首都圏模試と四谷合不合判定 | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 直前期ですね。昨日は首都圏模試でした。この時期の小6の方はほとんどの方が受けていると思われます。

 首都圏模試四谷の合不合判定テストの違いで戸惑っている方が多いようです。関西では芦屋検定なんてものもありました。

 この二つの大きな違いはなんといっても「問題の難易度」です。特に算数で顕著です。
 首都圏模試の方は、前半に平易な問題が多く、点数が取りやすいです。四谷のほうは、大問2から結構なえぐい問題がでます。しかも問題数が多く、大半の生徒が最後までたどり着けません。スピードの速い子が有利です。

 一般に偏差値が55以上の難関校を受ける子は四谷を重要視し、それ以下の中堅校以下ならば首都圏模試に重きを置く、というのが業界的には鉄則です。また、模試でいくら高い偏差値が出ても、それはその模試という「形式」にその子があっていたというだけで、志望校の形式にそのまま当てはめることはできないともいえます。特に難関校。

 首都圏模試で偏差値60オーバーの子が四谷を受けて偏差値40代前半叫びなんてこともざらにあります。それはそういう難易度の問題にときなれていないというのが実際のところでしょう。また、時間配分ができないというのもあります。

 中だるみの子に四谷を受けさせ、落ち込ませるとか、逆に首都圏を最後に受けさせて自信をつけさせるなどの戦略も可能です。どちらにせよ、志望校の傾向によりあったものを選ぶべきでしょう。どちらのデータももちろん、信憑性はあります。

 あ、それでは今日はこの辺で。いつも読んでくださってありがとうございます。 



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