脳を鍛える・大人のための国語試験その1」が割と好評だったので、少しこの主題(テーマ)を続ける事にした。お客様は神様です、はい。

日本語の情報処理を考える上で、仮名遣と漢字の字体に対する配慮は欠かせない。そこで「脳を鍛える・大人のための国語試験その1」では、仮名遣の根本である五十音図を試験した。

今回は、漢字の試験である。漢字は音読みと訓読みがある。漢字は中国でできたので、そのまま中国の発音を真似て読む事にしたのが音読み、日本語に訳して読む事にしたのが訓読み。

音読みは呉音とか漢音とか、何種類かに分類されるのだが、今回の試験は訓読みの方である。漢字には同じ訓で読まれても違う言葉がある。たとえば、こんな具合。

1、「穴」と「孔」はどちらも「あな」と訓じます。意味の違いを述べなさい。

2、「友」と「朋」はどちらも「とも」と訓じます。意味の違いを述べなさい。

3、「晴」と「霽」はどちらも「はれ」と訓じます。意味の違いを述べなさい。

解答は次回にします。前回は七問、今回は三問なので、一問十点で百点満点です。

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