ザ・スーサイド・スクワッド/“極”悪党、集結 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Suicide Squad
監督:ジェームズ・ガン
キャスト:マーゴット・ロビー/イドリス・エルバ/シルヴェスター・スタローン
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ/ワーナー ブラザース ジャパン
公開:2021年8月
時間:132分




今夜紹介するのは『ザ・スーサイド・スクワッド』。紛らわしいことに2016年に公開された『スーサイド・スクワッド』とは「ザ」の有無だけしか違わない。4人の続投キャラがいるが,直接的な続編ではなく,“新たな物語”として再構築した作品とのこと。まあ単に“ウィル・スミス欠席版”ってことだろうか。

監督は何と,ライバルのMCUから引き抜いてきた『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン。DCEU作品としては10作目となる,掟破りの悪党スーパースターたちによるアクション超大作だ。

南米の島国コルト・マルテーゼで“スターフィッシュ計画”という秘密の実験を行っているナチス時代の研究所ヨトゥンヘイムを破壊するため,タスクフォースXの司令官アマンダ・ウォラー(ヴィオラ・デイヴィス)は,死亡率最悪の刑務所に収容されている受刑者の中から悪党たちを招集。リック・フラッグ大佐(ジョエル・キナマン)をリーダーに,ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー),サバント(マイケル・ルーカー),キャプテン・ブーメラン(ジェイ・コートニー),ブラックガード(ピート・デイヴィッドソン),T.D.K.(ネイサン・フィリオン),ウィーゼル(ショーン・ガン),ジャベリン(フルーラ・ボルク),モンガル(メイリン・ン)たちが,10年の減刑と引き換えに,首の後ろに爆弾を埋め込まれ危険な極秘ミッションに出動する。しかし,上陸と同時に待ち伏せに合い,フラッグ大佐とハーレイを残して壊滅。2人もそれぞれ捕縛されてしまう。

ウォラーはさっそく,ブラッドスポート(イドリス・エルバ)をリーダーとする“チームB”に指示を出す。ブラッドスポート,ラットキャッチャー2(ダニエラ・メルシオール),ピースメイカー(ジョン・シナ),ポルカドットマン(デヴィッド・ダストマルチャン),キング・シャーク(声:シルヴェスター・スタローン)の5人は一切攻撃を受けず上陸に成功。道中,フラッグ大佐と合流した一行は,彼を保護していた反政府組織メンバーのソル・ソリア(アリシー・ブラガ)の協力を得て,コルト・マルテーゼの街へと潜入するのだったが…。

“チームA”の呆気なさに意表を突かれてるうちに,物語はテンポよく進んでいく。メイン7人のスーサイド・スクワッドはもちろん,今回,司令部メンバーも,コルト・マルテーゼ政府にも,濃いキャラ揃いで飽きさせないし,そんな中でこそひときわ奔放なハーレイの魅力が全編を引っ張っていく。

デッドプール』を思わせる軽妙な展開とスプラッタも,選曲センスも最高! 終始ハイテンションの,良い意味で“ブッ飛んだ”1本だ。


映画クタ評:★★★★


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◆シリーズ一覧◆

スーサイド・スクワッド』(2016年)