向日葵の咲かない夏 | 乱読日記

乱読日記

ジャンル問わず、気の向くままに読んだ本の記録。

最近はさぼりがちの更新ですが、気の向くままにつづっていきます。

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)

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借りるときの第一声、


「ちょっとラストないかも」



といわれ、逆に気になり一日で一気読み。

確かにラスト、ないです。。。



結局えと。。。

 母親=人間

 父親=カメ?

でいいのかな?


父親と母親はなくなったんですよね?

関西の親戚に引き取られるってことは・・・。



えっえっえっ?

読者にラストの解を与えてから、エンディング迎えてくださいって。

なんとなく突き放された感がさびしいです。

色々なところで言われているけれど、ミステリーとしての整合性も取れていないし。。。




ただ、ミステリー大賞をとっただけあって、読者を最後まで引っ張る力は流石なもの。

でも引っ張っといて最後置いてけぼりってなぁ。。



ラストをきちんと完結させて、ミステリー作家の力がわかると思っている私にとってはすご~く納得のいかない結末。

これはないよ。。。

この本自体は一気読みしたし、解釈も色々考えたけど、この作家さんの本を2冊3冊と読む気はしない。。

そんな微妙な終わり方でした。