ライスハレ でのチャイ5の爆演、そしてアルスター湖の花火
旅の締めくくりとしては、かなり印象的な夜が明けて翌日、いよいよもって帰途に就くことに。

ということで、北ドイツ紀行 のおしまいにちょっと「まとめ」を置いておくことにいたします。


「まとめって何を?」ということなんですが、まずは途中で触れると言っておきながら、
結局ほんの少ししか触れずに積み残してしまったハンブルクでの食(飲食というべきか)の数々。

まずはこれを。


1軒目は市庁舎脇の運河沿いにある「Brauhaus Joh.Albrecht」。
ここに出掛けた日は、昼をリューネブルクでちゃんとお店に入って食したものですから、
控えめにということで、おつまみ盛合せ的なものをオーダーして、後はぐいっと。


おつまみ盛合せ@Brauhaus Joh.Albrecht


Brauhaus Joh.Albrechtのビール


右側からじゃがいも、ソーセージ、カツレツ、
そして左端は分かりにくいですが、魚のマリネ的なものでありました。
一人で食すと結構たっぷりしてましたですよ。


2軒目は中央駅の東側、真向かいにある「Paulaner's "Miraculum"」。
Europäischer Hof(オイロペイッシャー・ホフ)というちとお高いホテルの1階にあるだけに、
もしかしていささか敷居が高いかとも思ったですが、とんでもない。
ドイツの可愛いお嬢さん方が(健康的に!)応対してくれますですよ。


ケーゼヴルストザラート@Paulaner's Paulaner'sのビール



昼飯時でしたので軽めにと「käse Wurst Salat」(ケーゼ・ヴルスト・ザラート)、
チーズとソーセージの細切りがたんまり乗ったサラダ、そして後はぐいっと。
おまけでBrezel(ブレーツェル、要するにプレッツェル)が付いてきたので、
やっぱりこれでお腹いっぱいです。


さて3軒目「Restaurant Franziskaner」はレストランというものの、

やっぱりブラウハウス(ビアハウス)。
入ってからちょっと失敗だったかな…というのは、バイエルン・ビールのお店だったものですから、
何もハンブルクで入ることもなかったのではと思ったわけです。


Franziskanerの厚切りポーク


Franziskanerの白 Franziskanerの黒


こちらでの食事は全般的に魚で攻めていたものですから、ここらでがっつり肉を思ったところ、
本当にがっつりでありました。分厚いポークを食しつつ、後はぐい、ぐいっと。


最後に入った4軒目ですが、やはり〆は魚でと「Hamburger Fischerstube」へ。
いかにもフィッシャーマンを思わせる飾り付けがあったりして、魚メインがありありです。


Hamburger Fischerstubeのインテリア


ここでオーダーしたのは「Hamburger Panfisch」という、その名のとおりの名物料理らしいひと品。
魚のフィレに軽くパン粉をまぶして焼いたものですけれど、なぜか魚は3種類のっかって一人前。


ハンブルガー・パンフィッシュ@Hamburger Fischerstube


Hamburger FischerstubeのビールはPaulaner's


例によってじゃがいももたっぷり(これをポテト・サラダというんですな…)、これでぐいっと。
いやはや、よく食べたと言いますか、よく飲んだと言いますか…。


ところでお次の「まとめ」でありますけれど、
先の買い物編とは別に空港でちょこちょこ買い足した土産もののことを。


リューベック名菓Niedereggerのマジパン


まず、リューベック名菓、Niedereggerのマジパン(ドイツではマルツィパンという)です。
リューベックにいるときにNiederegger直営のカフェに入って、

コーヒーと共にお試しとは考えたですが、何分混んでいたもので、

申し訳程度に空港で購入する運びに。


Curry Wurst Sauce


お次は「Curry Wurst Sauce」(カレー・ソーセージ用のソース)でして、
こんなふうにかけて食すわけですね。


カレー・ソーセージ調理例?


表示にある「SPICY」に期待が高まっていただけに、
いざ食すとむしろ混じっている甘さがちと気になって、どうも今一つだったなと。



続いてはこれもお店に入り損ねた部類ですが、

Old Commercial Room名物のラプスカウスの缶詰。
これを書いてはたと「まだ開けてない!」ことに気が付いたものですから、近々トライとなります。


Old Commercial Roomのラプスカウス

最後に、これはど~でもいいようなものですけれど、グミでありますよ。
ひやひやものでリューベックのホテルにたどり着いた最初の晩、
枕の上に小袋のグミ(チョコでなくって)が置かれてあって、
これが大層うまかった(単に腹が減っていただけのような気もしますが)ものですから、ついつい。


gumi(travel edition)

しかし、空港での土産用(Travel editionと書いてある)だけにたぁっぷり入っていて、
これは帰国後ずいぶん長持ちしたなぁと。


と、旅のまとめの最後になりますが、参考にした本の類いをまとめておこうかと。
何度も触れたように、ドイツのガイドブックは数々あれど、

北ドイツに関する紹介は本当に少ないですね。


それでもいちばん紹介が多いからと、例によって「地球の歩き方」は利用したものの、
それでも情報量としてはほんのわずか。

これではあまり行く人もいないわけだと…。


少しでも参考になりそうな記述があるかなとあれこれ参照した結果、
何とか役に立ちそうな本は、これくらいでしたですね。


ドイツ北方紀行 (気球の本―AROUND THE WORLD LIBRARY)/NTT出版 北ドイツ=海の街の物語/東京書籍 ハンザ「同盟」の歴史: 中世ヨーロッパの都市と商業 (創元世界史ライブラリー)/創元社

真ん中は建物などを精密に描きだしたイラストが素晴らしく、見てるだけで行きたくなるはず。
左側のはたぶんに個人旅行記の色合いが濃いので、多少の参考に。


そして右側はガイドブックでもなんでもありませんが、

北ドイツ(特にリューベック)を訪ねるならば
読んでおくと格段に町の見方が深くなるように思いますですよ。
そういう点では「魚で始まる世界史 」も忘れてはならないものですが。


ということで、夏旅の記録がとうとう12月まで掛かってしまいました。
北ドイツがあまりに脚光を浴びないようで、

俄か北ドイツ・サポーターてな意識も起こってきますが、
読んでいただけた方に「北ドイツ、面白そうかも」と思っていただけたようなら幸甚でございます。
とまれ、これにて北ドイツ紀行、全巻の読み終わりにございます。