お受験ブルーズ

現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。

究極の受験セカンドオピニオン「夏のスーパーコンサル2015」を行っています。受験や進路で悩んだら普段の塾や学校の先生とは違う、忌憚なきコンサル指導を受けてみませんか。夏は過ぎましたが、新学年の方も歓迎です。
詳しくはhttp://ameblo.jp/jyukuko/entry-12045286291.htmlへ。


2016年度、2月からの新6年生の新規募集も始めました。中学受験以外の方も大歓迎です。秋以降は少々時間が取りづらくなることもありますので、お早めに。合格詳しくはこちらへ。


http://ameblo.jp/jyukuko/entry-12078350127.html


家庭教師のご依頼を可能な限り受け付けております。私立中高一貫校のテスト対策や、テスト前の単発授業なども可能です。

ご興味のある方はメールくださいね。
hasetomo2009☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)

マイナビさんにて、コラム連載やってます。よろしければこちらもどうぞー。
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/10164

テーマ:
 ついに最も濃い回が来てしまいました。純文学なんて一体どこが面白いんですか、とよく言われますし、その通り、全然面白くないやつが大半だなとは思います。僕は定期的に今でも純文学を読んでいるのですが、途中で投げ捨てたくなる本もたまにあります(が、最後まで読んでしまうこの間違った粘り強さw)

 僕は音楽にしても文学にしても「クラシック主義」では全くありません。クラシックと言われるものも、当時は今のライトノベルみたいな流行りものだったかもしれませんし、そうだったから後世に残っている面があるはずです。

 ベートーベンやモーツァルトが現在に生まれたら、クラシックには多分手を出さず、パワー全開でプログレッシブロックでもやって、それをメジャーシーンにぶち込む、くらいのことはするのではないでしょうか。ヘビメタかも?

 僕は、盲目的にクラシック(ふるいモノ)が最上、格上と言うつもりはありません。最近のJポップもダサいな、とは思いますが、だからといって音楽的に格下だとは思いません。学ぶべきところも当然にあります。

 文学でも同様です。今のエンタメ小説が、純文学に比べ劣っているとか格下だとは思いません。
 が、当時の天才的な人物たちがどのように作品を描いてきたかというのは知っておくべきでしょう。また、この伝統ともいうべき人類の(主に日本人の)流れを知っておくのはきっとプラスになると思います。巨匠と言われるゆえんもしっかりとあります。

 思いますに、大正時代から昭和中期あたりというのは、今よりも作家が強情だったり、偏屈だったりして、その曲がりくねった感情が生のまま作品に描かれやすいし、それで一定の評価を受けられる時代だったと思います。また、現代人よりも繊細さのある作家さんがやはり多いと感じます。

 やはり、入試で出題されるのもほとんどが純文学系のものと言いますか、心情が表現されたエンタメ性の低いものです。最近のエンタメ系では日本語が崩れていたり、文章で表現すべきモノを、テキトーに時代の共通認識でのおざなりな説明や擬音で誤魔化してしまっているものも多いです。(そういうのをガサツさとして、僕は繊細さの大局に置いています)
それでは、やはりせっかく本を読んでも得る物は少ないのかなと思います。

 やはり日本人が本来もっていた、「美しい文章」の作家をおススメしたいですし、また、どうしようもなく濃い作品をあげるようにしています。(でも太宰や大江健三郎は外しました~)

36、火花 又吉直樹
火花/文藝春秋

¥1,296
Amazon.co.jp

とりあえず最初はこのあたりから(笑) 昨年大ヒットを飛ばした、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんの作品です。芸人の本だと思って侮るなかれ。芸人として生きる人間の内面がしっかりと描かれていますし、今の若い人たちからすれば、テレビで親しみのある芸人さんたちが、このような葛藤を持ちながら生きているのかな、と心情理解にもつながりやすいです。

内容としては、ある芸人とその先輩芸人の日常を描いた話です。芸の道を求める二人は、売れない毎日を過ごしています。あくまで純粋に、純粋すぎるほどにお笑いを追い求める先輩芸人さんは、後輩の主人公に絶対ご飯を奢ろうとするある種完璧主義者なのです。
が、やはりお金がない売れない芸人ですので、生活を持ち崩していきます。その顛末を描き、芸を求めることの厳しさと、現実の幸せの意味を描いた(と僕は思う)温かみもあり、リアルさもある作品となっています。

又吉直樹さんは、高校時代にサッカーで全国大会に出ていたりと、売れている芸人さんに共通する「一生懸命やる」ことを青春時代に経験している方だと思います。また、控え目で、言葉にしないやさしさを感じさせる人だなと僕は思っています。そういうところも、この本を読めばより感じることができます。

テレビを見るにしても、感覚をオープンにして、その方の生き様を感じるようにするとまた、違ってくることでしょう。


37、海と毒薬 遠藤周作
海と毒薬 (新潮文庫)/新潮社

¥391
Amazon.co.jp

異様に濃いものを持ち出してしまいました。遠藤周作さんといえば、灘中出身でフランス留学などを経験された昭和の巨匠です。カトリックの洗礼を受けているので、キリスト教観を感じさせる作品が多いです。

中でもこの作品は、第二次世界大戦時に捕虜となったアメリカ兵に対して「人体実験」を行っていたのではないか、という怪しいお医者さんの話です。その気味悪さもさることながら、ミステリーにも通じる構造はなかなか読ませるものがあります。道徳性を問う、という意味でもわかりやすいのではないでしょうか。

まあ薄い本なので手に出しやすいかと思います。遠藤周作さんといえば、「沈黙」などが有名です。僕は「イエスの生涯」なども読んでいます。(中学生の時に読んだのでわけがわからなかったのですが)一度は読んでおいて損はないでしょう。


