2012インターハイ陸上の見どころ | 上智まさはるの陸上競技ブログ

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陸上競技の大会情報、見どころ、結果、感想など

いよいよ7/29(日)~8/2(木)の日程で、新潟ビックスワンにて、全国高校総体が開催されます。
どの種目も見どころ満載ですが、とても書ききれないので、個人的にごくごく気になっているところに絞って記載します。
記載の順番は、大会日程順です。

大会公式サイト 結果速報サイト

■■■■■■■■■■ 大会第1日(7/29) ■■■■■■■■■■

◆女子400m

20年ぶりの高校記録更新なるか!
本命は、今年急成長し高校記録まであと0.04秒にまで迫っている大木彩夏(新島学園高2)選手。圧倒的な本命と目されていた名倉彩夏(浜松市立高3)選手が右足疲労骨折で欠場する穴を埋めて余りある充実ぶりで、高校記録更新を狙います。
対するは、欠場の名倉選手の分まで頑張るであろう高校の後輩、杉浦はる香(浜松市立高2)選手。
また同校1年生で伸び盛りの松本奈菜子(浜松市立高1)選手も大化けする可能性を秘めた恐い存在です。
800mが主戦場の福里秋帆(川和高3)選手と、100m・200mが主戦場の神保祐希(金沢二水高2)選手も好調で目が離せません。
このように近年まれに見る激戦種目になっています。

 ◇今季ランキング
 1位 53.49 大木彩夏(新島学園高2)
 2位 54.97 杉浦はる香(浜松市立高2)
 3位 55.39 神保祐希(金沢二水高2)
 4位 55.43 福里秋帆(川和高3)
 5位 55.45 松本奈菜子(浜松市立高1)
 6位 55.46 利藤野乃花(白梅高2)
 7位 55.46 瀧沢彩(長野高3)


◆男子400m

愛敬彰太郎(桑名高3)選手が200mとの2冠を狙います。
前回大会で1年生にして2位と鮮烈デビューを飾った山木伝説(久里学園高2)選手もシーズンベストこそ今ひとつながら一発を狙っているでしょう。

 1位 47.08 加藤修也(浜名高2)
 2位 47.13 愛敬彰太郎(桑名高3)
 3位 47.15 板鼻航平(敬愛学園高3)
 4位 47.37 田辺将大良(東京高3)
 5位 47.60 丸池優太(昭和一学園高3)
 6位 47.61 小木萌人(東学浦安高3)
 7位 47.64 荒井将徳(仙台西高3)
 8位 47.66 山木伝説(九里学園高2)


◆男子ハンマー投

今季ランキング
1位 62.82 松原拓矢(関西大倉高3)
2位 60.37 大井道志(大塚高3)
3位 59.95 岡野敬史(松山高3)
4位 59.94 加藤修(水沢一高3)


■■■■■■■■■■ 大会第2日(7/30)■■■■■■■■■■

◆女子5000mW

ひと月前に高校歴代5位の記録を出し、世界ジュニア陸上に出場した八木望(熊谷女高3)選手の勝利が堅いと思われます。
ただ前回大会で1年生にして7位入賞を果たした河添香織(立命館宇治高2)選手も着実に記録を伸ばしてきており、真夏の炎天下での試合ということもあって、わかりませんよ。

 ◇今季ランキング
 1位 22.32.97 八木望(熊谷女高3)
 2位 23.11.8 河添香織(立命館宇治高2)
 3位 23.31.44 溝田桃子(伊豆中央高2)
 4位 23.31.80 新井志織(市尼崎高3)
 5位 23.34.00 羽原実優(星翔高2)
 6位 23.35.70 村上瑠生(明石南高3)
 7位 23.36.54 立山優惟(鹿児島女高3)


◆女子1500m

前回大会、1年生にして優勝を果たした福田有以(須磨学園高2)選手の2連覇なるか?というところですが、今シーズンはまだ本調子ではありませんね。
優勝争いの最有力選手は、M.ワイディラ(仙台育英高3)選手。
対抗は、急成長し世界ジュニア陸上代表にもなった由水沙季(筑紫女高2)選手。
あとは4分20秒台前半で実力伯仲。
R.ワンジル(青森山田高2)選手、日本選手権で6位に入った卜部蘭(白梅学園高2)選手、800mが得意な中田美保(県立西宮高3)選手、前回大会3位の武田志帆(常磐高3)選手など。
また、昨年中学生として中学歴代2位の2:19.93を出している中川文華(昌平高1)選手も本来の走りを取り戻せれば、1年生チャンピオンも夢でないと思います。

 ◇今季ランキング
 1位 4.16.79 Mワイディラ(仙台育英高3)
 2位 4.16.84 由水沙季(筑紫女高2)
 3位 4.21.22 Rワンジル(青森山田高2)
 4位 4.21.54 福田有以(須磨学園高2)
 5位 4.21.90 中田美保(県西宮高3)
 6位 4.22.19 大谷くみこ(大分東明高3)
 7位 4.22.20 ト部蘭(白梅高2)
 8位 4.22.58 矢野栞理(北九州市立高3)
 9位 4.22.87 武田志帆(常磐高3)


◆男子1500m

前回大会2位の打越雄允(久我山高3)選手がダントツの優勝候補。といいたいところですが、7月に安斎宰(光明相模原高3)選手が自己ベストを大幅に更新する高校歴代9位の3.46.19で走り、最有力選手に躍り出ました。
対抗するはH.ガティア(仙台育英高2)選手か。

 ◇今季ランキング
 1位 3.46.19 安斎宰(光明相模原高3)
 2位 3.46.74 打越雄允(国学久我山高3)
 3位 3.49.19 西山雄介(伊賀白鳳高3)
 4位 3.50.03 H.ガティア(仙台育英高2)
 5位 3.50.04 前田健太(国府高3)


