戦国時代末期の名将、鍋島直茂という人の、名言。
「大事の思案は軽くすべし
万事しだるきこと、十に七つは悪し
武士は物事手取り早にするものぞ」
意味は、重大なことほど軽く(早く)決断せよ。だらだらと思い悩んで
行なうと、十に七つは悪い結果に終わる。武士は迅速に行動すべし。
ということです。
武士に限らず、今、ビジネスに関しても、参考にされているそうです。
ビジネスマンでないので、ビジネスの詳しいことは言えませんが、
ただ見ていると、やたら会議をやり過ぎる会社はおおよそ傾いてい
る気がします。
議論を重ねるうちに、当たり障りのないつまらないものになっていく
ことは、多いのだと思われます。
皆が賛成するもので、ヒットする商品や企画はなく、賛否両論が渦巻く
ものが当たる確率は一番高いといいます。それなのに、皆が納得す
るまで会議を重ねるというのがナンセンスなのは、わかります。
ただそれには、トップの人は常に直観力と度胸を磨いておく必要が
るのでしょうけれど。
賛否が五分五分のものにゴーを出して失敗した時の責任問題が恐い
から、無駄に会議を重ねる。そんなケースも多いのかもしれません。