麻生カップ~大会結果~ | プロボウラーたまいしんいちろうのブログ

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JPBA37期生 九州在住プロボウラー
玉井慎一郎が力を振り絞って日々をつづります

さて。

第三回筑豊オープン麻生カップの大会結果の報告です。


今回のレーンコンディションは、

2009年ジャパンカップのパターンをアレンジして作ったとのことでした。

具体的に言うと、パインエリアのオイルが濃く、長さは、42フィート、

の設定になっていたそうです。

私はAシフトでの投球。

まず私が選択したボールは、バーニングスイージでした。

練習ボウル中、やはりオイルが濃いと感じたので、このボールにしました。


予選前半は、レーンのアウトサイド3、4枚目を狙って投球しました。

ボールのチョイスがよかったことと、コンディションの大きな変化が感じられなかったため、

最初から最後まで、ほぼ同じような板目、同じようなアングルで投球することができました。

そして予選の前半3ゲームは、ボールのパフォーマンスも手伝って、

259・221・245の725で終了。Aシフトプロ10人中、2位の位置につきました。


次の投球は、Bシフトの投球後。

後半は、だいぶレーンコンディションが変化してきていていました。

レーン中央のオイルはキャリーダウンしていて、

アウトサイドのオイルは少なくなり手前から曲がるようになっていました。

ボール選択は、前半も感じが良く投球でき、オイルにも強く感じていたので、

引き続きバーニングスイージを選びました。

ここからは、板目が10から15枚目の間を通す投球。

バーニングスイージは、キャリーダウンしているところもしっかりと転がり、

安定した曲がりが出て、次々にストライクが出ました。


スコアは、268・257・236の761。

トータル1486(プラス286)で、Aシフトプロ1位で予選を終えました。


続いて準決勝。

準決勝に入るとレーンコンディションは、かなり変化していました。

練習ボウルでは、もって来ていたさまざまなボールを出してきて投げてみました。

しかし、感じよくアジャストするアングルを見つけることができず、

最終的には20枚目を基準に攻めてみることにしました。

選択したボールはやはり、バーニングスイージ。


ボールに助けられて貯金を貯めた予選ゲームでしたが

準決勝に入り、レーンコンディションもつかめず、

体の向き、ボールの軌道も安定しないまま、ゲームが進行していきました。

スコアも伸び悩み201・225・213で639。

また、一方で準決勝に入り爆発的に打ち上げたプロも多数おり、

12ゲームトータル2125の私は、辛くも決勝進出できる最後の席6位となりました。


決勝戦はシュートアウトで行われます。

まずは、3位から6位までのメンバーで、4,5,6位決定戦を行います。

そこでは、愛甲恵子プロ、川口富美恵プロ、田中健一プロと対戦しました。

私は、準決勝で調子を掴めていなかったので、

この1ゲームは、自分の投球だけに集中することにしました。

4人共、ターキースタート。

誰が一番最初にストライクが途切れるか・・・というような、

ハイスコアで決着がつく展開になりました。


結局、勝負は10フレまで持ち越されました。

私の最終投球まで決着がつかない展開でした。

最終投球は、少し手からこぼれ落ちた感じで、右にボールが出て行きました。

かろうじてポケットヒットできたのですが、4,9が残り9ピン差で川口プロに破れてしまいました。

結果、私の順位は6位に決定しました。


勝ち進んだ川口プロは、2位で予選通過を果たした桜庭良弘プロと対戦。

これもまた、ストライクラッシュのビッグゲームとなりました。

途中までほぼ互角でゲームを進めていたのですが、9フレの桜庭プロの投球で

川口プロの決勝進出が決まりました。


決勝戦は、トップシードの松永裕美プロと川口プロの対決となりました。

この日の最後の勝負にもかかわらず、ふたりとも全く疲れを見せず、

またしてもストライクの連続するゲーム展開となりました。

それぞれひとつずつ9本スペアを交えて、中盤からの勝負、

競り勝ったのは、川口プロ。

結果、そのまま、3位決定戦、優勝決定戦と勝ち上がった川口プロが優勝しました。

表彰式の様子。 プロボウラーたまいしんいちろうのブログ


ちなみに、

アマチュア優勝は、我がナムコクラブの若きエース、前田充彦くんです!!

前田くんは準決勝1ゲーム目に、この大会唯一の「パーフェクト」も達成しました。


この1年間での彼の飛躍には、本当に驚かされます。

そのうち、彼の特集を組んで、こちらでご紹介できたらと思っています(笑)


閉会式。

九州北支部支部長、古賀衛プロによる閉会挨拶。


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そして、入賞した愛甲プロと優勝した川口プロとのスナップ。

岩本プロは・・・金一封を手にできずに、しょんぼり。


でも、この日1日で最も頑張ったのは、

この岩本プロだと思いました。


自分自身も投球しつつ、司会・進行や募金活動、

マイクパフォーマンスもすごく頑張っていらっしゃいました。

いつかは私もこのような仕事をできるプロにならなければいけないなぁと、とても勉強にもなりました。


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そして、この大会での反省点は、

‘勝負の一投でしっかれ投げることができなかったこと’だと思っています。

失敗を恐れないでしっかり投球するということを、これから実践しなければならないと強く思いました。

次回につなげるために、今日からこの思いを忘れないうちに練習です。


最後になりましたが、この大会を主催・運営してくださった関係者各位、

会場の麻生塾ボウルのスタッフの皆様、岩本プロ、


すべての方に、心から御礼を申し上げます。

~ありがとうございました~