かめおかゆみこ です。
女性のための「『聴く』を磨く」体験講座
日時／２０１７年１１月１９日（日）１０時～１６時
午前…基礎編。午後…実践編。通し参加割引あり
会場／静岡県富士宮市・大富士交流センター
詳細／こちら！
※フェイスブックページになります。うまくアクセスできない
場合はこちら（芦澤さん）までお問い合わせください。、
富士宮「『聴く』を磨く」体験講座初開催記念
「『聴く』を磨く」Ｑ＆Ａ。
これまでの回のリンクは、この記事ラストにあります。
かめおかゆみこの「『聴く』を磨く」講座のテーマは、「聴ける
心とからだをととのえる」です。その視点からお返事できる
内容であれば、どんな質問も、ウェルカムです。
さて、本日の質問です。
★不安をなくすには？
＞世の中の不安にフォーカスして、あーなったらどうしよう、
＞だから今のうちにこうしておかなければ…と不安がでます。
＞お金に対しての不安があります。稼がないと困ると。
＞この不安をなくすには行動しかないですか？
ありがとうございます。
ただし、この質問、「お金の稼ぎかた」という視点で、私に訊く
のは、得策ではないと想います。
何しろ、もともとが演劇人。日本でお芝居やってるひとの
ほとんどは、(がっつり）稼ぐということと縁がありません。
てゆーか、むしろ、ビンボーを自慢にしてる。ビンボーで
も、どれだけお芝居に情熱そそげるか、きそってる？！
それに、何かがある、ということと、不安がなくなる、という
ことはイコールではありません。
不安をかかえているひとは、いつでも不安にフォーカスしま
すから、お金があればあったで、また別の不安を見つけ出
します。その発見能力は、名人級です。
昔、私が献血をしようとしているとき、たまたまそばにいた
友人が言いました。「献血直後に、交通事故に遭って、そ
のぶんの血液が足りなくて死んじゃったらどうするの？」
これ、まじめに言ってるのです。その「不安発見能力」に
は、むしろ敬意（いや、驚異か）さえいだきましたが、この
発想だと、人生すべてに不安がつきまといます。
料理しているときに、手がすべって、包丁が心臓に刺さっ
たらどうしよう？ トイレに入っているときに地震が起きて、
水道がこわれて、トイレが水没したらどうしよう？
その想像力たるや、ほとんどコントが書けそうです。
ちょっと揶揄的に書いてしまいましたが、不安って、そう
いうことなんです。実体がないんですよ。
もし、現実に不安なことがあるなら、まさに、不安材料を
消すために、具体的に行動すればいいだけです。
お金がなかったら、・支出を削る、か、・収入をふやす、
ですよね。それにそもそも、どのくらいのお金が必要な
んでしょうか？ 紙に書き出してみるといいです。
そして、具体的に、どうしたら解決するか、実際にやっ
てみて、やってみた結果を検証してみるんです。不安
がなくなるまで、あらゆる方法にトライしてみるんです。
でも、上述したように、実際のところ、たくさんあっても、
不安なひとは不安なままだし、なくても平気なひとは、
本当に平気なんです。
演劇人なんかは、「ない」ことをエネルギー源にして
いるふしさえありますから。(いいかどうかは別として）
だったら、視点を変えて、「いま、足りているところに
目を向けて」みたらいいんです。
たとえば、私は、一度も正社員の体験がありません。
何しろ社会不適応を自覚してましたら、ずっと、バイト
か、フリーの人生を生きてきました。
７年間の編集者生活のときでさえ、長期アルバイトで
したから、何の保障もなかったです。そういうところに
フォーカスしたら、不安や不満が見えると想います。
けれども、その代わり、私は、自分で自分のはたらく
時間を決められました。
月刊誌をやってましたから、月末の〆切にまにあわ
せて校了して、印刷所にいれられさえすれば、あとは
どんなかたちで仕事をしてもよかったんです。
私にとっては、「お金はあっても、自分のこころの自由
がない生活」は、耐えられなかったのです。私にとって、
人生は、「自分らしく生きる」ことが最優先だったんです。
（もちろん、「お金もあって、自分らしく自由に生きる」と
いう選択肢もあります。しかーし、演劇人の感覚だと、
そこへの切り替えがむずかしいのでーす)
というわけで、あまり役に立つお返事にはならないかも
しれませんが、その不安は、目の前のモノやコトにたい
するものではないかもしれない、と考えてみてください。
あなたは、あなたの人生を、満たして生きていますか？
あなたを満たせるのは、あなた自身だけなのです。
不安は、そのことに気づかせてくれるサインなんです。
最後に、「満たされている」ことを実感できるイメージ・
ワークがあります。ぜひためしてみてください。
それは、何か支払いをするとき、「もし、お金というアイ
テムがなかったら」と考えて見るのです。
たとえば、外食して１０００円をはらうとしますね。昔は
物々交換でしたから、もしもあなたが、農民だったら、
じゃがいもでしはらっていたかもしれません。
いちいち、じゃがいもかかえて移動してたら、重いです
よね？ それでも、じゃがいもなら日持ちしますが、これ
が、もやしとかレタスだったらどうでしょう？
そーゆー不便を、解消してくれるのが、「お金」という
アイテムなんです。
先日も、遠方に宅配便を出したのですが、想ったより高
かったのです。でもすぐに思い直しました。自分で直接
もっていったら何万円とかかるんです。
じゃがいもだったら、百キロ以上ですよ、きっと。（笑）
素直に、「あ～、ありがたいなあ」って想いました。
ぜひ、ためしてみてください。じゃがいもしょった自分が、
レジで、お金の代わりにはらっているところをね。
そうして、自分は満たされている、という感覚から、出
発してみませんか。不安を感じることが少なくなってい
き、安心して日々が送れるようになりますよ。
それこそ、「聴けるこころとからだ」がととのいます。
これまでのＱ＆Ａ
Ｑ＆Ａ０１★「からだを動かすワーク」って？
Ｑ＆Ａ０２★自分に自信をつけるには？
Ｑ＆Ａ０３★罪悪感を軽くするには？
関連メルマガ記事「罪悪感を超えていく」
Ｑ＆Ａ０４★怒りとの向き合いかた
Ｑ＆Ａ０５★ジャッジをてばなすには？
Ｑ＆Ａ０６★緊張しないためには、どうしたらいいですか？
Ｑ＆Ａ０７★何故、「やらない自分」がいるのか？
Ｑ＆Ａ０８★自分でできるのに、なぜ、ひとに頼んでしまうのか？
かめおかゆみこの、１３年以上つづく日刊メルマガ
「今日のフォーカスチェンジ」の詳細は、こちら 
かめおかゆみこ関連の講座・イベントは、こちら
かめおかゆみこへの講演・講座のご依頼は、こちら