115★「かめおかゆみこ」ができるまで | かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

かめおかゆみこの≪表現するからだとことば≫塾

あなたが輝く≪表現≫をサポートします!・心身の解放(ゆるめること)・感情の解放
と切り換え・表情トレーニング・身体表現・声の表現・話しかた・聴きかた等々、28年
にわたるワークショップ体験をもとに、あなたオリジナルのセッションを提供します!

かめおかゆみこ  です。

 

 

2003年11月1日に創刊した、日刊メルマガ「今日のフォーカス
チェンジ」が、この7月10日に、完全連続発行5000号を達成し

ました。ウインク メルマガ連続記録は、女性では日本一です。照れ


その記念として、自分の人生ドラマをまとめています。


1~30★幼少時から26歳まで

31~60★放浪・実家・再び上京

61~90★出会いと離別とチャレンジと

91★「聴く」を伝える            92★「聴ける」こころとからだ

93★動画・合宿・同窓会・川柳     94★動画でつづる「『聴く』を磨く」

95★つながる仲間と、これから     96★「劇のしっぽ」の劇づくり

97★フツーのひとも気軽に劇を     98★アダルトチルドレンの劇体験

99★朗読劇上演              100★あふれるいのちのことば

101★50人のスタッフに支えられて   102★映画上映会と朗読劇再演

103★生きることとつながる劇       104★出演者の発想を活かす! 
105★メルマガ10周年で劇を!     106★多様な表現へのチャレンジ

107★ただ、ただ、感謝!         108★「そっと…」  

109★子どもたちのドリプラ        110★子どもの無限の可能性  

111★生きかたが問い直される     112★4年遅れのお詫び

113★魂のふるさと             114★弥生ちゃん   

 

 

 

115★「夢落ち」ならぬ「現実落ち」

 

弥生ちゃん自身の過去の体験、そのなかで感じたこと、気づ

いたこと…。こころに残る役、舞台、これからやってみたい役、

作品…。そして、病気のこと…。さまざまなことを語りました。

 

毎月毎月のミーティングは、そのときそのとき思いつく話を、

セーブをかけずに自由に話し、そのなかで、脚本に活かせそ

うな部分を、文字起こししていきました。

 

会っていない時間も、弥生ちゃんの想いを、どんどん、メール

やメッセージで送ってもらいました。それも必要と感じたら、

文字起こしして、弥生ちゃんに返しました。

 

 

アポックシアターでのひとり芝居フェスティバルへの出演が

決まってから、フェイスブックに弥生ちゃんのページを立ち上

げ、稽古を公開することにしました。

 

フェスティバルにお客さまにきていただくことは、上演者とし

ても、お芝居の制作費(フェスティバル参加費も含む)を捻出

するためにも必要でした。

 

そのために、稽古の過程から応援していただけるかたを、

つのろうと考えたのです。メルマガ10周年の劇の出演者

をはじめ、何人ものひとが駆けつけてくれました。

 

 

9月以降、稽古をしながら、脚本をまとめ、また稽古をしな

がら修正を加えていきました。

 

もともとが、弥生ちゃんの体験談がもとになっています。

とくに、病気にかかわるところでは、病気のつらさだけでな

く、周囲の理解の問題も、つらさを感じさせる部分でした。

 

稽古のたびに、弥生ちゃんは涙を流しました。それは過去

の話ではなく、いまなお現在形だったからです。その気持ち

はよくわかります。

 

それでも、私はこう言いました。「いまのうちに、存分に泣

いておいてね。本番は泣くわけにはいかないから」


脚本・演出を引き受けて、私がやるべきことは、共感して
そこに立ち止まることではなく、役者としての弥生ちゃんを、
しっかりと舞台に立たせることでしたから。

 

 

通常、脚本を書くときに、NGとされることのひとつに、

夢落ち」があります。どんなスペクタクルな物語も、最後に

「夢」で終わっては、なーんだということになるからです。

 

今回は、それを逆手にとって、「夢」物語にすることを考え

ました。「弥生」ちゃん自身が、劇の登場人物として登場し、

自分が演じたい脚本を、夢のなかで手に入れます。

 

手に入れたばかりですから、暗記はしていません。その

脚本を読むことで、お芝居を展開していくわけです。これ

で、記憶の混乱が起きても、なんとか対応できます。

 

劇中で、弥生ちゃんは、役そのものを演じるだけでなく、

複数の役になり、劇中劇も演じます。

 

スカーレット・オハラのせりふの一部を語り、チャップリン

の「スマイル」を歌い、また、やりたい役のイメージの一

部を演じます。まさに、やりたい放題にやり尽くします。爆  笑

 

ショールをはおったり、上着をはおったりして、役の変化

が、見た目にもわかるように工夫しました。

 

 

そうして、クライマックスのあと、一転、闇がおとずれ、

明かりが入ると、そこに、現在の弥生ちゃんがいます。

「夢落ち」ではなく、「現実落ち」のお芝居にしたのです。

 

ちなみに、タイトルは、「素直に可愛くナマイキに」。

ある意味、事実だけをつらねていって、全体の構造が、

ファンタジーになっている、という仕掛けです。

 

 

なお、この、弥生ちゃんとの劇づくりの記録は、約40回

ぶん、アップしてあります。「全部読むぞ~!」というかた

は、こちらをクリックしてくださいませ。ウインク

 

 

 

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