38、こころ 夏目漱石
坊っちゃん (新潮文庫)/新潮社

¥309
Amazon.co.jp

夏目漱石ではこれを推したいと思います。「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」が小学生にも読めるというので薦められたり、課題図書になったりすることが多いと思うのですが、正直、あまり面白くないのです。僕も一応種々読んでいますが、その美しい文体をめでられるだけのこちら側の資質がなければ、話的には(子供には)つまらないので、何も入ってきません(笑) ですので、僕はとりあえずこのあたりをすすめます。

「こころ」は二部構成の作品で、前半は主人公が先生の家を訪ねるというだけなのですが、後半はその先生の罪悪の告白が始まります。
先生は大学時代、親友と同じ家に下宿していて、そこでその家のお嬢さんに恋心を抱きます。が、親友Kもやはりお嬢さんが好きであることがわかり、劣等感の強い先生はいろいろとくすぶります。そして、三角関係の結末は、もっとも悲惨な形で終わります。
視点が主人公に戻ると、またさらに悲惨なことになってます(笑)

三角関係なので、ま、わかりやすい話なのです。今の感覚ですと「何死んどんねん」ってなとこなのですが(大正文学は往々にしてそう。よく登場人物が死ぬ)、そこは激情の発露ということで高校生くらいなら感動もできるでしょう。

 僕は高1か2の時に読んで、夏目作品では唯一ガツンと来た作品です。一応、今でも年に1つか2つずつ夏目作品を読んでいっています。が、まあ「こころ」で受けたような、高校の時の感動にめぐりあうことはもうないと思いますね。

 ただ、そのへんのエンタメ作品を100冊読んでも到達できない「何か」は、やはり夏目漱石にはあります。それはいくら僕が御託を並べても、読まないとわかりません。流れるように美しい響きの文章も味わっておくと損はないですね。


39、卒業ホームラン 重松清
卒業ホームラン―自選短編集・男子編 (新潮文庫)/新潮社

¥562
Amazon.co.jp

中学受験で相変わらず良く出る重松作品ですが、このあたりを薦めたいと思います。重松作品の特徴はその繊細な心情の語り口で、けっこうエグ目のものもあり、薦めるのにためらうものもあります。また、話的に面白いとは言えず(子供にとってはですが)、薦めても読んでくれない子が多いです。

その中で、この作品は短編集で一つがつまらなくても次にいけるし、そもそも良い作品です。中学受験でありがちな、複雑な心情理解の問題のストライクな作品でもあります。

表題作は、主人公が少年野球の監督さんで、息子がチームにいます。が、この息子がいわゆるド下手で、自分の息子なのに試合に出してあげられない日々が続きます。結局、6年生の最終試合でぼろ負けの場面での思い出代打すらも出すことなく、息子さんの少年野球は終わってしまいます。その後、主人公の監督さんが、帰り際マウンドに登って、息子に対してボールを投げてやり、感動の場面が訪れます。

まあ、放っておいてもどこかの教材や模試で出ていることと思います。重松作品は一応、話的に面白いのは「キミのともだち」「ナイフ」などですが、ま、買ってまで読まなくてもいいかな、と思います。他の濃い作品に触れる方が、知能的には伸びるでしょう。
課題文などで触れた時に続きや前後が気になったら買うようにすればいいと思います。


40、戯作三昧 芥川龍之介
戯作三昧・一塊の土 (新潮文庫)/新潮社

¥464
Amazon.co.jp

さて、僕が敬愛する芥川龍之介です。この後にも何冊が出てきますが、まずはダントツで僕が好きな作品から。江戸時代の作家、「南総里見八犬伝」の滝沢(曲亭)馬琴に題材をとった戯作三昧です。

芥川は短編作家なのですが、これはちょっと長いです。芥川のとらえ方としては、自殺する直前の作品になるにしたがい、作風が暗くなっていくので、子供さんに薦めるときは初期が良いのですが、僕はこの中期の代表作を推したいです。

うだうだと平和な江戸で暮らす馬琴たちの話が描かれるのですが、滝沢馬琴はどんな私生活の些事よりも、芸術を至上とする、「芸術至上主義」なのでした。その万年の馬琴の葛藤から、芸術に驀進(ばくしん)していく最後の場面は、中学生の僕の心をドカーンと打ちました。

以来、僕は芸術やアート性を至上とする感覚がずっとあります。その純粋なまでの芸術への想いは芥川自身の願いであり、凄みにもつながる部分です。後期、自殺に向かっていく一因がそこにあるのかもしれません。

個人的には「地獄変」「大導寺信輔の半生」「或阿呆の一生」なども捨てがたく好きです。ま、小学生でもこの後オススメする初期作品と、地獄変くらいまでなら読めると思います。

 このあたりの芥川作品は、中学の時に現国の授業で扱ったものが大半です。退屈になりがちな現国の授業ですが、通年で芥川作品をゆっくり読み下してくださったその授業は、とてもその後の僕にとって大きく、純文学の入り口となってくれました。ま、テストはここから普通に習ってない漢字とかも出たので、けっこうしんどかったのですが、その授業は楽しく、深く、ありがたかったです。
この先生は百人一首の百首全解釈などもしてくれ、非常に僕の人生に大きな影響を与えてくれています。

 やはり、せっかく私立なのですから、普通に教科書をやる以上の授業をしてほしいものです。ただ、それには先生側の資質も(当然生徒側の資質も)高いものが必要なので、そういう意味でもよさ気な進学校に行かれることは意味が大きいです。(このあたりは先生運もありますが)


 10代のうちに、一度はただただ濃い、純文学の世界に触れてみることをオススメします。エンタメ系のものは何歳で読んでもいいのです。それよりは、感覚がビビッドなうちに「ぐさ」っとくるものを読んでおくと他の子たちとは違うステージに行けることでしょう。

 これはもう、読んだ人間同士にしかわからない世界です。僕の生徒から、この同じステージで会話できる子が出てくるのを待っている節もあります。(音楽などではもうプロレベルで話せる子がいるのですが)

