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実は今、日本企業のマネジメントが注目されています。
ハーバード大学のMBA課程の授業でダントツ人気なのが
日本であり、日本の企業なのです。
私たちが当たり前のように思っていることが、
実は彼らにとっては、そうではないことがあるようです。
多くのMBAを卒業したエリートは
経営効率の改善やシステム構築をスマートにやることが上手いです。
しかし、
それが金銭主義、株主主導の経営となり、
長期的な経営の効率を妨げていることがあります。
そして、近年ようやく
日本の企業のケーススタディをきかっけに
「何か違う」と気づいてきています。
以前に、７分間の新幹線清掃劇場のテッセイという会社について紹介しました。
私のこちらの記事です。
→ http://spotlight-media.jp/article/273099081553866495
離職率も高い
社員が誇りをもって仕事をしない
上下関係がきつい
報酬も良くない
矢部輝夫さんという当時、部長の方が
この状態で仕事を引き受けて、
見事、清掃員を活き活きと働くパフォーマーに変身させました。
詳しくは記事に書いてありますが、
矢部さんが現場に足を運んで、その声を聞き、
数々の改善を実施し、信頼関係を築き、
そして「新幹線の清掃員が如何に重要な仕事であるか」を、
啓蒙したことが大きな変化に繋がっています。
テッセイのハーバード大の助教授が知り、とても感動し、
授業のケーススタディーになりました。
ケーススタディーで何も知らないハーバード大の学生は
自分であれば、
「パートをもっと雇う」
「報酬を上げる」
など目先の手法を行うことを提案したのですが、
全くことなる解決手法にとても驚いたようです。
テッセイのように現場を大切にし、信頼関係を築き、
社員のマインドを変えることは
彼らにとって、新鮮に映るのです。
また、
現場を大切にする日本の有名企業と言えば、、、
そうです、
トヨタ
トヨタのカイゼンは、
今や世界中に広まっています。
トヨタの生産方式は
自動化とジャスト・イン・タイムという二つの考え方で
無駄を徹底的に排除し、合理性を突き詰めています。
自動化では「アンドン」という異常掲示盤があり、
作業に遅れや異常があったときに、スイッチを引っ張り
「アンドン」を点灯させ、応援を頼みます。
ジャスト・イン・タイムは必要なものを、必要なときに、
必要な分だけ製造するという仕組みです。
非常に洗練されているシステムなので、
他国の企業も真似をするのですが、
これが、、上手くいかない。
なぜなら、
働く人のマインドが違うから。
トヨタでは問題があったときに
「なぜを５回問う」というくらい、
課題究明を行います。
この考えが全社員に浸透しているから、
カイゼンに積極的に参加する意識ができているのです。
仕組みやシステムを取り入れても、
結局、使う人のマインドが形成されていなければ、
何も変わりません。
誤解を恐れず、平たく言うと、
何か変えたいときに、
報酬やM＆Aなどお金で解決を図るのが、アメリカ式
企業文化で変えるのが、日本式
今、日本の心を育てる経営が注目されています。
世界最古の国は金剛組 ５７８年創業です。
これを初め多くの老舗企業が日本にはあります。
終身雇用の是非が問われる今日ですが、
今一度、成功している日本企業の文化に注目すべきではないかと思います。
また、あのピーター・ドラッカーも心の重要性を説いています。
以下で、ドラッカー流の企業マネジメントを分かり易く解説していますので、
是非、ご参考ください。
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