初夏の九州縦断の旅
-その2-
<福岡~熊本~宮崎~鹿児島~熊本~福岡>
1日目:2009年4月30日(木)天気:
日本100名城スタンプラリーNo.92 熊本城(2009/04/30)
ついに行ってきました!
日本3名城のひとつ、熊本城です
加藤清正公銅像
生まれは、尾張国の清正公。 わたしと同郷
本丸御殿ブーム、きてますね
熊本市役所前など城下一面で、この旗をたくさん見かけました。
熊本城のゆるキャラ ひごまるくん
むむむ~。こいつ微妙に好きかも
天守閣入り口
よろいを着た門衛のお兄さんを発見
『写真撮ってもいいですかっ』と、
お断わりしてからカメラを構えたので、ポーズを決めてくれました
大天守からの眺め
宇土櫓が見えます。
大天守・小天守に続き、第三の天守と言われるほど、ご立派です。
桔梗紋瓦
加藤家の家紋は
蛇の目紋が有名ですが、慶事には桔梗紋を使い分けていたとか。
大天守からの眺め
眼下の立派な建物が、復元された本丸御殿です。
一口城主芳名
1万円以上寄付すると『一口城主』として、城内に名前が飾られます。
プロの書道家さんが名前を書いてくれるので、見た目も揃っていて圧巻!
とにかく、ものすごい数でした。
外国の方もいらして、カタカナで名前が書かれていましたよ。
こういうのを見ると、
名古屋市民としては名古屋の本丸御殿の寄付のことが気になります・・・。
名古屋城では、寄付金額の下限はもう少し安いのですが
札に自分で名前を書くようにしているらしく
その管理方法や見た目など、どうなっているのかなー。
熊本城は、1万円からと高いけど
こうしてお城にプロの字で書かれた札を飾ってもらえるならうれしいし
何度も札を見に、お城へ行ってしまいますよね
名古屋もぜひとも見習って、
ついつい寄付したくなってしまうような仕組みを作ったらどうかな
・・・・河村たかし名古屋市長さ~ん
闇り通路
本丸御殿は二つの石垣をまたぐように建っているため
地下通路をもつ特異な構造になっています。
この上が、本丸御殿大広間だなんて~。
復元された本丸御殿
大きな銀杏の木は、加藤清正公が築城を記念してお手植えしたもの。
西南戦争で焼失してしまったけれど、
焼け残った根元から出た脇芽が成長して、ここまで大きくなったんですって!
熊本城の別名は、銀杏城なのです。
本丸御殿 大広間
ひろ~~~い!
昭君之間
本丸御殿でもっとも格式の高い部屋。
狩野派の障壁画が絵師によって見事に復元されてます。
折上げ格天井も、棚や付け書院も、すべて素晴らしかったです!
宇土櫓(重要文化財)
西南戦争後にも焼け残った貴重で、とても立派な櫓。
この写真だけ見てたら、どこの天守閣?って感じですよね。
これって『やぐら』なんですよ~。
長塀(重要文化財)
242メートルの長さは日本一。
遺構としても素晴らしいのですが、
お堀の水と緑と、塀の黒と白のバランスが絶妙に美しいですよね!
武者返し<二様の石垣>
右は、清正時代のゆるやかな石垣角。
角度30度で、『ゆるやかだぁ~!』と言って登っていくと、
天端では、なんと75度のぜっぺきに変わってしまうスゴイ石垣。
そして左は、細川時代の急勾配の石垣角。
そんな石垣をモチーフにしたノートがあったので、即お買いあげ。
ノートがちょっと変形しているのがわかりますか?
このノートって、熊本の小学生に流行っているのか・・・?
加藤清正公キティも、お買い上げです
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熊本城は、想像以上にとっても素晴らしい城でした。
一度の記事ではご紹介しきれないほどに、見どころが多いのです。
今まで見てきた城の中で、熊本城が1番
それほどに、惚れ込んでしまいました。
・・・・そこで、ちょっと考えたことがあるのです・・・・
復元された本丸御殿は中に入って見ると、すべてが白木で新しい。
その『出来立ての新しさ』に対して、はじめは
『どうして復元するなら、古めかしく作らなかったんだろう』と、
ちょっとガッカリ思ったりもしました。
でも、御殿の中を進んでいくうちに気づいたのは、
『なくなったものを復元させるということは必ずしも
さも前からあったように古材を使って復活することではないんだ』
・・・ということ。
今の木材をつかって、その当時の建築方法でつくることは、
数百年前、完成したその当時の人々の喜ばしい気持ちを
現代で擬似体感することができるんだということを新発見したのです
そうはいっても、各地から国産の木を集めて、当時の建築方法でつくり復元していく作業は
やはりとても大変なこと。
熊本城を見たことで、地元の名古屋城の本丸御殿復元工事について
あらためて考えさせられてしまいましたね・・・。
名古屋城も本丸御殿復元してほしい、とずっと願ってきましたが
ちょっと考え直してもいいかも・・・と思えてきました。
復元なんてあくまでも、『復元』なんです。
それに、熊本城が来城者が増えたことって
本丸御殿復元だけが理由ではないような気がしてます。
・・・だって、熊本城全体がとっても魅力的なんですもの。
『一口城主』の盛り上げ方ひとつ取っても、そう感じました。
まずは、復元する目的をはっきりさせて、市民の理解から始めなっくちゃ
今のままの名古屋城では、熊本城と同じことは何も期待できない
名古屋市民のわたし、熊本城を見てたらそんなこと考えてしまいました・・・
***** 初夏の九州縦断の旅レポ
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1・ J-AIRエンブラエル170搭乗レポ
2・ 日本100名城 No.92 熊本城
3・ 熊本ラーメン『こむらさき』王様ラーメン
<特別号外> 東国原宮崎県知事に会えましたっ
<特別号外・2> 宮崎マンゴー生キャラメル争奪戦記
4・ 宮崎は東国原知事だらけ
5・ 日本100名城 No.96 飫肥城
6・ 日南フェニックスロードで夏気分
7・ ノスタルジックな飫肥駅とカラフルな宮崎の列車
8・ 宮崎県産『鶏』粗挽きハンバーグ
9・ 鹿児島の西郷どんと薩摩の歴史
10・日本100名城 No.97 鹿児島城
11・鹿児島ラーメン「豚とろ」
12・島津斉彬公を祀る照國神社
13・篤姫さまで鹿児島はアツアツ
14・日本100名城 No.93 人吉城
15・人吉お城まつりで流鏑馬
16・人吉ICで高速バスをおりてみると
17・九州土産だけどネタ元は北海道
18・SL人吉に乗りたかったぁ