 いつも読んでくださってありがとうございます。


参考にアマゾンのリンクをはっていますが、ここから入っても僕には一銭も入りませんので、もし「ま、いつもブログみてっし、ちょっとくらい稼がせてやるか」という方は、右のウィジェットから入ってもらえると助かります(笑)

このオススメ100タイトルの判断基準は、子供の「視野を広げ」「思考力を深め」「エログロナンセンスの少ないもの」といった感じになっています。ご活用いただければ幸いです。



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 共働き家庭などで、小学生の時期に注意してほしいのは、お子さんが「学校から帰ってきて独りで宿題をやっているか」です。この出来栄えややり方、取り組む姿勢などが、現在の成績位置を表しているでしょうし、将来の状態を決めていきます。成績の優劣は関係しません。

 大きくは2タイプに分かれます。
・親が帰ってくる前に学校の宿題などは終わっている。塾の宿題にも手をつけている。
・親が帰ってくるまでテレビや漫画を見ている。そこから宿題をする。もしくは、答えなどを写してテキトーにすませてある

 当然前者の子が伸びていくことになりますし、後者の子はいずれ塾のカリキュラムが増えた時に、夜遅くまで勉強をすることになり、クオリティが落ちて成績は下がっていくことでしょう。

 現代社会では、ほとんどのご家庭が共働き家庭であろうかと思います。中学受験にはやはり相当な額のお金もかかりますし、共働きの方が良い面もたくさんあります。

 概して共働きのご家庭の方が子供さんの「自立」は早まる傾向にあり、これがうまく受験に反映されると、その子は大人な感覚を早くから持ち、自らの人生を自分で切り開けるきっかけをもつことにもなります。

 が、低学年のころはやはり家にある程度はいるか、もしくはおばあちゃんおじいちゃんを使って家に誰かがいる状態を作っておく方が良いと、これまでの経験からは思います。(犯罪の予防にもなりますし)
 僕の勝手な見解では、おばあちゃんおじいちゃんとよく触れ合う子のほうが平均して学力も高いし、面白い子が多いんじゃないかと思っています。

 小学校の低学年期では、「帰ったらすぐに宿題をする」という習慣づけをおススメしたいです。それが身に付いていれば、受験もその延長でしっかりカリキュラムをこなすことができます。

 また、逆に専業主婦の方などは、ずっと家にいると子供にはりつきになってしまうので、それはそれで無用なストレスが貯まりやすく、よくないようです。適度に一人の時間を創ってあげて、そこで「どれくらい自分でやっているか」を見たり、試したりすることが将来にとっては大事です。わざと出かけたり、お母さん友達とお茶に出かけているのもよいかもしれませんね。

 「言われて初めて」勉強をしているようでは駄目なのです。特に高校くらいから(進学校では中2くらいか)はそれでは通用しなくなってきます。
 同じ学力でも自分からやっている子には到底勝てません。自立意識の最初は、毎日の宿題や塾の課題なのです。そこを「言われなくても」できるように持っていくことが親御さんの役目かと思います。

 開成や麻布に行っていても、親におんぶにだっこのパターンは良く見受けられます。でもそれでは、中学に入ると自分からはできない子になりますし、また、なぜやらなければいけないか、を親がくっついていると考える機会がなく、文句ばっかり言うパターンにもなります。けっこう大学までその感じでいっているパターンも見受けられますね。将来が心配です。

 少しずつでも親は子に「ノータッチ」になっていかねばなりません。(でも物陰からはそっと見といてくださいね)

 独りになると初めて「なんでこんなしんどいことをしなければいけないんだ」と葛藤が始まることになります。それは子供本人にとっては一番きつい時期なのですが、それでいいのです。その葛藤はどうせ「勉強をする」方を選んでいきます。

 その葛藤が青春時代にあったかなかったか、正面切って受け切ったか逃げたか、で人は格(人種?)がある程度決まるような気もしています。本当は別にこれが勉強でなくても良いとは思うのですが。

 ということで、「誰も見ていない」ところで、自分のお子さんがどれくらいやれる人間なのか、を見定めてみましょう。そこから改善策が見えてくるかもしれません。

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 この子はずいぶん成長したな、変わったなと思うことがさすがに数年見させていただいているご家庭だと起こります。ただ、そのような時、大抵は、子が変わったのではなく、親御さんの方が成長されたか、対応が変わっていることが多いです。

 親御さんには耳が痛い話だと思うのですが、怒りたくなくてもサボるし、ごねるので怒るしかない。時に感情的になりすぎたな、と反省などもしつつ、それでもそれを繰り返している、という現象がよくあろうかと思います。躾としての叱責はどうしても必要ですし、難しいところですよね。

 叱る(感情的になってはいけません論理的に怒りましょう、的な)ってなんだよ、そんなん綺麗ごとだよ、と実際の子育てをされているお母様などは思っているものです。ほんとに、子育てって大変ですねえ。

 やらない子、サボってしまう子、ぎゃーぎゃー騒いでしまう子、というのは勉強が嫌だからというよりも、他の飢餓感(もっとかまってほしい、他の家庭はこうこうしているなど)が原因で勉強をやらなくなっているパターンが多いと見受けられます。

 確かに、難度の低いものをたくさん低学年期にして置き、勉強に対する嫌な感じをとっておく、というのもできなくはないですが、僕もそうでしたが、「嫌なもんは嫌」です。ポイントは嫌なモノなのに頑張っていける子とそうでない子がいるところなのです。

 昔あったパターンでは、僕との授業中にしゃべってばかりの子がいまして、でも結局、勉強の方がまったく進まないので、成績が落ちてしまい、僕は外されてそこの妹さんを見ることになってしまいました。

 数週間後、その子が家出したとの報告を受けました。
 聞けば、このところ親との衝突が激しく、何度か警察の御厄介になったり、家出も繰り返すようになったとのことでした。その度にお母様は一晩中近所を探し続けるのです。それは想像を絶する大変さでした。加えてそこのお家は都心部にあり、結構すぐに繁華街があるような場所なのです。危険もありました。

