人はなぜ笑うのでしょうか? | ピンピンコロリで虹をつかむ!

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健康でリッチなセカンドライフを楽しむために、“超健康優良爺”がアンチエイジングの新常識とピンピンコロリの極意をシェア―します。

笑うことは、アンチエイジングに欠かせない要素だという話は以前にもしました。→作り笑いで若返る


笑うことで老化の大敵であるストレスをど和らげ、若返りホルモンや性ホルモンを盛んにするからです。


ところで人はなぜ笑うのでしょうか?


大きく分けて、人間の笑いには二通りの笑い方があります。


一つは、にっこり微笑む「smile(スマイル)」
もうひとつは“あっはっはっはっ”と声を出して笑う「laugh(ラーフ)」です。


■smile(スマイル)


まずはスマイルについてです。


快いときに自然に出る「微笑み」は、母乳を吸った時の満足の表情が起源であるという説があります。


にっこり微笑む時に使う大頬骨筋は、赤ちゃんがお乳を吸うときに使う筋肉だからです。


この快いと感じるスマイルは「不随意のスマイル」と呼ばれ、人間だけでなく、動物達もそれぞれの方法で快感や満足を表現しています。


例えば、うれしい時、犬は尻尾を振り、猫は喉をごろごろ鳴らすように。


人間には逆にそうでないときに出るスマイルもあって、「随意のスマイル」といわれます。


つまり、失敗した時の苦笑いとか、恥をかいた時の照れ笑いとか、


秘密がばれそうになったり、嫌いな上司と顔を合わせた時にする作り笑いとかで、


明らかに快くないことが原因の笑いです。


これは、口の中に入った有害なものを吐き出そうとする動作に由来するといわれています。


他人の目を意識した随意のスマイルは、不快を消すための笑いといえますね。


■laugh(ラーフ)


それではもう一つの笑いラーフはどうでしょうか。


わたしたちが一番大きく笑うときは、予想外の出来事が起きた時です。


人間は大脳新皮質、特に前頭葉を働かせて未来を予測しますが、その予測は常に外れるリスクを持っています。


だから、現実が予想以下であったときのショックを和らげるためにラーフが必要なのです。


予想が外れるという事態が起きると、最初は驚くことで交感神経を働かせます。


現実が予想以下である時、緊張し続ける必要はないので副交感神経が働き、予想が外れることで生まれるはずの不快を笑い飛ばし、それを快にするのです。


他人が間違ったり失敗すると、それを見て笑ってしまうことがあるでしょう。


特に気取った紳士が真面目くさった顔で歩いていてスッテンコロリと転んだりすると大笑いする、

そう、あのチャップリン映画のように・・・


これは、現実が予想以下である典型的なケースです。


また、森進一の物まねを見て笑うのも同じ理屈です。


思い浮かべている森進一より物まねの森進一が予想以下の不完全で劣っているからおかしいのです。


もし、森進一を見たことも聞いたこともない人が物まねを見ても、ちっともおかしく感じないのは、まねされている本人を思い浮かべることができないからなんです。


そういえば、最近テレビで物まね番組を見ても、知らない芸能人の物まねが多くて、全然笑えないのは私の年のせいですかね。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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