手前みそだと笑わば笑え 第6回 六本木伊~菜亭 | 落語・ミステリー(もしくは落語ミステリー)・映画・プロレス・野球・草バンド活動のよもやま話、やってます。好きな人だけ寄ってって。

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鎌田善和です。売れてない分時間はありますので、遅まきながらブログ始めました。記事は落語やミステリーが中心ですが、映画・野球・プロレス・草バンド活動(野球でいう草野球の事)もリストアップしておきます。気になる、興味がある、と思う人にだけ伝われば。

 といったわけで、今日は(現時点では何とも言えませんが、”今日からは”となる公算が高いのですが、取り敢えずは”今日は”としておきますね)、第6回 六本木伊~菜亭について書こうと思います。
 この会(今のところは”落語会”なのですが、例えば講談や寄席でいうところの”色物さん”もいずれはお呼びしたいので、”伊~菜亭”という名称にしてあります)は、基本的に毎月の第1か第2の土曜日に開催しています。ただ、この会を後援している”日本火消し保存会”の最大の伝統の年中行事が、隅田川の花火大会に貸し切りの屋形船を出すという、まさに、費用の面においては”やせ我慢の極致”ともいえるイベントでして、皆様ご案内のとおり、それが毎年7月の最終土曜日に行われます。となれば、伊~菜亭の開催スケジュールも、それを軸にして考えざるを得ません(7月の開催は第1土曜日でないと難しい、8月の開催は避ける、など)。そう考えると、7月の次の会の開催は9月の第1もしくは第2土曜日にするのが普通に考えて妥当でした。しかし、そんなこちら側の思惑などは簡単に凌駕すべき”スケジュール調整の結果”という成果がありましたので、第6回は、例外的に8月の最終土曜日の開催になりました。だって、ずっとオファーを出し続けていた春風亭ぴっかり☆さんに、その日ならご出演戴けるというスケジュールの確保が出来たんですから。
 ぴっかり☆さんは、僕がこの”六本木伊~菜亭”の雇われママ的席亭となるにあたって、是非ご出演戴きたかった方です。というのも当亭は、まず”六本木”という立地条件にあって、その上会場となるのが”イタリアンレストラン”ですからね。この2つのキーワードにふさわしい出演者はどなたかと考えれば、僕でなくても、最初に思い付くのはきっとぴっかり☆さんになると思います。
 当亭は、それらのキーワードの所為か、「落語初心者」の方や「落語会デビュー」の方などが、多く足を運んで下さいます(もちろんコアなお客様もお出で下さいますが、比率では前述の方々が圧倒しています)。ですから、私ごときが僭越なのですが、そういうお客様の層を念頭に置きながら、ご出演戴く演者さんにオファーをさせて戴いております。その点においても、高座に上がっただけでパッと華やぐ女流の演者さんには潜在的なアドバンテージがありますから、やはり力のある女流の演者さんはこの会には欠かせないと、前々から考えていました。そこへ持って来てぴっかり☆さんは、今年の2月28日号の週刊朝日の後半のカラーグラビアの『気になる二つ目、先物買い』という落語紹介記事のトップページを飾るほどの人気と実力を兼ね備えています。

もっとも、ひょんなきっかけで僕がぴっかり☆さんの高座に出会い、魅了されて落語会に通うようになったのは、この記事から遡ること2年ほど前になりますからね、こういう風に取り上げられなくても絶対にお呼びしていましたが。そんな風に、まさに「待ってました!!」と声を掛けたくなるようなぴっかり☆さんの高座でしたから、正直に言って僕は、この日ばかりは、席亭というよりも1ファンとして楽しんでしまいました。というのも、さすがにぴっかり☆さんというべきか、この日は、直前のご予約をお断りせざるを得なかったほど(なにしろ会場が狭いものですから)の人気ぶりで、その所為かお客様のご来場も早く、席亭としてすべきことはすぐに終了してしまいましたからね。
 さてこの日、ぴっかり☆さんは、高座を4席つとめて下さいました。3席目が”ネタおろし”に近かったのでもう1席ご用意くださったとの事でしたが、なんの、3席目も充分に楽しめましたので、こちらとしてはとても徳をした気になりました。
 というところで、早くもこれだけ長くなってしまいましたのでね、今日のところはこの辺でおしまいにしましょう。明日は、ちゃんと高座について書こうと思います。