 そこで、僕が出張っていきます(笑) 親ではこじれすぎてどうにもならないな、と思ったからです。夏休みに、頑張ったら一緒に遊びにいくという口実で話をじっくり聞くことにしました。ま、こういうのも僕の仕事のうちと言いますか、役どころだと思っています。

 当時は若くもあり、熱情だけで動いていました。しかも家出する子は初めてではなく、パターンもわかっていました。今の忙しい僕がここまでするかはちょっと疑問ですね(笑)
 
 久しぶりにあった彼は、受験のストレスや家庭のストレスで潰れかけ寸前で、怯えた獣のような目をしていました。そこでじっくり話しながらわかったこととして、彼は「受験から逃げたいわけではない」ということと「どうにかしなければいけないことはわかっているが、激してしまう」ということでした。

 そのころはもう半年後くらいに受験を控えていましたので、(その子の)母親は味方のはずなのに、(お前が)潰しかけているという現実を伝え、「まあ無理でもいいから全力つくせよ。全力つくしてダメなら、まあ親もなんも言わんだろうし、言ったらワシがなんとか言うたるがな」的なことを言って納得させました。

 ただ、そこから、一気に変わるのです。それまでの彼からは考えられないくらい真面目に? はなりました。一つは、「勉強しろ!」「やったの?」という攻め口調が基本だったそのお母様も、「頑張りなよ」的な励まし口調な感じに変わっているのでした。もう一つは、塾の自習室を家庭からの「逃げ場」として与えたことで、基本自習室で勉強させ、親子共々に顔をつっつき合わせなくて済み、お互いに冷静になれるのでした。

 彼が授業中に喋っているのは、「母性への飢餓感」といいますか、「寂しさ」の感じなのでした。もっと、親御さんから本音で優しい言葉をかけてもらいたかっただけ、という部分があったのです。僕としょうもない話をするのも、結構ガス抜きにはなっていた側面があったようです。
 確かに、厳しい先生ばかりだと問題行動が起こりやすい場合があることにも気づきましたね。兄貴的な話をちゃんと聞いてくれる存在も時に要るのでしょう。

 最近では割とそういうパターンの子は見かけます。ま、僕はどんな子とでも話を続けられる特技があるので(たぶん、笑)、割と塾時代も人気はあったのですよ、ふふふのふ。

 「なんでやってないの!」より、「ほらー、頑張ろうよ~」的な方が、伸びるお子さんが多いようです。また、子育ての建前としての大人の言葉より、本音ややさしい言葉が欲しいだけのパターンもあります。
 僕らもそうではありませんか?

 だったら、子供だってそうに決まってます。温かい言葉を吐く人間に僕はなりたいです。それだけで物事は好転することがあります。うちの親はその辺がうまかったのだと思います。

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 幼いころから昆虫関係や電車関係など少年がはまりそうな読書をことごとくしてきた僕ですが、はじめていわゆる大人が読むような「活字のちっさい本」を読んだのは、中1の時でオヤジの本棚にあった講談社の三国志シリーズです。

 やはり、生涯で最初のがっつりした読書を何にするか、が結構大事だなと思っています。できれば小学生の6年くらいになったら、もう大人と同じ活字形式で読めばいいと思いますし、いつまでも青空文庫なり青い鳥文庫ってのもな~、とおもいます。
 いろんな子に最初の読書としてすすめるものの、僕自身はじつは児童文学シリーズを読んだことがありませんでした。(今はハリポタとか読んでますが)

 もちろん、最初ですから、なかなか進まなくて大変なのです。僕は中1のころはスケジュールにまだ余裕があったので、寝る前に30分から1時間ほど三国志を読み進めて寝ていましたが、ほんとに、言い回しなんかも難しく(当時はそう感じた。吉川英治さんの文章は難解ではないです)、遅々として進みません。8巻を読むのに、半年以上かかっています。

 でも、それでもちょっとずつ読んでいくうちに、だんだん読めてきて、スピードが速くなり、理解力も増してくるようになります。まさに、日本語で「わかる」ことが増えます。だんだん、理解できる日本語が増えているのに気づいてくるのです。

 これこそが、読書の最初のわかりやすい効果かなと思います。すべての教科の土台となる能力になったことは疑いがありません。実際、中1の6・7月くらいから読み始めたと思うのですが、そこから僕の成績は(単に気合を入れたということもありますが)、上昇カーブを描いていくことになります。

 これがラノベやその他の娯楽小説だとこうはいかなかったと思うのです。こちらの理解力に「あわされて」しまっているので、ハイレベルになっていく要素が極めて少ないからです。
 最近の芸事は、いわゆる作品レベルをユーザーやファンに合わせてばかりで、作者側に引っ張ってくる強烈な作品が少なくなったと思いますし、じゃないと売れないという先行き不安な時代になってきていると思います。
 昭和に比べて日本人平均の理解力が落ちているのでしょうか? 僕はそうは思わないのですが。

 だからこそ、ここでは、しょっぱなからグレッグイーガンなどをおススメしていますし、これからも普通に読むにはややきついものが多いかもしれません。それは上記のような効果を狙ってのものです。
 今日のモノもラノベや娯楽小説に慣れきってしまっていると、少し理解がしにくいかもしれません。


<子供を伸ばすおススメ読書100タイトルーーvol.7 歴史人文編①>

31、三国志 吉川英治
三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)/講談社

¥821
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はい、上記にも記しました三国志です。中国では文字(書物)文化が古くからしっかりと発達していて、紀元前のものも他の国に比べ多くのものが残っています。三国志自体は西暦100から300年くらいまでの話で、ゲーム、小説、漫画と日本でもいろいろなメディアでとりあげられています。

