2.これからのスポーツ指導に求められるもの
3)指導活動のプログラムの多様性
④.インフォーマルスポーツ・グループ
明確な組織を持たないで、学校の校庭や公園、空き地などで
月並み的に活動している流動的同好会の集まりをインゴーマルグループ
といいます。
ところが今では、このようなインフォーマルグループがあちこちで急速に
台頭する機運にあるります。
しかしこのようなインフォーマルグループにとっての一番の泣き所は
活動の拠点を持たないということです。
スポーツが生活の中に定着している欧州では、このような現象は
あまり見られません。
日本でも、インフォーマルグループの施設への登録制と、そのための橋渡し、
更には、これらの諸グループの施設を共有する”共有の倫理”の制度化が
一層図られるべきでしょう。
⑤組織スポーツ人口
体育協会などの組織に加盟している快速や会員のはっきりしているスポーツの
組織人口と考えてよいグループです。
一般にスポーツが飯より好きな人たちによって構成されていて、
その活動の目標は、相手に勝つことにおかれ、スポーツ技術の高度化への
志向性が強い。
スポーツは本来、”より早く、より高く、より強く”という要素を持っているから
それも悪くはない。しかし日本で問題なのは、これら一般のエリートスポーツが
施設から大会行事に至るまで、すべて自分達中心に展開し、広く一般の人たちの
スポーツが犠牲になっていりところに問題なあります。
こっらの組織スポーツ人口を中心とするスポーツ団体の体質改善と、
広く一般社会のスポーツに寄与する身構えとそのためのプログラムが
より開発されていくことを望むのであります。