皆様ごきげんよう☆
ネットビジネスのために始めた、ブログとフェイスブックでするが、まだまだ読者もお友達も少ないけど、 とってもいい人達に恵まれている。
そんなあなたへあらためまして
Herzlichen Dank!!
(恥ずかしいので日本語より得意なドイツ語で)
意味が分からなければググルかヤフるなりしてね。それも行動w
お礼といってはなんですが、あたいが警察官1年目、交番のおまわりさんの時に出会った女子高生のお話をしたいと思います。
今から2●年前、東京都内では屈指の混雑率を誇るJR山の手線の、某駅前派出所に泊まり勤務をしていたある夜のこと。
電車内で痴漢被害にあった、当時高2の女子高生が泣きながら交番に駆け込んできました。
被疑者は既に駅員によって確保されており、先輩がPC(パトカー)で本署へ連行。
あたいは被害者の女子高生より、被害届を録ることになったのだが、被害にあったショックで彼女は動揺して、とても被害届を録れる状況ではなかった。
おまけに恐怖で
「一人で家に帰れない」
と言うので、派出所から彼女の自宅まで15分の距離、自宅まで送り届けてあげることになった。
当時20歳であったあたい、とにかく彼女に元気をだしてもらおうと
「ガチョ~ん」レベルのギャグ
を、15分の帰路のうち13分50秒位披露したわけさ。そうしたら奇跡的に彼女の家に着く頃には
「おまわりさんって変な人ですよね」
と、笑ってくれて、なんとか彼女を無事送り届けた。
翌朝。前日からの泊まり勤務の疲れを押し殺しつつ、たまに眠気でガクっと落ちてはいたものの派出所の前で立っていると、どこからともなく
「おまわりさん!」
という声が。
「あぁ~んっ?」
北斗の拳に出てくる、一瞬でやられる悪役みたいな感じのセリフで、声のするほうを向くと
昨夜の女子高生がニコニコ笑って立っているではないですか!
秒速で動揺したあたいは
「お、お~うサダハル」
(「おう」という同意語・挨拶に、世界のホームラン王・王貞治を組み込んだ新言語)
と冷静に対応。
すると彼女は
「おまわりさんおはよ~!きのうはありがとうございました!」
と、手には沢山の缶コーヒーを持ってきてくれていました。派出所のみんなへ差し入れ。
そしてこれをきっかけに彼女は、あたいが泊まり勤務の時には(当時の派出所は4日に一度、泊まり勤務があった)
必ず差し入れを持って遊びにきてくれた。
とはいえ、あなたが期待するであろう恋愛関係になんかはならず。
まー正確に言えば
20歳の警察官が17歳の女子高生に恋愛するなんはか許されない
っていう道徳感が
当時はちゃんとありました。
今同じことおきたらわからんけどね
でもぶっちゃけー、
あたいは好きになっちゃったんだけどさ
しかも、今でいう武井咲みたいな感じの子だったから、先輩連中も彼女に好意をもってた。一番の下っ端だったあたいは余計に、彼女には遠慮がちな態度で接しましたよ。
思えば、痴漢被害にあった彼女を家まで送り届けた日が、一番彼女と会話をした時だった。
そんなやや、ぎこちない感じで1年が過ぎ、お互い歳を一つ重ねて、彼女が受験生になったころ。
あたいに異動の命令がでました。
異動前に身辺整理やら、取り扱い中の事件の整理をしなくてはならない。そうしたことを考慮すると
異動までに彼女と会えるのはおそらくあと2回しかない
そんな状態。
このまま黙って異動するか、いや、連絡先くらいはメモで渡すか。(当時はパソコンとか携帯なんて普及してなかった)
それとも
気持ちを伝えるか
そして、彼女への思いを綴った(古い言い方やね)手紙を何通か書いては破り破りしたところで結局
黙って異動
をしました。さよならも言わずにってやつです(笑
彼女への思いを断ち切って、新天地で頑張ることを決意しました。
おしまい。
とはならなかったんですよ。
異動して1ヶ月。新天地での厳しい訓練を終え、帰宅しようとしていたある日のこと。
派出所勤務のころ、一番あたいを可愛がってくれた先輩から突然電話があり
「今日飲み行くぞ!」
との通達。
そしてその飲み屋の場で先輩より手渡されたのが
彼女からの手紙でした
これまた あなたが期待するその内容は言うまでもなく明かせませんが、一言でいうなら
あたいと同じ気持を持ってくれていたという内容でした