この吉川英治さん作品は、主に、魏・蜀・呉と主に出てくる三国のうち、蜀の劉備玄徳視点で主に描かれています。というのも、三国志には、史実を元にした文献としての三国志と、「三国志演義」として後の世代によってエンタメ化された文献の主に2種類があり、そのミックスで書かれているからです。
確かに、趙雲子龍という武将がでてくるのですが、玄徳の奥さんを抱えて単騎で千人切りに近いことをしながら死地を脱するというとんでもない話もちょくちょく出てきます。

やはり面白いのはなんといっても男心をくすぐる英雄たちの物語です。それぞれの将軍が人間臭く書かれていて、吉川マジックともいうべきかっこよさがあります。劉備は人徳者、軍師諸葛亮孔明は先見の明をもつ天才、武勇に富む張飛やちょっと思慮深いところもある関羽など、蜀の将軍たちは皆、魅力的に描かれています。男子として心踊るものがあります。

やや曹操が単なる悪い奴にしか思えないところもありますが、その辺は漫画「蒼天航路」を読んで補うとして(笑)、やはり多くの登場人物、魅力的な人物、義や道のあり方、国政を執り行うものの心構え、など多くの要素を含んだ素晴らしい作品です。三国志にはいろんな作品があり、その後触れたりもしたのですが、吉川英治作品でよかったと思います。

横山光輝さんの漫画版もいいのですが、やはりここは小説版にしてほしいですね。教え子の中には1,2ヶ月で読んでしまった子もいます。8巻もある長編を読みきった時の達成感もこれまたすごいです。吉川英治さんだと、宮本武蔵なども良いですね。
僕はこれ以外に「新・平家物語」を読んでいます。ただ、20巻くらいあってきついので途中で挫折しています。(というかそのころには他にも読みたいものがいっぱい出てきた)

僕はこれを読み終わったあと、山岡荘八さんのシリーズにも少し手をだしています。


32、燃えよ剣 司馬遼太郎
燃えよ剣〈上〉 (新潮文庫)/新潮社

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これは幕末の新撰組モノですね。僕は漫画「るろうに剣心」の影響で手を出しています。

司馬遼太郎さんの文章は小学生でも読みやすいです。史実よりもキャラがエンタメ的に固定されていて、そこが面白いポイントなのかもしれません。例えば、沖田総司が薄幸の美少年剣士として描かれていますが、実際の写真を見ると、全然美少年ではないです(笑) 司馬遼太郎さんの演出だったと言われていますが、影響が強すぎて、日本人なら沖田といえば美少年な感じがするのではないでしょうか。

いわゆる司馬史観と言われる歴史観の問題がよく言われていますが、この作品だけを読んだだけでは特に影響はありません。確かに、上記の沖田の例でもあるように、司馬遼太郎さんはどちらかと言うと「作家」であり、史実を論じる学者ではないので、そのあたりの冷静な判断をもちフィクションの歴史である、という認識を持っていればいいと思います。

作品がはやりすぎて、日本人の多くが「幕末はかっこいい」「大東亜戦争は悪だ」という極端な司馬さんの主観に影響を受けすぎたことがこの問題の論点だと思います。どちらも戦争(片方は内乱か)なのですから、一定の悲惨さがあることは当然です。歴史認識は、学校の勉強と資料からくる自身の判断に重きを置きましょう。(学校の勉強のほうがこの影響を受けている可能性もありますが)

歴史小説の第1歩としては、非常に読みやすい作品です。「坂の上の雲」なども良いです。ここから歴史に興味を持ち、どんどん得意な時代を増やしていくのも良いでしょうが、司馬遼太郎さんの作品の感じをそのまま試験で書くと、間違ってしまうかもしれません。


33、物語日本史 平泉澄
物語日本史(上) (講談社学術文庫)/講談社

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これは日本史全体の認識を深める上で、非常にオススメです。平泉澄さんは、白山神社系の神職のご家系で、昭和天皇にご進講したり、皇族方の家庭教師のようなこともされた昭和の方です。

司馬史観とは全く異なる、道徳観を重視した素晴らしい、哲学ある日本の見方をされています。皇国史観と称されることもありますが、平泉さん自身がそのように標榜したことは無いそうです。内容を読むとわかりますが、「なぜ日本が今のような形なのか」が無理なく、わかりやすく書かれています。いかにこの人自身が日本を愛していたかがよくわかります。

というのも、この本は昭和の子供たちに向けて書かれた本なのです。ただ、今の子供ですと、塾の上位の子しか意味が理解できないかもしれません。短歌からの考察や、正当性なき支配者の末路に関する厳しい視点など、大きな視点、天皇の意味、日本が理想としてきた国家のあり方など、現在でも通じる、むしろ現代に欠けてしまったもの、が語りかけるように書かれています。

むしろ高校生以上、大人が読むべきかもしれません。3巻構成ですが、薄くて読みやすいです。

 このラインナップを見てもわかるように、僕は基本理系ですので、同じジャンルでも相反する立場の本を複数読んでいることが多いです。それが科学者的なものの見方の基本だと思っていますし、すでに癖づいてしまっています。

 複数の立場を理解し、若輩者を自覚しつつ、僕自身が偏り過ぎないような視野を構築して、子供たちにもっともプラスなものをススめようと思っています。右翼でも左翼でも、運動家でも無いですからご安心を(笑)


34、現代語古事記 竹田恒泰
現代語古事記: 神々の物語 (学研M文庫)/学研パブリッシング

¥710
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旧皇族といわれる竹田恒泰さんの本です。後で出てくる、漫画家の小林よしのりさんがその著書で「皇族から離れすぎていて尊敬できない」とも言っていたのですが、この人の本を読めば、日本に対して日本が単純に好きなんだなというのがわかります。「朝まで生テレビ」という番組に出演されていて、その語り口が真摯であり、「たぶん大丈夫な人だ」と判断したことが手にとったきっかけです。

古事記関連の本は好きすぎて、数冊読んでいるのですが、妙な曲解や思い込みもなく、中でも一番良かったし、子供たちにも安心して薦められます。

いわゆる日本の神話である古事記物語を現代語にしていて、解説などもわかりやすく、時に俗っぽく書かれていますが、それがまたわかりやすさを増しています。塾の講師に向いているかも?

