カウボーイ & エイリアン | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Cowboys & Aliens
監督:ジョン・ファヴロー
キャスト:ダニエル・クレイグ/ハリソン・フォード/オリヴィア・ワイルド
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/ドリームワークス/パラマウント映画
公開:2011年10月
時間:118分




4夜連続ダニエル・クレイグ特集。まず今夜は,ハリソン・フォードとの豪華共演で贈るSF西部劇アクション『カウボーイ & エイリアン』を紹介。プロデューサーにはスティーヴン・スピルバーグやロン・ハワードも名を連ね,監督は『アイアンマン』のジョン・ファヴローと,贅沢なクレジット。

1873年,アリゾナ。真昼の荒野で目を覚ました1人の男(ダニエル・クレイグ)。男は記憶を失っており,右腹に深い傷を負っていた。身につけているのはボロボロの服と,左手には奇妙な金属製の腕輪,近くには見知らぬ女性が写った小さな写真が落ちていた。男は死に物狂いで腕輪を外そうとするが,どうしても外れない。そこに3人のならず者が通りかかり追いはぎをしようとするが,逆に男は瞬く間に3人を殺傷し,彼らの衣服,武器,馬を奪う。

やがて男はダラーハイド(ハリソン・フォード)が牛耳る町へと辿り着く。訪れたバーで,出会ったばかりの女・エラ(オリヴィア・ワイルド)が話しかけてくる。「あなた,何も覚えてないの?」と。どうやら彼はお尋ね者のジェイク・ロネガンらしく,捕まってしまう。ところがジェイクが護送されようとした時,町の夜空に未知の飛行物体が飛来し,建物を破壊し人々を連れ去っていく。その瞬間,ジェイクの腕輪が敵に有効な武器であることが判明。町の男たちはジェイクと協力し,連れ去られた住人を救い出そうと,未知なる敵の行方を追い始めるのだったが…。

タイトルの通り,西部劇にUFOをブッ込んできた設定が面白い。まだ電話もテレビも車もない時代に,いきなり光り輝くUFOが現れるのだから,考えただけでゾクゾクさせられる。

ただ,立派なクレジットのせいか,リアルにこだわり過ぎたんじゃないかっていう残念さはある。見ているうちに何だかとっても“豪華なB級映画”に見えてきてしまうのだ。ジョン・ファヴロー監督が『アイアンマン』で見せてくれたユーモアさも薄く,本来ワクワクさせるはずの“突飛な設定”が“チグハグ”な雰囲気を作ってしまう。

個人的には好きだし,豪華クレジットに免じて★1つサービス。軽くおおらかな気持ちで見ると楽しめる1本かも。


映画クタ評:★★★★


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