塔の上のラプンツェル(3D・吹替版)(ネタバレ)
塔の上のラプンツェル(3D・吹替版)
原題:TANGLED
2010/アメリカ 上映時間101分
監督:バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ
製作:ロイ・コンリ
音楽:アラン・メンケン
声の出演:マンディ・ムーア、ザカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィ、ブラッド・ギャレット、ジャフリー・タンバー、M.C.ゲイニー、ポール・F・トンプキンス、ロン・パールマン
日本語吹替:中川翔子(歌:小此木麻里)、畠中洋、剣幸、岡田誠、石原慎一、佐山陽規、多田野曜平、飯島肇
(あらすじ)
深い森に囲まれた高い塔の上から18年間一度も外に出たことがないラプンツェル(中川翔子)は、母親以外の人間に会ったこともなかった。ある日、お尋ね者の大泥棒フリン(畠中洋)が、追手を逃れて塔に侵入してくるが、ラプンツェルの魔法の髪に捕らえられてしまう。しかし、この偶然の出会いはラプンツェルの秘密を解き明かす冒険の始まりのきっかけとなり……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
80点
先々週のタマフルは特別放送ということで、リスナーからのメールを読みつつ、宇多丸師匠や番組スタッフのオススメの曲を流してたんですね。どれもなかなか素晴らしい選曲だったんですが、僕が最も心を奪われたのが構成作家の古川耕さんがチョイスした「綺麗ア・ラ・モード」でして。いや、僕はすでにCDを持っていて、何度も何度も腐るほど聴いていたハズなのに…ハズなのに! 非常に胸に染み入ったというか、「( ;∀;) イイウタダナー」と泣けてきたんですよ…。中川翔子、恐るべし!
現在、僕のMP3プレイヤーは「綺麗ア・ラ・モード」→「POP LIFE」→「ティーンエイジ・ベスト」→「綺麗ア・ラ・モード」のヘビーローテーション中ということで、とりあえず「しょこたんに歌のお礼を返そう」と思い、新宿ピカデリーへ。奥さんと一緒に「塔の上のラプンツェル」の日本語吹替版を観てきました。なかなか面白かったですぞ!
「ディズニー・アニメ50作品記念」ということだそうで、こんな動画もありますな↓
元々の話は「『ラプンツェル(妊婦が食べると体に良いらしい植物)が食べたい!』という母親の食欲と引き替えに、魔女に引き渡された女の子が塔で育てられて、暇つぶしに歌っていたところ、偶然、森の中をウロついてた王子が発見。王子と性に溺れた挙げ句、妊娠して、なんだかんだあって、めでたしめでたし」という「これ、ディズニーが映画化できるの? (°д°;)」的な内容だったワケですが、「髪に魔法の力を持たせる」とか「親離れ問題」とか「『優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした』という『八日目の蝉』テイスト」を入れて、上手くアレンジしてましたな~。
何がスゴイって、“髪”ですよ。メガロマンよりも有効な長髪の使い方というか、「ジョジョ第四部がCGアニメ化されたら、山岸由花子はこんな風に表現されるのかしら」なんて思ったりして。人を持ち上げたり、ぶら下がったり、縛ったり、巻き付けたり、人体を裂いたり、先端に刃物を付けて攻撃したり…(ちょっとウソ)。あのギミックの数々は、横スクロールのアクションゲームとの相性が非常に良さそうな気がしました(「アラジン」っぽい感じで作られないかしら)。しかも、そのCGが非常に滑らかで違和感がなくて。確か“髪”ってCGで表現するのが一番大変な部分だったんですよね? 本当に今の技術は恐ろしいですな…。
ハッキリ言って、どうかと思うところもあるんですよ。「あの性格なら、18歳になる前に1人で外に出るだろ」とか「酒場の夢のくだりが唐突」とか「マキシマスが活躍しすぎ」とか「酒場の奴らが国家に反逆するのはヤリすぎなような…」とかとかとか。一番残念だったのは、育ての親のゴーテルが“ラプンツェルを利用するだけの人物でしかなかった”ということ(出さないためとは言え、塔の中がちゃんと快適だったり、多少は思いやりを見せるシーンもありましたが)。分かりやすさを優先したんでしょうから仕方ないんですけど、もう少し「八日目の蝉」テイストが入っていたなら、たぶん足腰立てなくなるくらい号泣させられたと思うので、そこは本当に惜しいと思いましたね。