この後にも出てきますが、神話関連書籍は洋の東西を問わず、僕はガチです。高2くらいのころ、理系文系の選択の時に、考古学者と生物学者のどちらになるかを本気で悩んだこともあるくらいです。

多分、出版されているものでメジャーなものはほとんど抑えています。読むうちに、日本でのほとんどのこれらの関連書籍は数冊の本に依って書かれていることに気づいています。
また、神話を読むには、こちらの「センス」のほうが大事であり、より原文に忠実、紳士な対応をしている本を選ぶようにしています。スピリチュアルなものや、偏りがあるものはオススメしません。どう受け取るかは、こちらのセンス次第であり、それを磨いていくべきだと思います。

また、子供たちにもしっかりと建国神話くらい教えておいたほうが良いと思います。そこには、日本人の失われつつある精神性や、自然観、人物観など多くの示唆があります。それは、決して忘我的な天皇礼賛などではありません。
日本を真(芯)から好きになるのに、必要なのです。

自分の国が好きだというだけで「右なの?」と言われるような国は危険なのではないでしょうか。百人一首も、一つ一つを解説することに意味があり、味わいがとんでもなく深いです。百人一首が好きなら、このあたりの本も読むべきでしょう。


35、大東亜論 小林よしのり
ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論 巨傑誕生篇/小学館

¥1,944
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さて、来てしまいました(笑)漫画なのですが、平気で薦めてしまいます。かつて漫画「おぼっちゃまくん」で一世を風靡した小林よしのりさんですね。

この後のタイトルにもいずれ出てきますが、僕が社会に対して考えるきっかけをくれたのが、この小林よしのりさんの「ゴーマニズム宣言」シリーズであり、このゴー宣スペシャル系のものは本当に勉強になることが多いです。僕はほとんど読んでいますし、東大入試の当日にもこのシリーズを片手に待ち時間に読んだりしています(笑)

小林さんはその昔、オウム真理教に殺されかかったり、右翼のような扱いを新聞でされたりと、世間一般(主にネット?)には、危険人物のような扱いをされていることがあるのですが、そこはしっかり作品を読みこめば、そういうのはすべて吹っ飛びます。ほとんどが角度の違った批判であることがわかります。そういうレベルで書いてはいません。

小林さんの時に過激な意見はどうあれ、このシリーズを読むと「俺はこう思うな」という大事な「自身で思考する」という習慣が残ります。それが何よりも今の学生には大きいです。

 常々思うのですが、人が何かを真剣に考えるには、「思っていたことと全く違うこと」を平気でどかーんと突きつけられる作業が必要だと感じています。そういう意味でも、読書はクスリばかりではダメなのです。時にも喰らわなければ。その毒さえも、良いバランス感を得るための契機とすれば良いのです。そして、その毒も、作家が真剣に訴えているものでなければつまらないです。

さて、この最近出ているこの『大東亜論シリーズ』は、明治の文明開化期の英雄たちの物語となっています。当時は開国したばかりで、日本が近代化を急速に遂げる時代なのですが、民主主義とは名ばかりで、国会すらもありません。そのような時代に、政治に対して不満を抱いたり、不安を抱くならば、一体どのように意見を通せばよいのか。

国を真剣に憂うとはどういうことなのか、が巨闕「頭山満」を中心に多大な熱量を込めて書かれています。やはり日本の行く末を真剣に憂うならば、「命をかけて」行動するしかない時代なのでした。不自由な時代だからこその、真剣な生き様が描かれています。

果たして、今の政治家たちが、ここまでの熱情を持って仕事をしているのでしょうか。いや、僕ら自身、ここまで真剣に国のことを考え、全体視できているのか、自問自答してしまいます。

漫画とはいえ、結構な情報量があります。昔のシリーズは一晩で読み切る気合があったのですが、最近は無理になってきました(笑)

何人かの子にこのシリーズを読んでもらってはいるのですが、どうもある程度知能的に熟達した子にしか響かない(し、読みこなせない)ようです。また、素直さといいますか、面白いと思えるには資質が少し必要なのかもしれません。
ただ、その資質は、国立大学に直結します。

でも挑戦する価値は非常にあります。ちゃんと読めば、難解ではないはずです。
他のシリーズの面白そうなものからでもいいです。


うーん、ここまで書いて、誰もついてこれんかったらどうしよう。たまに、「先生の感性にはついていけません(笑)」みたいなことを言われます……。

ちょっと待ってくれ、きっと君にも理解でいるはずなんだ。僕と同じくらい読めば。そうさ、まずは反対意見のものも必ずパッケージで読むようにして、月に10冊くらいでいいから読めばいいんだよ。


参考にアマゾンのリンクをはっていますが、ここから入っても僕には一銭も入りませんので、もし「ま、いつもブログみてっし、ちょっとくらい稼がせてやるか」という方は、右のウィジェットから入ってもらえると助かります(笑)

このオススメ100タイトルの判断基準は、子供の「視野を広げ」「思考力を深め」「エログロナンセンスの少ないもの」といった感じになっています。ご活用いただければ幸いです。



お問い合わせいただいたメールに返信はできていますでしょうか? 迷惑メールとして処理されてしまって届いていないということがたまにあります。僕はどんな内容でも、1週間の間に必ず返信は行いますので、1週間経ってもこない方はお手数ですがもう一度しっかりタイトルなどもいれて送っていただければと思います。問題集に載っているアドレスの方にだしていただいても構いません。


5年生や受験学年でない方のコンサルも受け付けております。また、遠方の方も交通費さえ頂ければどこにでもいきます。

教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。
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 さて、言うほど暇ではないのですが、時間がある時にどんどんおススメ図書を書いていきます。

