戦後70年。
語り継がなくてはならないあの忌まわしい戦争について考える、よい機会。
今年、私もいくつかの芝居や朗読で関わらせていただいています。
いろいろ調べて勉強しているつもりでも、知らないことがたくさんある。
それぞれの歴史。
戦争なんて、綺麗ごとじゃない。
でも、それで片付けようとした大日本帝国←この表現自体が既におかしい。日本がしてきたこと。
最近、特攻隊についての二本の芝居を観ました。
Wa音の会『月光の夏』
俳優館『群青』
それぞれに、沢山のものを持ち帰らせていただきました。
何がいちばんショックだったかといえば、特攻機の機体に定員数を乗せたという話。
どうせ死んじゃうなら←あえてこう言いますが。操縦士ひとりでよくない!?
六人乗りに六人乗せるなんて意味わからない。
愚の骨頂。
合理性なんていらなかった。
お国に尽くすという志気を高める大義名分が優先した。
そんなの狂信的。
戦争をした愚かさよりも、その日本の独自な国民性が衝撃で自虐的で。
ショックでした。
情けない。
としか言えなかった。
そして今日はもう一本。
いろんな作家さんの作品の朗読を。
ラヴィアンローズ
立原えりか『アイスキャンデー売り』
山川方夫『夏の葬列』
大川悦生『おかあさんの木』
今西祐行『一つの花』
いぬいとみこ『川とノリオ』
どれもこれも、ぐっと涙を堪えました。
プロのように上手ではないけれど、本当に心に響く。
想いを伝えるのはこういうことなのだと改めて。
やっぱり、戦争はいけない!
私も、この夏をまったり図書館で過ごそうと思いました。
真夏の昼下がりです。