千と千尋の神かくしの舞台にもなったと言われる
「九份(きゅうふん)」を目指し
タクシーで、まずは忠孝復興駅へ。
台湾は、タクシー代も安く、初乗りなんと70元(=約210円)
暑いし、滞在中はフル活用してました
忠孝復興駅から、九份行きのバスに乗ろうと思っていたのですが
ちょうどバス停の前の道路が工事中
臨時のバス停は、一体どこへ移動したのやら~?!
案内をしているらしきおばさんに聞いても
英語がまったく通じず、中国語で何か言って来ます・・
どうやら、「うしろにいるおじさんに着いて行け!」と言ってるようなんだけど
そのおじさん、ビジネスマン風でスーツケース引いてるし~!
明らかに行き先違うんじゃない~
もう一回地図見てみたり、あたふたしてたら
そのおじさんが、英語で話しかけて来てくれました。
自分は空港に行くんだけど、どこに行きたいのか?と。
「九份行きのバスに乗りたい」と言ってみたものの
どうやら「きゅうふん」という地名が通じてない様子。
そうか!「きゅうふん」って、日本語読みだからか~!
と、単純なことに気づいて
慌てて中国語の数字読みを、遠い記憶から思い出す・・
え~と 「ジウ・・・フン?」
何度か抑揚やイントネーションを変えたりして発音していたら
なんと!通じました
おぉぉ
おじさんがおばさんに聞いてくれて
無事、臨時のバス停への行き方を教えてもらえ
でも、発車までもう時間がありませ~ん
慌てて走ったものの、すでにバス停を通り過ぎたバスが目の前を通過・・
「あぁ~
やっぱり間に合わなかったぁ~この次のバスだなぁ~
」と
歩みをゆるめた私の横を・・・
両手を挙げて、時々ジャンプも交えながら
猛ダッシュで駆け抜ける友人
なんと友人は、その大ぶりなジェスチャーで
交差点の真ん中にいたバスを止めました
とっさの時、行動って分かれるものですね
友人のおかげで、時間のロスなく予定通りのバスに乗れました
1時間半ほどで、九份の入口に到着
土曜日の九份は、噂通りすごい人出です
さっそく基山街へ入って行きます
狭い通りに、食べ物やおみやげ物の店がずらっと軒を並べています。
そして、連なる赤いちょうちんが
「九份に来たぞ~!」という気持ちを盛り上げます
台湾の「塩沢トキさん」を発見
見たことのない食べ物もたくさんあって、興味深々
・・・の わりには・・・
どんな味なのか想像ができなくて
結局、食べるには至らなかったところが小心者です
人が増えてきた~
人が多いところは、すれ違いも大変なほど
買い物をする人、立ち止まる人、こっちへ来る人、向こうへ行こうとする人・・
大混雑です。
しばらく行くと、基山街と交わる有名な階段道・豎崎路。
豎崎路を下ることにします。
九份の町並みは、急な山の斜面に家々が密集して建っていて
この階段路も、結構勾配があります。
1回降りたら、もう上がりたくない気分
途中見かけたこの洞窟の奥にある店も
確か有名な店だったと思います。
ガイドブックにも載っている「阿妹茶楼」
「千と千尋の神隠し」の湯屋のモチーフになったとも言われています。
他の映画の舞台にもなっているようで
台湾の人もたくさん記念撮影してました
さらに下ると・・・
「悲情城市」という喫茶店。
映画の中では、酒場として撮影されていたようです。
とても趣のある、いい雰囲気のお店。
店の脇から見上げる階段が、とても絵になる風景です。
これは、夕暮れ時が楽しみ
お茶を飲みながら、日没を待つことにします