高山樹延「来年は勝負の年。絶対にチャンピオンになる」 | エビ☆ログ

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角海老ボクシングジム公式ブログ

9月にS・ウェルター級ランカーの十二村喜久が

タイトルマッチに挑むも失敗、

そして12月に入ってからはウェルター級2位の下川原雄大が

ノーランカーに敗れるという予想外の展開に、

角海老中量級勢がぐらついてる。

そんな状況の中で、「こうなったらオレが行く」とばかりに

目をギラつかす男がいる。

ウェルター級3位の高山樹延だ。


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--調子の方はいかかですか?
高山:「下川原(雄大)さんが先日負けてしまって… 。まさか負けるとは思わなかったんでショックだったんですけど、こうなったらオレが、という気持ちで急にスイッチが入りましたね。これからは練習の鬼になりますよ」


--下川原君が先日破れた相手の尹文鉉選手とは個人的な付き合いもあると聞いてます
高山:「学校の先輩です。アマチュア時代から強かった選手で、ランカーの実力は十分あると思います。角海老勢が3人負けてるので、もし試合が組まれるようなことがあればやりますけど、仲の良い先輩なのであまりやりたくはないというのが正直な気持ちです」


――なるほど。下川原君も当然まだまだこのままで終わる気はないだろうけど、これでランキングの変動があると、樹延君が2位に浮上する可能性もあります
高山:「そうなると、(タイトルマッチが)一気に現実味を帯びてきますね。スイッチはもう入ってますから。あとはひたすら練習するだけです」


――練習の鬼になると…
高山:「はい。正直自分はまだまだだと思ってるんで。そこまでのキャリアもないし、ここから一つ上のボクシングをやるためには質の高い練習をやらないといけないと思ってて。で、質の高い練習をするためにはまずは量が必要なんじゃないかなって。最近は遊びたいと思うこともないんで、最近はボクシングのことばかり考えてます。とにかくボクシングに集中して、ジムで一番練習してるって言われるぐらいやらないとダメですね」


――充実した練習ができてそうですね
高山:「そうですね。体幹を鍛えたり、フィジカルもジムにお願いしてトレーナーを付けてやらせてもらってます。あと今はとにかくサンドバッグを打ってますね。バッグを打たない人も多いけど、意識しながら続けていくことで見えてくるものもあって。バッグは自分も昔は退屈だと思ってやってたんですけど、いまは意識が違うから退屈しないんですよ。しっかり基礎と土台を作ってからだと思ってます」


――樹延君の理想のボクシングは?
高山:「スピーディーに綺麗なボクシングをやるタイプというよりは喧嘩ファイト、重たい黒人の "ザ・ボクサー" みたいなタイプを目指してます。選手で言うと海外なら(フェルナンド・)バルガスや(リカルド・)マヨルガ、日本だと内山(高志)さんのようなボクシングは理想ですね」


――なるほど。今年は初の黒星も経験しましたが、振り返ってみてどうですか?
高山:「負けたことも良い経験だったし、充実してたと思います。勝負は来年ですね。絶対にチャンピオンになりますよ」


――現ウェルター級のチャンピオンは渡部あきのり選手(協栄)について
高山:「2度スパーをしたことがあります。もちろん試合とスパーは全然違いますが、意外と噛み合ったなって印象です」


――来年が楽しみです。最後に来年への抱負と意気込みをお願いします
高山:「とりあえず3月に試合が決まってるんでまずそこをクリアして、それからもっともっと練習して来年はチャンピオンになります。絶対に。期待していてください」