少し前、毎度お馴染み義母さまがやってきて
「アンタのところにメール来てる?」
とやってきた。
え?何のメール?
「お客さんからのメール」
え?何の?どこの?
「お客さん。東京の。」
え?お店のお客さん?何で私に?
「メール送ったっていうのよ」
え?え?どのアドレスに?
「東京のお客さんがメール送ったって言うのよ」
え?何のメール?どのアドレスに?
「だから東京のお客さんが、注文のメールを送ったって言うのよ」
だから… どこのアドレスに?
「分からないのよ。東京のお客さんが注文をメールしたって。私の携帯には来てないのよ。だからアンタに聞いてみたの。そのお客さんはね、大きく商売をしている人で、いつもたくさん注文くれて…」
とうとう関係ないことを言い始めたので
「ちょっとお義母さん、私の話聞いて。」
と強めに話を遮り
「お店のお客さんだよね?
それなら多分お店のパソコンに
メールがきてるんじゃないの?だから…」
「でもメール送ったって言うのよ。
東京のお客さん。いつも注文をね…」
「ちょっと私の話を聞いて!」
「お店のメールは父ちゃんに聞いてみて。
それでも分からないなら電話した方がはやいよ。」
「でも東京のお客さんがメールをお…」
「だから!お店のことは父ちゃんに聞いて!」
ちょっとキレ気味で、お義母さんを店に帰して
私も店に顔出したら
父ちゃん、店のパソコンの前に
座ってるじゃん!
なんで父ちゃん居るのに私のところに聞きにくるんだよ。
なんかもう、父ちゃんにもイラッとして
呑気に「おぉ〜。どうした?」
と言ってきた父ちゃんに、
「お義母さんが注文のメールがきてないか
私のところに聞きにきたよ。
(親子のコミニケーション)ちゃんとして!」
と低めの声で言い残して家に帰った母ちゃんです。