履修学年:高校1年もしくは高校2年
「水平投射と斜方投射」の続きです。
例題をご紹介しそびれてしまいましたので、遅ればせながら、本題でご紹介します!!
加速度の概念や等加速度直線運動が生じる仕組みについてまだ自信がないという方は、本題を読む前に、「重力加速度を伴う等加速度直線運動」及び「等加速度直線運動の公式の解釈」をご覧の上、本題修得の前提とされる予備知識をご確認ください。
最も重要なポイントは、初速度とはたらく力の向きが一致しない(一直線上にない)場合、
物体は直線運動をせず、カーブをしながら運動をするということですね。
野球の変化球も、このメカニズムを利用してできるものです!!
今までご紹介してきました、重力のみがはたらく物体の運動は、全て「鉛直成分の移動距離が経過時間の二次関数」になるのです!!
しかも、tの2乗の係数が4.9と決まっているので、単なる二次関数と考えれば、かなり楽に考えられます!!
更には「鉛直成分の速度が経過時間の一次関数」になっていますので、媒介変数の要領でt(経過時間)を消去すると、「鉛直成分の移動距離が鉛直成分の速度の二次関数」になることもわかります!!
ぜひとも、検証してみましょう!!