 すでに100タイトルのリストアップは終わっているのですが、あと、歴史人文、文化教養などがあります。そのあたりでもそこそこの本を読めていて、あまりジャンルにこだわらずに読めてきたことが良かったなと思えています。

 そのうえで、最近では、中公文庫の「世界の歴史1から32」を読み進めています。どうにもいろんな本を読むと、世界史を体系的に学んでいないと筋が通ってこないのです。高校では地理選択で、世界史は好きでしたが途中までしかやっていないのです。
 この本は、歴史の教科書に「こう書かれたのは、○○でこれが見つかったから」など、教科書の記述がなぜそうなっているのかを考古学的な発見を含めて書いてくれています。
 まあ、著者によって多分に偏った見方をしているきらいもありますが、それを含めて面白いです。

 将来、東大京大などの国立を目指す方は、このような本をしっかり読むことをおススメします。教科書も魔法のようにそう「なっている」のではないのです。国立大の問題で問われるのは、「そうなったのはなぜか、その経緯」です。それを論述で答えます。それにビシバシ答えていくには、このような「根拠」が書かれ、発見の経緯やなぜそうなるのかを著者なりにでも書いているものを読むことが望ましいです。

 理系の方でも同様で、講談社ブルーバックス系の本を知識を得るためによく読みますが、あれだと、「知識」のみが書かれていて、「どうしてその発見・知見にいたったか」は書かれていないことが多いです。僕が薦めている本は、大体経緯などが書かれていて、「本格的な」思考力につながるものを選んでいます。

 どうせなら、同じ読むでも、表面的な知識ではなく、「考え」の方を深めてくれる本がおススメです。

<子供を伸ばすおススメ100タイトル vol.6 科学数学編①>

26、ファーブル昆虫記 アンリ・ファーブル

ファーブル昆虫記〈1〉ふしぎなスカラベ (集英社文庫)/集英社

¥810
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僕が小学校のころに読んだ数少ない本の中で、もっとも楽しく読んだ本です。無類の昆虫好きでありましたので、カマキリの話やフンコロガシの話など、楽しく読みました。まあ実はこの本は岩波版が塾の本棚にあって、好きな虫についてしか読んでいないのですが、それでも良い読書体験になったと思います。カブトムシが無いのが、玉に瑕ですかね。そりゃフランスに日本みたいなカブトムシはいないのですが。

この本はフランス人ファーブルが、どうやって虫と出会い、どう追いかけていったかがしっかり描かれています。また、視点が温かく、虫を見たらすぐに殺そうとする人とは大違いです(笑) このような本から生命への慈しみを覚えてくれたらと思います。

同様に、動物の方が好きな子ならば「シートン動物記」(僕は一つしか読んでませんが)や椋鳩十さん(だいぞうじいさんとガンが有名)の「ドクトルまんぼう」シリーズなども良いです。


27、ガラスの地球を救え 手塚治虫
ガラスの地球を救え―二十一世紀の君たちへ (知恵の森文庫)/光文社

¥518
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多分、子供に何も考えなくても正々堂々と薦められるのは、手塚治虫さんの本であろうかと思います。それくらい手塚さんは子供たちを完全に想定された作家さんでした。手塚さんから、日本のアニメもはじまりましたし、漫画家という職業も市民権を得たのではないでしょうか。
サブカルチャーでかなりの外貨を稼げるようになった今、やはり有難い人だったのだと思います。

自伝などもおススメなのですが、やはりこの本をまずは薦めたいです。この本は、小学生向けに書かれた地球環境などを考える本です。平易な言い回しで、よく中学受験にも出題されています。僕もきっかけは、中学受験の課題文でした。今では、高校の教科書にも載っているので、さらに出題されることでしょう。当然、高校生以上でも読んで価値があります。

まあ、これを読むと、鉄腕アトムや火の鳥などを読みたくなるのですが、読めばいいと思います。手塚治虫さん自身は、大阪大学の医学部と東京の出版社を往復しながら、どちらもこなしていくという激務を若い頃に送られています。当然、医者志望なら「ブラックジャック」は必須ですよね。

手塚治虫さんは一貫して、視野が広く温かみのある視点で物事を描いています。手塚さんの自伝などを読むと、意外にも劇画やエログロの方へいく誘惑に駆られたりしていたようなのですが(出版はされていないが、手塚さんのエロ漫画なども発見されている)、やはり後世で評価されているのは、子供に堂々と薦められる本なのでした。


28、数学ガールシリーズ 結城浩
数学ガール (数学ガールシリーズ 1)/SBクリエイティブ

¥1,944
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これはここ最近で一番「ばこーん」と来たシリーズです。まだ数冊しか読んでいないのですが、いずれ全部読むつもりです。東大の後輩(理学部物理学科博士卒)と、SF作家友達の方から同時期に薦められたので、「しゃーねーな」という感じで読み始めたのですが、ほんとに、読んで良かったです。

女子高生のキャラや、ハーレムもの(男子主人公が女子キャラにちやほやされる系)か? と思わせるようなキャラ配置で、ライトノベルのような読み味なのかとおもいきや、まったく違いました。

完全に、数学を楽しむ、それも本格的に(のように数学嫌いの僕には思える)バコッと考えていく本なのでした。今のところ、「ゲーデルの不完全性定理」が一番ばこーんと来ています。多分、4割くらいしか理解できていませんが、そんな考え方がある、という発見と数学者の目の付け所に感動すら覚えました。

さすがに、高校数学を一通りやってないと理解できないどころか、言語もわからない感じです。新課程の方は、「行列(僕らは数Cでやった)」の概念が入らないので、そこでも少し損をするでしょう。
ですので、読み進めるなら、初心者系のものがあるので、整数論や場合の数を扱ったものから行けばよいと思います。そのあたりなら、進学校の中学生でも読めます。

