ゴーストバスターズ/フローズン・サマー | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Ghostbusters: Frozen Empire
監督:ギル・キーナン
キャスト:ポール・ラッド/キャリー・クーン/フィン・ウルフハード
配給:ソニー・ピクチャーズ・リリーシング
公開:2024年3月
時間:115分




今夜紹介するのは,80年代の大ヒット・コメディを基に,その30数年後の物語を新たな世代のバスターズたちの活躍を通して描いた『ゴーストバスターズ/アフターライフ』の続編『フローズン・サマー』。全てを氷に変えてしまう最強ゴーストに立ち向かうゴーストバスターズの活躍が描かれる。監督は前作で共同脚本を手掛けたギル・キーナン。原題の『Frozen Empire』は「氷の帝国」みたいな意味。

サマーヴィルからニューヨークへと引っ越したスペングラー家は,初代ゴーストバスターズで実業家のウィンストン(アーニー・ハドソン)が買い戻した消防署で,新生ゴーストバスターズとして日々を忙しく過ごしていた。しかし,一家の娘で天才的な頭脳を持つフィービー(マッケナ・グレイス/吹替:上白石萌歌)は,15歳であることを理由にメンバーから外される。自分を対等に見てくれない母キャリー(キャリー・クーン)や義父のゲイリー(ポール・ラッド)に不満を募らせるフィービーは,夜の公園でメロディ(エミリー・アリン・リンド/吹替:本田真凜)という名のゴーストと出会う。

一方,レイモンド(ダン・エイクロイド)の経営するオカルト書店に,祖母の遺品だと言って不思議な球体を持ち込むナディーム(クメイル・ナンジアニ)。それは,すべてを一瞬で凍らせる史上最強ゴースト“ガラッカ”を封印したゴーストオーブだった。やがて,手下のゴーストたちの策略でその封印が解かれ,ニューヨーク中が氷の世界に変えられてしまう。恐るべきガラッカ(イアン・ホワイト/吹替:松尾駿)の魔の手からニューヨークと世界を守るために立ち上がるゴーストバスターズだったが…。

新旧ファンを満足させた『アフターライフ』だっただけに続編に危惧を感じていたが,ゴーストバスターズの“聖地”ニューヨークを舞台にし,コメディ少なめ恋愛要素なしで,フィービーを中心にした物語を作り上げ,映像化してくれたスタッフに感謝。若干“まとまり過ぎ”な気もするが,そこはフィービーの魅力でプラスに仕上がっている。

愛くるしい見た目に反して過激なイタズラが得意な“ミニマシュマロマン”たちが,随所でアクセントとなるのも好み。キャラの説明なんて一切ないので,『アフターライフ』での予習後に見ることをお薦め。


映画クタ評:★★★★


右矢印ポール・ラッド作品まとめ

右矢印ビル・マーレイ作品まとめ

右矢印上白石萌歌作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

ゴーストバスターズ』(1984年)

ゴーストバスターズ2』(1989年)

ゴーストバスターズ』(2016年)

ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2022年)