でも、基本的にはラプンツェルがスゲー可愛いので問題ナシ! 「ディズニーアニメ史上、最萌えのキャラは誰か?」という話になった場合、間違いなく上位に食い込む愛らしさ。塔から脱出して、躁鬱を繰り返すシーンとか最高でしたよ! しょこたんの演技も素晴らしくて、「やっぱり歌も上手いよなぁ(しみじみ)」なんて思ってたら、歌っていたのは小此木麻里さんだったのね…ギャフン! まぁ、何はともあれ、ラプンツェルを観ているだけで十分楽しいのは間違いないと思います。
フライパンを構えるラプンツェル。一度くらいなら殴られても良いかもしれぬ…。
最終的にラプンツェルとくっつく盗賊のフリンとか、どうしてもイケ好かない感じはしてしまうんですけど、最後、自分の命を省みずにラプンツェルの髪を切ってしまうシーンはね、ちくしょう、非常にグッときました。もし、あの場に高田延彦さんがいたら、間違いなく“男認定”をしたのではないでしょうか。僕もね、「分かった、お前にならラプンツェルを任せられるよ…」と、なんか勝手に肩の荷が下りた気すらしました。あと、ちょっとさっきは否定的な意見も書いちゃいましたけど、馬のマキシマスとかカメレオンのパスカルとか、ワキを固めるキャラクターたちも可愛くて良かったですなぁ…。
最後の「ゴーテルが転落死→ラプンツェルの涙でフリンが復活!」というオチは、いくら原作テイストといっても「安易!」と糾弾されるかもしれませんが…まぁ、いいじゃありませんか。見終わった後、ウチの奥さんに聞いたら、「超ハッピーエンドで超良かった!o(〃^▽^〃)o」と大喜びであり、昼食の予定が日高屋から六歌仙の焼肉ランチにグレードアップした時点で、僕的にこの映画には感謝の気持ちしかありません。ありがとう、ラプンツェル!
そんなワケで、誰が観ても確実にそれなりに楽しめるクオリティの映画だと思いましたよ。で、僕的にはね、結構好きな作品でした。ちなみに3Dは非常に効果的で良かったんですが、新宿ピカデリーのXpanDはやっぱり画面が暗くて、ちょっと見づらいシーンもあったので、3Dで観るなら違う方式をチョイスした方が良いような気がします。
ディズニーアニメ50作品の中で、一番好きなのはこれかなぁ。
美女と野獣 スペシャル・エディション (期間限定) [DVD]
昨年、公開されたディズニーアニメ。僕の感想はこんな感じ。
プリンセスと魔法のキス [DVD]
原題:TANGLED
2010/アメリカ 上映時間101分
監督:バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ
製作:ロイ・コンリ
音楽:アラン・メンケン
声の出演:マンディ・ムーア、ザカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィ、ブラッド・ギャレット、ジャフリー・タンバー、M.C.ゲイニー、ポール・F・トンプキンス、ロン・パールマン
日本語吹替:中川翔子(歌:小此木麻里)、畠中洋、剣幸、岡田誠、石原慎一、佐山陽規、多田野曜平、飯島肇
(あらすじ)
深い森に囲まれた高い塔の上から18年間一度も外に出たことがないラプンツェル(中川翔子)は、母親以外の人間に会ったこともなかった。ある日、お尋ね者の大泥棒フリン(畠中洋)が、追手を逃れて塔に侵入してくるが、ラプンツェルの魔法の髪に捕らえられてしまう。しかし、この偶然の出会いはラプンツェルの秘密を解き明かす冒険の始まりのきっかけとなり……。(以上、シネマトゥデイより)
予告編はこんな感じ↓
80点
先々週のタマフルは特別放送ということで、リスナーからのメールを読みつつ、宇多丸師匠や番組スタッフのオススメの曲を流してたんですね。どれもなかなか素晴らしい選曲だったんですが、僕が最も心を奪われたのが構成作家の古川耕さんがチョイスした「綺麗ア・ラ・モード」でして。いや、僕はすでにCDを持っていて、何度も何度も腐るほど聴いていたハズなのに…ハズなのに! 非常に胸に染み入ったというか、「( ;∀;) イイウタダナー」と泣けてきたんですよ…。中川翔子、恐るべし!
現在、僕のMP3プレイヤーは「綺麗ア・ラ・モード」→「POP LIFE」→「ティーンエイジ・ベスト」→「綺麗ア・ラ・モード」のヘビーローテーション中ということで、とりあえず「しょこたんに歌のお礼を返そう」と思い、新宿ピカデリーへ。奥さんと一緒に「塔の上のラプンツェル」の日本語吹替版を観てきました。なかなか面白かったですぞ!
