ONE PIECE FILM GOLD | p・rhyth・m~映画を語る~

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監督:宮元宏彰
キャスト:田中真弓/中井和哉/岡村明美
配給:東映
公開:2016年7月
時間:120分




2009年『ONE PIECE FILM/STRONG WORLD』(興収48億円),2012年『ONE PIECE FILM Z』(興収68.7億円)と,公開の度にアニメの枠を超えて映画業界に大波を起こしてきた3年半ぶりの劇場版シリーズ13作目。前作に続き,総合プロデューサーには原作者・尾田栄一郎。原作の世界観はそのままに徹底的に新しさを追求し,全国346館,邦画史上最多記録となる743スクリーン,2D・3D・4DX・MX4Dでの上映と,劇場版シリーズを新たな次元と期待に導く“麦わらの一味”を,さっそく3Dで観てきた♪

航海を続けるルフィ(田中真弓)たち“麦わらの一味”がやって来たのは,世界中の富豪たちが集う世界最大のエンターテインメントシティ“グラン・テゾーロ”。そこは世界政府すら手を出すことのできない“絶対聖域”で,海軍も海賊も関係なく,誰もが街のルールに則ってカジノやアトラクションに興じていた。

色めき立つルフィたちの前に現れたのは,金の力で世界政府ですら容易く動かし,天竜人をも懐柔するほどの権力を持つ“黄金帝”ギルド・テゾーロ(山路和弘)。すべてが豪華絢爛なその街の裏では,テゾーロによる圧倒的な支配が渦巻き,ルフィたちはなすすべもなく街の非情なルールに飲み込まれていく。

世界を揺るがすほどの暴走を始めていたテゾーロの支配力に,ざわめき始める世界政府,そして革命軍が遠巻きにする中,「自由とは,支配とは」という,この海を制するための答えを懸けて,ルフィたちの信念を掛けた闘いが今,幕を開けようとしていた…。

さて,4Dだと付加効果があるからまだしも,3Dは平面が浮き出る感じで微妙。ただ,映像の美しさとスピード感や音楽とマッチしたラスベガス感,工夫された展開や,終盤の格闘シーンなど『ONE PIECE FILM』としての完成度は素晴らしい。

個人的にはテゾーロの影の部分への踏み込みの浅さが気になったが,久しぶりに観る一味9人の揃い踏みにシビれ,サボ(古谷徹),コアラ(ゆきのさつき)やルッチ(関智一)の登場に歓声を上げ,カリーナ(満島ひかり)とナミ(岡村明美)の“女子の友情”にじんわりして大満足。テゾーロ部下のバカラ(菜々緒),ダイス(ケンドーコバヤシ),タナカさん(濱田岳)や,マックス(北大路欣也),マッド・トレジャー(小栗旬)をはじめ,竹中直人,古田新太,コロッケ,三村マサカズ,三宅正治(フジテレビアナウンサー)など豪華すぎる声優陣も楽しめる。


映画クタ評:★★★★★


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