シャザム! 〜神々の怒り〜 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Shazam! Fury of the Gods
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ
キャスト:ザッカリー・リーヴァイ/アッシャー・エンジェル/ジャック・ディラン・グレイザー
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
公開:2023年3月
時間:130分




今年1月,DCスタジオは映画『マン・オブ・スティール』以来ヘンリー・カヴィルが演じてきたスーパーマンとは別の新たなスーパーマンを主軸とするDCフランチャイズ“DCユニバース”の計画を正式に発表。“DCエクステンデッド・ユニバース”は“DCユニバース”へと部分的にリブートされることになった。まぁ,10年目の節目と言うか,混迷の続くDCシリーズの再建策って感じだとは思うが,ここら辺りの映画界,ちょっとハッキリしないし,今後の成績や流行次第でまた変わりそうな部分でもある。

さて,今夜紹介する『シャザム! 〜神々の怒り〜』はそんなDCEU(DCエクステンデッド・ユニバース)からDCU(DCユニバース)への過渡期に位置付けられている作品。魔術師から神々の力を授かった,中身はコドモの半人前ヒーロー『シャザム!』の活躍を描くDCコミックス原作のアクション・アドベンチャー大作の第2弾だ。

魔術師シャザム(ジャイモン・フンスー)に選ばれ,スーパーヒーロー・シャザム(ザッカリー・リーヴァイ/吹替:宮野真守)となったビリー(アッシャー・エンジェル)。杖のパワーでスーパーヒーローとなった5人の兄弟たちと共に邪悪な科学者Dr.シヴァナ(マーク・ストロング)を倒してから3年。もうすぐ18歳となることに不安を抱きながらも,次々と事件を解決し,ヒーローたちのリーダーとしてフィラデルフィアの平和を守ってきたつもりだったが,現場では失敗ばかり。街の人々からは「フィラデルフィアの恥」と呼ばれることも。

ある夜,ビリーは夢で,魔術師シャザムから突然の警告を受ける。彼が杖を折ったことで,封じ込められていた神々が異世界から放たれてしまい,アトラスの娘たちが人間界を破滅させにやってくるというのだ。元素を操る長女ヘスペラ(ヘレン・ミレン/吹替:戸田恵子),カオスを引き起こす次女カリプソ(ルーシー・リュー),そして,フレディ(ジャック・ディラン・グレイザー)の同級生として潜り込んでいたあらゆる軸を操る三女アンテア(レイチェル・ゼグラー)。神々の世界を復興させようとする彼女たちはやがて,巨大ドラゴンを引き連れて地球に襲来。世界中を巻き込んだ戦いに発展するのだったが…。

なぜか今回,スーパーメアリーだけが変身後も同じグレイス・キャロライン・カリーというちょっとした違和感はあるが,ストーリー的にも構成もしっかりしているし,何よりヘレン・ミレンの登場には驚かされた。

吹替版ではシャザムの声が菅田将暉から宮野真守にシフト。大人の事情とはいえ,主人公だけにここは変えずにいてほしかったところ。

さて,続編匂わすポストクレジットだったが,DCの迷走がどうなるかにかかっている気がする。


映画クタ評:★★★★


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シャザム!』(2019年)