【書評】インクルージョン思考 | 20Charge

【書評】インクルージョン思考

レビュープラスさんより献本いただきました!
いつもありがとうございます。

インクルージョン思考、なんか聞いただけでも、凄そうだけど簡単にいうと、画期的なアイデアによって絡み合った複雑な問題を解決しちゃう、スーパーな思考のことなんです。

テレビ局の番組企画・構成で鍛え上げた著者の、インクルーシブな思考法を盗み見ることができる1冊です。

読み深めていくとまず気がつくのだけれど、インクルージョンもイリュージョン(?)もなんでもそうだけど、やはり基本になる考え方は同じなんだよね。これさえやっときゃ、楽々インクルージョンってのはないのよ。地道にコツコツとやる、そのスピードを超人的にやってる人が抜きん出てくるわけで。まずは、近道なんてないよってことを学ばなければなりません。

かといっても、その頑張りがまったくの徒労に終わってはよろしくないので、そのポイントとか方向性は間違えないように、本書で確認しながら進みましょう。

本書では、そのステップを次のような4段階に分けて説明してくれています。

1.高次の目的を決めて旅立つ
2.目的に従って材料を集める
3.異なる分野の材料をつなげる
4.手放して「ひらめき」とともに帰ってくる

うーん早く、4つ目のステップまですっ飛ばして行きたいところではありますが、きちんと順序良くやりましょう。
「煮詰まった状況」は決してネガティブなことではないと説いてくれています。



私は、企画そのもので勝負をしなきゃいけない仕事ではないのですが、やはり日々の仕事の中で、ちょっとした突破口が必要になるのは何でも同じだよなとおもいます。「夜明け前は最も暗いもの」、そう考えてぐっと堪えながら、突破口を探してみようと思います。
複数の問題を一気に解決するインクルージョン思考/大和書房
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