祇園女御 | 辻村寿和Collection「寿三郎」創作人形の世界

辻村寿和Collection「寿三郎」創作人形の世界

創作人形作家辻村寿三郎の作品を皆様にご紹介いたします。

皆様こんばんわ、今週の土曜日、22日より群馬県の

日本絹の里にて「辻村寿三郎人形展 VOL.Ⅸ」が開催されます。

今週はその展示作品のご紹介をさせて頂いております。

祇園女御
ジュサブロー館の創作日記
2009年制作
Canon EOS 5D Mark II
EF24-105mm f/4L IS USM
撮影・目黒雅叙園

写真をクリックすると大きいサイズで見ることが出来ます。
細かいディテールをご覧ください。

祇園女御

白河法皇の晩年の寵妃。
源仲宗の妻、その子惟清の妻、
宮廷仕えの女房と諸説があるが、氏素性は未詳。

女御の宣旨は下されなかったが、居住地にちなんで
祇園女御、または白河殿と呼ばれた。

祇園女御
ジュサブロー館の創作日記
2009年制作
Canon EOS 5D Mark II
EF24-105mm f/4L IS USM
撮影・目黒雅叙園

長治二年(1105年)祇園社南東に御堂を建立。

丈六阿弥陀仏を安置し、金銀珠玉で飾り立て、
天下美麗過差の様は人々を驚かせたと言われている。

天永二年(1111年)仁和寺に威徳寺を建立。

天永四年(1113年)平正盛が建てた六波羅蜜寺で一切経供養を行う。

白河院の寵愛を一身に受けた証しにほかならない。


祇園女御
ジュサブロー館の創作日記
2009年制作
撮影 Canon EOS 40D
EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM

白河法皇の寵妃の後に平忠盛に嫁ぎ、
そこに生まれたのが清盛であった。

そのために平清盛は白河法皇の子であるとの説が現代では有力である。

しかし祇園女御は子種が無かったとの説もあり、
実際は、妹の子である平清盛を猶子にしたとされる。

清盛が通常の尉ではなく左兵衛佐に任官されたのも、
その後の白河院政下における異例の昇進も、
すべて祇園女御の後押しがあったためといわれている。

特別企画展「辻村寿三郎人形展 VOL.Ⅸ」

日本絹の里
ジュサブロー館の創作日記
1月22日(土)~3月6日(日)
 着物の古布を用いて独自の人形を創作する人形師、辻村寿三郎。
寿三郎は21世紀に入り、現在の世情を平安時代に重ね、
「源氏物語縁起」から「雨月物語」を経て
「平家物語」と独自の新解釈で新たなる創作人形を発表してきました。
今回の人形展は、「清盛無常縁起」と題した新作品を中心に、
時代を大きく転換させた平清盛の栄華盛衰の顛末をご覧いただきます。
また、「大日縁起」「十二星座」「新八犬伝」などの代表作品も同時に展示するほか、
辻村寿三郎ギャラリートーク&サイン会を開催します。

開館時間 9:30~17:00
入 館 料 :400円(320円)
大・高生:250円(200円)
中学生以下及び身体障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名様は無料
※( )内は20名以上の団体割引料金 入館料は税込です。
休 館 日 毎週火曜日(但し、祝祭日の場合は翌日)
お問い合わせ先
〒370-3511
群馬県高崎市金古町888-1
群馬県立日本絹の里
電話 027-360-6300
FAX 027-360-6301