ映画が好きな人はかなり楽しめる映画じゃないですかね。そんなに斬新なゴア描写はなかったけど、ゾンビライダー（馬に乗ったゾンビ。僕が勝手に命名）とか幻想的な感じで結構素敵だったりして、決して嫌いにはなれない作品だと思いました。ちなみにパンフレットには、高橋ヨシキさん＆小林真里さん＆伊東美和さんという「映画秘宝」
でお馴染みの方々の愉快なコラムと映画のシナリオが載っていて非常にお得！ ぜひ買ってみてくださいな～。
記念すべき第１作。初めて観たときはかなり怖かったです…。
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド コレクターズBOX [DVD]
２作目。ジョージ・A・ロメロ監督作の中ではこの映画が一番好きかもしれません。
スマイルBEST ゾンビ ディレクターズカット版 [DVD]
３作目。うろ覚えなんですが、見終わった後に嫌な気分になった記憶があります。
スマイルBEST 死霊のえじき 完全版 [DVD]
４作目。“指導者的なゾンビ”とオチには結構ビックリしました。
ランド・オブ・ザ・デッド [DVD]
５作目。先日、感想を書きましたけど、あまり好きじゃないかなぁ。
ダイアリー・オブ・ザ・デッド 【VALUE PRICE 1500円】 [DVD]
同タイトルの映画。未見なんですけど、面白いんですかね？
サバイバル・オブ・ザ・デッド [DVD]
原題：SURVIVAL OF THE DEAD
2009／アメリカ 上映時間90分
監督・脚本：ジョージ・A・ロメロ
出演：アラン・ヴァン・スプラング、ケネス・ウェルシュ、キャスリーン・マンロー、デヴォン・ボスティック、リチャード・フィッツパトリック、アシーナ・カーカニス、ステファーノ・ディマッテオ、ジョリス・ジャースキー、エリック・ウールフ、ウェイン・ロブソン、ジュリアン・リッチングス
（あらすじ）
突如よみがえった死者が人々を襲い地獄と化した世界、元州兵のサージ（アラン・ヴァン・スプラング）率いる一行は、安全な場所を求めさまよっていた。ある時、死者がよみがえることのない安全な島があるという情報を得た彼らは、疑いつつもかすかな望みをかけてその島へ向かうことに。しかし、何とかたどり着いた彼らを待ち受けていたものは……。（以上、シネマトゥデイより）
予告編はこんな感じ↓
72点
※今回は「地球最後の男」
や「アンデッド」などのネタバレにも何となく触れているので、要注意です。“ゾンビ映画の巨匠”ジョージ・A・ロメロ監督の最新作ということで、シネマサンシャイン池袋で観てきました。結構楽しかったですよ。
先日、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」を観て、ちょっとゲンナリしたので結構心配していたんですが、実に良い感じでした。ロメロ監督作品としては初の続編モノなんだそうで、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」に出てきた登場人物が主人公なんですが、あまり続きモノ感はなかったですな。
主人公たちは孤島で「ゾンビは頭を吹き飛ばすべき！」という“ゾンビ保守派”の一家と、「いつか治るかもしれないんだから、ゾンビとうまく付き合うべき」という“ゾンビ革新派”の一家の対立に巻き込まれるという感じの話でして。僕は未見なんですが「大いなる西部」
という西部劇を意識しているそうで、実際に映画の雰囲気は西部劇っぽかったりしてました。最後、対立していた親父は２人とも死んでしまって、ゾンビになってからも銃を向けて引き金を引き合ったりして（このシーン、寓話っぽくて好きです）。主人公たちは島を脱出して終了って感じでしたよ。僕的に面白かったのが“革新派”の一家で（嫌な奴ではありますが）、ゾンビに豚や馬を与えて食べさせようとするんですね。「人間以外の生き物を食べる（＝襲う？）ようになれば、安心して付き合える」という考えなんですが（「ゾンビーノ」
っぽい世界を目指す感じ？）、のほほんと映画を観ているコッチからすると「狂人が何言ってんだ」って思っちゃうワケですよ。ところが！ なんと今回、最後の最後に進化…というか、環境に適応したのか、ゾンビたちは馬を食べるようになるんです！ これはまた新しい展開というか、「ゾンビは“新しい種族”になるのか？（『地球最後の男』的な感じ？）」とか「ゾンビ化した人間はいつか治療できるのか？（『アンデッド』みたいな感じ？）」とか「今後、ロメロ監督はゾンビというキャラクターをどうするつもりなのか？」とか、本当にいろいろ考えさせられました。まぁ、僕はゾンビ映画自体は好きだけど、そんなに深く語れるほどの大ファンではないので、深い洞察的なことはまったく書けませんが、ロメロ監督のゾンビ映画が好きな人はかなり楽しめる映画じゃないですかね。そんなに斬新なゴア描写はなかったけど、ゾンビライダー（馬に乗ったゾンビ。僕が勝手に命名）とか幻想的な感じで結構素敵だったりして、決して嫌いにはなれない作品だと思いました。ちなみにパンフレットには、高橋ヨシキさん＆小林真里さん＆伊東美和さんという「映画秘宝」
でお馴染みの方々の愉快なコラムと映画のシナリオが載っていて非常にお得！ ぜひ買ってみてくださいな～。記念すべき第１作。初めて観たときはかなり怖かったです…。
ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド コレクターズBOX [DVD]
２作目。ジョージ・A・ロメロ監督作の中ではこの映画が一番好きかもしれません。
スマイルBEST ゾンビ ディレクターズカット版 [DVD]
３作目。うろ覚えなんですが、見終わった後に嫌な気分になった記憶があります。
スマイルBEST 死霊のえじき 完全版 [DVD]
４作目。“指導者的なゾンビ”とオチには結構ビックリしました。
ランド・オブ・ザ・デッド [DVD]
５作目。先日、感想を書きましたけど、あまり好きじゃないかなぁ。
ダイアリー・オブ・ザ・デッド 【VALUE PRICE 1500円】 [DVD]
同タイトルの映画。未見なんですけど、面白いんですかね？
サバイバル・オブ・ザ・デッド [DVD]