環境問題といわれて長い年月が経ってます。国や企業、また個人や地域に住む人、人が暮らしていくことで自然と生み出されていることなのです。企業による利潤追求の結果として生み出されるもの、国の開発、そして自動車の排気ガスなどは地域住民の使用でうみだされています。
このような環境問題はどのようなものでも健康に被害をもたらします。さらに同時にほかの動植物にも影響を与えています。多種多様な生物がお互いにつながってこの地球に生息しています。
光合成をおこなう植物が光エネルギーを利用して無機物から有機物をつくり、さらに草食動物が植物を食べ、肉食動物が草食動物を捕食することで有機物を利用しています。さらに植物の枯葉、倒木、動物の排泄物や死骸がいろんな微生物によって分解され無機物に戻されます。
この「食物連鎖」のサイクルは地球上のあらゆる環境に適応して「生態系」をつくっています。
しかし、科学技術の進化、近代化で経済も発達する過程で人工的につくりだしたもの、化学物質、人工化合物などともいわれ、人工物とも総称されています。これらはかって、地球上に存在しなかったものであり、あらゆる生物も遭遇したり、経験したことがないものばかりです。
それゆえに生物は適応をしることもなく、対応する術を知らないのです。
人工物に対してはまったく無防備といっていいでしょう。こうした人工物が体内に入ってきたとき、生物はそれを分解したり、無毒化したり、すぐ排出するような機能を持ち合わせていないのです。そのため、これら人工物は体内に蓄積され、食物連鎖でさらに被害は大きくなっていきます。
こうした人工物は、本来、自然の生態系とは相容れないものなのです。