今朝、部屋を出る前に、テレビで「サワコの朝」という、阿川佐和子さん
司会のトーク番組を見ました。ゲストが、郷ひろみさん。かつてのヒット
曲「お嫁サンバ」について、最初「何だ、この歌詞は?」と思ったとか。
そして、正直、歌いたくないとも。
しかし、「これは、将来結婚式とかで、ずっと歌い継がれていくぞ」と
説明されると、一瞬にして、「そうか。じゃあ、歌おう」と、思い直した
そうです。
若い頃、私はそういう感覚を、バカにしていました。「何て単純な奴」っ
てな感じでしょう。しかし、明らかに、若気の至りでした。間違っていま
した。
単純にも、悪い単純と良い単純があるのです。思慮が浅い。浅はか
なのは、悪い単純さですが、無駄を省くという意味の単純さは、良い
のです。切り替えの早さ、前向きさという、人間としてとても大切な
要素につながりますから。
そしてこの郷ひろみさんのケースは、明らかに良い単純さです。まあ、
純粋さに近いものでしょうか。
どんなに爺さんになっても、いや、爺さんになればなるほど、良い意味
の単純さは持ち続けたいものです。
ということで、撮影は無事終わって、帰ってきました。明日の関根組
アフレコに向けて、気持ちを切り替えます。良い単純さによって、効率
アップといこうと思います。