監督：山崎貴（総監督）／八木竜一／花房真
ｷｬｽﾄ：佐藤健／有村架純／波瑠
配給：東宝
公開：2019年8月
時間：103分
1986年第１作が発売されてから今年で35年となるRPG『ドラゴンクエスト』。全シリーズの累計出荷数＋配信数は8000万本を超える大人気ゲームで，知らない人は少ないんじゃないだろうか。このゲームを初のフル3DCGアニメーションで映画化したアドベンチャー作品が，今夜紹介する『ドラゴンクエスト／ユア・ストーリー』。『DESTINY 鎌倉ものがたり』『アルキメデスの大戦』を手がけたVFXの第一人者である山崎貴が総監督・脚本を務め，1992年発売のゲーム『ドラゴンクエストV／天空の花嫁』のストーリーを原案に，親子３代に渡る壮大な冒険と愛の選択の物語が描かれる。シリーズの生みの親であるゲームデザイナーの堀井雄二が原作・監修を担当している。監督は八木竜一＆花房真，音楽はもちろん，すぎやまこういちが担当。
ゲマ（吉田鋼太郎）率いる魔物たちに母マーサ（賀来千香子）を連れ去られた少年リュカ（佐藤健）と父パパス（山田孝之）は，母を取り戻すために旅を続けていた。ついにゲマと遭遇したパパスは，魔物たちと激しい戦いを繰り広げる。しかし一瞬の隙をつかれ，リュカが人質に。手出しのできなくなったパパスは，リュカの目の前で非業の死を遂げる。
10年間奴隷として働かされていたリュカとラインハットの王子ヘンリー（坂口健太郎）は，樽の中に入り死体のふりをして逃げ出すことに成功。辿り着いた城下町で，プサン（安田顕）に出会って逃亡を助けてもらう。ようやくパパスと暮らした懐かしい家に戻ったリュカは，地下の隠し部屋でパパスの日記を見つける。そこには，“天空の剣”と“勇者”を探し出せば母を救えることと，リュカが天空の民の末裔だと書かれていたのだったが…。
とにかく声優陣が豪華。他にも，ビアンカを有村架純，フローラを波瑠，ブオーンを古田新太 など，いずれ劣らぬ俳優たちが競演している。
『ドラクエV』を知る人には，ダイジェスト展開で先が読めるかもだが，まさかのエンディングが待っている。このエンディングが賛否両論を呼んだわけだが，個人的には“映画”として充分に楽しめる１本だと思った。
ｸﾀ評：★★★★☆
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