「ディズニー・アニメ50作品記念」ということだそうで、こんな動画もありますな↓
元々の話は「『ラプンツェル(妊婦が食べると体に良いらしい植物)が食べたい!』という母親の食欲と引き替えに、魔女に引き渡された女の子が塔で育てられて、暇つぶしに歌っていたところ、偶然、森の中をウロついてた王子が発見。王子と性に溺れた挙げ句、妊娠して、なんだかんだあって、めでたしめでたし」という「これ、ディズニーが映画化できるの? (°д°;)」的な内容だったワケですが、「髪に魔法の力を持たせる」とか「親離れ問題」とか「『優しかったお母さんは、私を誘拐した人でした』という『八日目の蝉』テイスト」を入れて、上手くアレンジしてましたな~。
何がスゴイって、“髪”ですよ。メガロマンよりも有効な長髪の使い方というか、「ジョジョ第四部がCGアニメ化されたら、山岸由花子はこんな風に表現されるのかしら」なんて思ったりして。人を持ち上げたり、ぶら下がったり、縛ったり、巻き付けたり、人体を裂いたり、先端に刃物を付けて攻撃したり…(ちょっとウソ)。あのギミックの数々は、横スクロールのアクションゲームとの相性が非常に良さそうな気がしました(「アラジン」っぽい感じで作られないかしら)。しかも、そのCGが非常に滑らかで違和感がなくて。確か“髪”ってCGで表現するのが一番大変な部分だったんですよね? 本当に今の技術は恐ろしいですな…。
ハッキリ言って、どうかと思うところもあるんですよ。「あの性格なら、18歳になる前に1人で外に出るだろ」とか「酒場の夢のくだりが唐突」とか「マキシマスが活躍しすぎ」とか「酒場の奴らが国家に反逆するのはヤリすぎなような…」とかとかとか。一番残念だったのは、育ての親のゴーテルが“ラプンツェルを利用するだけの人物でしかなかった”ということ(出さないためとは言え、塔の中がちゃんと快適だったり、多少は思いやりを見せるシーンもありましたが)。分かりやすさを優先したんでしょうから仕方ないんですけど、もう少し「八日目の蝉」テイストが入っていたなら、たぶん足腰立てなくなるくらい号泣させられたと思うので、そこは本当に惜しいと思いましたね。
でも、基本的にはラプンツェルがスゲー可愛いので問題ナシ! 「ディズニーアニメ史上、最萌えのキャラは誰か?」という話になった場合、間違いなく上位に食い込む愛らしさ。塔から脱出して、躁鬱を繰り返すシーンとか最高でしたよ! しょこたんの演技も素晴らしくて、「やっぱり歌も上手いよなぁ(しみじみ)」なんて思ってたら、歌っていたのは小此木麻里さんだったのね…ギャフン! まぁ、何はともあれ、ラプンツェルを観ているだけで十分楽しいのは間違いないと思います。
フライパンを構えるラプンツェル。一度くらいなら殴られても良いかもしれぬ…。
最終的にラプンツェルとくっつく盗賊のフリンとか、どうしてもイケ好かない感じはしてしまうんですけど、最後、自分の命を省みずにラプンツェルの髪を切ってしまうシーンはね、ちくしょう、非常にグッときました。もし、あの場に高田延彦さんがいたら、間違いなく“男認定”をしたのではないでしょうか。僕もね、「分かった、お前にならラプンツェルを任せられるよ…」と、なんか勝手に肩の荷が下りた気すらしました。あと、ちょっとさっきは否定的な意見も書いちゃいましたけど、馬のマキシマスとかカメレオンのパスカルとか、ワキを固めるキャラクターたちも可愛くて良かったですなぁ…。
最後の「ゴーテルが転落死→ラプンツェルの涙でフリンが復活!」というオチは、いくら原作テイストといっても「安易!」と糾弾されるかもしれませんが…まぁ、いいじゃありませんか。見終わった後、ウチの奥さんに聞いたら、「超ハッピーエンドで超良かった!o(〃^▽^〃)o」と大喜びであり、昼食の予定が日高屋から六歌仙の焼肉ランチにグレードアップした時点で、僕的にこの映画には感謝の気持ちしかありません。ありがとう、ラプンツェル!
そんなワケで、誰が観ても確実にそれなりに楽しめるクオリティの映画だと思いましたよ。で、僕的にはね、結構好きな作品でした。ちなみに3Dは非常に効果的で良かったんですが、新宿ピカデリーのXpanDはやっぱり画面が暗くて、ちょっと見づらいシーンもあったので、3Dで観るなら違う方式をチョイスした方が良いような気がします。
ディズニーアニメ50作品の中で、一番好きなのはこれかなぁ。
美女と野獣 スペシャル・エディション (期間限定) [DVD]
昨年、公開されたディズニーアニメ。僕の感想はこんな感じ。
プリンセスと魔法のキス [DVD]