【書評】降りてくる思考法 | 20Charge

【書評】降りてくる思考法

レビュープラスさんから献本いただいておりました。すみませんでした。
 
 
今回の1冊は、「思考法」に関する1冊です。
そういえば前回も思考法だったな・・・。
 
村上春樹が小説家を目指すことを決めたのが神宮球場でヤクルトスワローズの試合を観ていたときだというのは、有名な逸話ですが、そのエピソードから始まる本書のキーワードは、「降りてくる」です。
 
いかにも神がかっていて、小説家や芸術家にだけ許された能力であって、我々の人生とは無関係そうな「降りてくる」ですが、実は、しっかりと準備することで「降りてきやすい」状態を作ることができるのです。そのためには2つポイントがあります。
 
1.脳を狭く、小さく使うこと
2.脳を休ませること
 
です。
「狭く、小さく使う」とは、まるでホースの先端絞り水圧を上げるように、思考も狭く小さくすることでエネルギーを集中させるイメージです。その絞り方(狭く小さく使う)のスキルが48コ、紹介されています。
なかでも個人的に好きなのは「~だとすると」という思考法です。
~ には なんでもいいので自分の枠組みにはない言葉を入れてみます。たとえば、リーダーだとすると、20年後だとすると、人生最後の日だとすると などが紹介されています。
こういった言葉を使うことで、より具体的に思考できるため狭く小さく脳を使うことができるというわけです。
 
そう考えただけでワクワクしませんか?48のスキルを使いながら、「降りてくる」のを待ちたいと思います!