「頂点が原点にある二次関数の変域」の続きです。
今までの記事で、全ての二次関数は「放物線の形」、「頂点」、「軸」をそれぞれ特定することができ、その為に「平方完成」をすることをご紹介致しました。
平方完成がまだ自信がない場合は、「恒等式の考え方を利用した平方完成」でご確認ください!!
この平方完成を利用した頂点の求め方につきましては、「頂点が原点以外にある二次関数のグラフ(2)」でご確認ください!!
本題では、頂点が原点以外にある二次関数でも、xの範囲を定めればyの範囲も伴って定まることをご説明致します。




何の為に平方完成をするか、把握できましたね?
そうです!!そのままでは、二次関数の変化の様子がはっきりしません。
二次関数は、頂点(軸)を境にして、
減少が増加に転じる(a>0の場合)もしくは増加が減少に転じる(a<0の場合)性質があります。
ならば、その軸はどこなのか?
そんな時に、平方完成が役に立つのです!!
ところでこの変域と頂点は、問題によっては文字で表されている場合もあります。
それでは、本題で言及した「変域と軸の位置関係」がはっきりしませんね。
これは、場合分けもやむを得ません。
文字に該当する値がいくつになるかによって、「変域と軸の位置関係」がまちまちですからね。
このような問題につきましても、リクエストがございましたら、追って解説をアップロード致します。