なんと彼女はあたいの異動を知り、あたいと一番仲良かった先輩を知っていて、彼に
「警視103号さんにお金を借りていたので、どうしても連絡先知りたいんです」
とバレバレな嘘で先輩に近づいたのです。
でも先輩は嘘を分かりながら、
「彼の連絡先は教えられないけど、言いたいことがあるなら、伝えてあげるから手書を書いてきなさい」
と、神対応をしてくれました。
当時はあたいと同じ「巡査」という一番下の階級でしたが、今では「警視」という、署長クラスにまでなった方です。
先輩はすべて分かっていたのです。
そしてそれからは、今では死語となった文通を彼女と続けました。彼女は受験生。あたいは新天地での激務や訓練。
会える暇なんてありません。
「俺も好きだよって」言葉を何度書こうかと思ったけど、やっぱりできませんでした。
デジカメもプリクラなんかもなかったから、お互いにどこか行ったときにカメラで撮った写真は必ず送りあってた。
立場は大きく違えど、お互いに制服の写真(笑。
そして時は過ぎ、彼女は大学生になり、あたいも新天地でブイブイ言う(死語)位になった。
だけどなぜだろう。お互いに
「会おうよ」
って話はまったくでなかった。
二人して、切手代いくら使ってるん?ってくらい、手紙だけのやりとり。
お互い好意あるのに。
だけどそのうち手紙の回数はお互い減り、そしてある日彼女から
「彼氏ができた」
という手紙が。
まだまだ大きなサイズだったけど、携帯電話がはやりだした年かな多分。
不思議とショックはなかった。
なんていうかのな・・・・
「親友」
みたいな関係だったかもしれない。
それからあたいにも彼女できたり、時はさらに流れて彼女は就職したり。
お互い人生の転機には必ず手紙で報告してたけど、二人のやり取りが携帯に移ったのはかなり後になります。
いつまでたっても変わらない「文通」。
女子高生だった彼女とひょんなことから知り合い、ひょんなことから文通だけを続けて・・
実に14年
という歳月が流れたある時。なんとついに
彼女と会えることになりました。
その場所は
彼女の結婚披露宴会場
式が始まる前、彼女はなんとあたいを特別に控え室に呼んでくれた。
14年ぶりの再会にこれまで味わったことのない緊張が押し寄せて、何度も彼女の控え室の前を行ったり来たり・・・・
意を決してドアを叩く。
「どうぞ」
14年ぶりに聞く変わらない彼女の声に、一瞬で涙が出てくる。
あわててハンカチで涙をふいて、おそるおそる・・・
「失礼しま~す・・・」
ドアを開けた瞬間、お互いに
あたい「変わってね~な~!!!!(笑」
彼女 「変わんないね~!!!!(笑」
14年前の、警察官だった頃のあたいと、女子高生だった頃の彼女に戻った瞬間。
控え室には彼女一人だけしかいませんでした。10分だけ一人にさせてとお願いしていたよう。
彼女のご両親も、あたいのことはよく知っていたので、快く応じてくれたそうです。
落ち着きを取り戻してあらためて見る彼女は、本当に本当に綺麗で
「綺麗になったな」
なんて言葉を出すのも、ためらってしまう程でした。
この時何を話したのかも、正直覚えられないくらいだったけど、彼女からの一言。
「何気に聞いてないんだけど、正直私のことどう思ってた?」
言いたかったけど、最後まで言えなかった彼女への言葉。
「好きだったよ」
彼女はそっとうつむいて
「良かった。勘違い女じゃなくて」
それ以上は何も話せませんでした。
式は本当に盛大で幸せに溢れた、最高のものでした。
あんなに胸がいっぱいになった結婚披露宴は、後にも先にもありません。
そして祝福のライスシャワーの中、最後に彼女はあたいに向かって
「このバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーカ!!!!!!」
と叫んでくれました。
すかさずあたいは
だっふんだ
で応えてあげました。
今では彼女も2児の母。幸せに暮らしています。
と、めっちゃ長い前置きでしたが
あなたともこんな仲になれたらな
と 本気で思ってます
あ。そうそう、この話にでてきたあたいを三浦春馬、彼女を武井咲に設定しなおしてからもう一回読んでね(笑
結婚披露宴のカメラマンはもちろんパー子で。
ちなみに。彼女とはようやく携帯でやりとりするようになりました。(笑
今日のひとこと
一人の本気から全ては始まる