おまえの罪を自白しろ | p・rhyth・m~映画を語る~

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監督:水田伸生
キャスト:中島健人/堤真一/池田エライザ
配給:松竹
公開:2023年10月
時間:101分




今夜紹介するのは『ホワイトアウト』『アマルフィ/女神の報酬』『アンダルシア/女神の報復』の原作者でもある人気作家・真保裕一のベストセラーを『謝罪の王様』『アイ・アム まきもと』の水田伸生監督が実写化した社会派サスペンス『おまえの罪を自白しろ』。中島健人と堤真一の主演が話題となった昨秋の作品だ。

政治家一族の宇田家の次男・宇田晄司(中島健人)は,自ら設立した建築会社の倒産により,政治スキャンダルの渦中にある国会議員の父・清治郎(堤真一)の秘書を務めることになり,煮え切らない日々を送っていた。内閣府副大臣である清治郎には,上荒川大橋建設にあたり夏川総理(金田明夫)の友人に便宜を図るため国交省や県に圧力をかけたという疑惑がかけられ,連日メディアに追われていた。

そんなある日,清治郎の長女・緒形麻由美(池田エライザ)の幼い娘・柚葉(佐藤恋和)が誘拐される事件が発生。犯人からの要求は身代金ではなく,「明日午後5時までに記者会見を開き,おまえの罪を自白しろ」という清治郎への脅迫だった。しかしそれは,決して明かすことの許されない国家を揺るがす”罪”。権力に固執し,口を閉ざす清治郎。窮地に立つ清治郎を支えつつ,柚葉の救出に奔走する晄司だったが…。

中島健人は頑張ってるが,堤真一の上手さと池田エライザの迫真の演技に霞んでしまった。ストーリー的に仕方ないのかもしれないが,水田監督にしては“振り切れ”感が全くなく,サスペンスとしてのオチも弱くて,何だか全体的にバランスの悪い後味が残念。

共演は他に,山崎育三郎,美波,尾野真千子,角野卓造 など。エンドロールで流れる主題歌のB'z『Dark Rainbow』はカッコいい♪


映画クタ評:★★★★


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