なお、理解はしなくていいです。完全な理解を求めるより、「数学とはこういう考え方をするものなのだな」ということが分かればいいです。そこが大きな発見であり、価値です。僕もこの本を読んでから、算数や数学で、一度に複数のアプローチを考えられるようになりました。いきなり、得意になった感じすらするのです。

中学生のころに、数学が得意(または好き)になろうと秋山仁さんやピーターフランクルさんの本を読もうとしたことがあるのですが、まったくわからず、感動もなく、好きになるどころか、余計に遠いものに感じた記憶があります(笑) 
このシリーズの中で、ミルカさんというアタマのいい同級生の「分かった気にならなくていい、分かった気になっているなら危険だ」というセリフを当時の僕に聞かせてあげたいです。

 そう、数学を理解仕切ろうという考え自体が、ある種傲慢なのです。それがわかっただけでも気楽に数学に臨めそうです。
 心ある人は挑戦してみてください。わからなくてもいいので。


29、シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
シリコンバレー式 自分を変える最強の食事/ダイヤモンド社

¥1,728
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最近はやっている糖質制限や小麦制限などに関する本ですね。いきなり俗っぽいですが、かなり重要かなと思います。

僕は以前も、このブログでココナッツオイルなどを薦めています。この手の本は外国人、日本人のものを含め数冊読み、自分でも人体実験をし、知見を深めています。が、やはりちょっと効果があるのかなと思っています。最近は念願のマヌカハニーも手に入れました(笑)高いけどうまいです。

この本ではIT系の社長であったおデブ(だった)のアメリカ人が、徹底した自己管理の元、金に物をいわせて様々な食材、栄養食を試していきます。結果として、小麦制限、糖質制限に行きつき、自分にとってどの食材がプラスなのか数値化や評価までしています。お子さんもいて、それに対しての知見も少しあります。かなり徹底していて、参考になります。

僕は自分で身体が丈夫でないことを知っているので、糖質制限に加え、カフェインレス生活を1年くらいしたり、いろいろしていますが、朝の糖質抜きは効果があるかな、と思っています。ココナッツオイルとかマヌカハニーは単純に美味いです。
今は厳密な小麦制限はしていません。朝食のみで、常識的な範囲でのみです。ケトン代謝(糖質を制限するとちょっと代謝が変わる)が良いとは思うのですが、やはり極端に走ると危ないかもしれません。

今現在は、食事に対する知見が急速に発達しつつあるので、様子見も兼ねていろいろ勉強しておきましょう。

また、やはり食生活が子供の「集中」に及ぼす効果も思うところがあり、無関係ではないと僕は結論付けています。
甘いものをよく食べる子はどうも集中力が低い傾向にあります。これは、科学的データをとってもらえればすぐにわかると思うのですが。
大人でも痩せない人なんかは、甘いものがになっている方が多いと感じます。甘いモノ(脂肪プラスある種の糖)には中毒性があるようです。

これを「学生」が読むことに効果があると僕は思うのです。自分のことをしっかりと考え、管理するきっかけにもなるでしょう。

実は、本によっては真逆のこともよく書かれています。最近流行りのアマニ油でも、とりすぎるとよくないという本と、ガンガン摂れという本とあります。ジョコビッチが良しとしていたので、僕は食べてますがw 
そのあたりを知りバランスをとるためにも、ジョコビッチ選手の食事本や、宗田哲夫さんの「ケトン体が人類を救う」なども読んでみるとよいと思います。

赤ワインが流行ったら飛びつき、R1だ、アマニ油だと流行りのものを追いかけるより、がっつり何冊か読めば、自分なりに食事の基準が身についてくると思います。(つっても自炊できてませんが)


30、地球環境報告Ⅱ 石弘之
地球環境報告〈2〉 (岩波新書)/岩波書店

¥842
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もう20年ほど前の本になってしまいますが、ずっと地球環境のことを80年代から警鐘を鳴らし続けてこられた方の本です。90年代後半でもうこんなに地球はヤバかったのだな、と改めて思います。

この本は「Ⅰ」が僕らが中1のころの課題図書として夏休みに出され、非常に印象が強かったので、高3で受験が終わるとすぐに続編を買って読みました。今ではさらに最近のものも出ています。が、まずはこのあたりからでよいだろうと思います。

イランなど中東を中心にしてグーグルアースで見てみると、ほとんど砂漠しか画面にうつらないことに気がつきます。海も赤く汚れていて、地球は全然青い星ではありません。

地理を学習するとわかるのですが、日本は世界でも「水」「食糧」に恵まれた国です。世界の年間平均降水量は880ミリほどなのですが、日本はそのくらいあります。880だと、日本なら6月ひと月でいく都市もあることでしょう。
加えて日本は土壌が「死ぬ」ということがほとんどありません。降水量が多く、塩害になることも少ないのです。ですので、日本ではそのへんに植物や作物の種を植えても結構育ちます。が、諸外国では全く事情が違うのです。

その恵まれた環境にあぐらをかいて、かなり世界の環境や食糧事情のヤバさについて鈍感になりがちなのが日本人だと思います。
中国を始め、地下水がバンバン涸れ始めています。このままでは将来は「水戦争」が起きるとも言われています。その現実をこのような本でしっかりと視野を広げ持っておくべきです。「そんなん知らなかった」ではすまされない事態がけっこうもう迫ってます。

先日お薦めしたイーロンマスクさんなども、この辺を強く意識している新しい考えの人類なのだと思います。

環境問題に関しては、やはり上記の手塚さんの本もそうですが、数冊読んで置くことをおススメします。ネットやテレビの情報では、単なる感情論や何かのプロパガンダにしか過ぎないものもあり、冷静に判断する材料が乏しいです。しっかりしたデータや実地での見聞を知って、地球規模の視点を獲得してほしいところです。


 こう書いていくと、僕の人格形成過程が結構ばれて恥ずかしいですね。

 いつも読んでくださってありがとうございます。 

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