◆女子100m

高校記録を更新した土井杏南(埼玉栄高2)選手がロンドン五輪のため欠場し、優勝争いは混沌としています。しかし非常にハイレベルな戦いになることは間違いないと思われます。
記録的には藤森安奈(東京高3)選手ですが、足の故障を抱えており、今回はちょっと厳しそう。
最有力は一昨年に1年生チャンピオンとなった青木益未(創志学園高3)選手でしょうか。ここに来て好調を維持しています。
対抗は島田沙絵(長崎南高3)選手。「高値安定」しています。
さらにそれに続く選手として、北澤沙耶(西城陽高2)選手、大木彩夏(新島学園高2)選手、野林祐実(九州学院高2)選手などなど、11秒8台後半から9台前半でほぼ一線に並んでいる状態。
いやはや凄い「戦国時代」になったものです。しかも上に挙げた選手のうち半数以上は2年生選手です!

 ◇今季ランキング
 1位 11.43 (+1.8) 土井杏南(埼玉栄高2) 高校新
 2位 11.73 (+1.7) 藤森安奈(東京高3)
 3位 11.84 (+1.6) 青木益未(創志学園高3)
 4位 11.87 (+0.7) 島田沙絵(長崎南高3)
 5位 11.89 (+0.5) 北澤沙耶(西城陽高2)
 6位 11.92 (+1.8) 大木彩夏(新島学園高2)
 7位 11.92 (+1.1) 小山晶(鳴門高3)
 8位 11.93 (+0.6) 神保祐希(金沢二水高2)
 9位 11.95 (+0.6) 野林祐実(九州学院高2)
 9位 11.95 (+2.0) 福嶋美緒(春日部東高2)
 9位 11.95 (+0.5) 新妻唯(京都橘高3)


◆男子100m

何といっても23年ぶりに高校記録を書き換えた大瀬戸一馬(小倉東高3)選手が注目の的ですが、その圧倒的な記録をもってしても、決して安心できないのが、現在の高校短距離界。
桐生祥秀(洛南高2)選手、橋元晃志(川薩清修館高3)選手の「3強」を中心に、誰が優勝するにしても、ぜひ高校新記録のアナウンスを聞きたいものです。こういう大一番で記録はなかなか難しいとは思いますが。

 ◇今季ランキング
 1位 10.23 (+1.3) 大瀬戸一馬(小倉東高3) 高校新
 2位 10.27 (+1.8) 桐生祥秀(洛南高2)
 3位 10.39 (+1.7) 橋元晃志(川薩清修館高3)
 4位 10.53 (+1.9) 日吉克実(韮山高2)
 5位 10.56 (+2.0) 与那原良貴(那覇西高2)
 6位 10.56 (+0.3) 渡辺壮史(岡山工高3)
 7位 10.57 (+1.0) 金森和貴(松江北高3)
 8位 10.58 (-0.7) 谷口耕太郎(弥栄高3)
 9位 10.60 (+1.3) 諏訪達郎(四日市工高3)


◆男子棒高跳

 ◇今季ランキング
 1位 5.02 堀田早人(東大阪柏原高3)
 2位 5.01 毛呂泰紘(柏日体高3)
 3位 4.90 植松倫理(浜松北高3)
 4位 4.90 市川響太郎(高崎高3)
 5位 4.90 南雲由則(前橋育英高3)
 6位 4.90 西山夏樹(観音寺中央高3)
 7位 4.90 日置健也(東大阪柏原高3)
 8位 4.90 野田涼平(多治見高3)


◆女子走高跳

上島みどり(花園高3)選手が昨年に続き、インターハイ2連覇に挑戦します。
本来なら、上島選手、辻愛(添上高2)選手、津田シェリアイ(東大阪敬愛高1)選手の「学年対抗」と言いたいところですが、津田選手が足の故障により本来の力を出すのが難しそうです。
上島選手の安定ぶりを考えると優勝は堅そうですが、勝負より、ぜひ1m80超えの記録を見たいものです。

 ◇今季ランキング
 1位 1.79 上島みどり(花園高3)
 2位 1.76 辻愛(添上高2)
 3位 1.74 津田シェリアイ(東大阪敬愛高1)


◆女子やり投

現在の高校女子陸上界で最もホットなのがこの種目ではないでしょうか?
50m超えが8人。
その中で、本命はやはり今季急成長し高校記録まであと47cmと迫っている久世生宝(倉敷中央高3)選手ですね。ぜひとも高校記録の更新を見たいものです。
前回チャンピオンで2連覇がかかっている瀧川寛子(東大阪敬愛高3)選手も意地を見せたいところ。
もし優勝記録が50m前半になるとしたら、誰が優勝してもおかしくないと思います。

 ◇今季ランキング
 1位 56.84 久世生宝(倉敷中央高3)
 2位 54.37 瀧川寛子(東大阪敬愛高3)
 3位 52.89 中島美穂(市尼崎高3)
 4位 52.23 斎藤真理菜(土浦湖北高2)
 5位 51.87 本岡那菜(薫英女高3)
 6位 50.98 山内愛(城北工高3)
 7位 50.89 坂倉杏奈(四郷高2)
 8位 50.23 高橋唯(横手高3)


◆男子八種

順当に行けば城野有希(洛南高3)選手。同校の先輩、田中新也選手が昨年更新した高校記録5938点も射程圏内に入っています。
その他注目は、昨年の全日本中学で四種チャンピオンの1年生、潮崎傑(滝川二高1)選手。記録的にはまだまだですが、大化けする可能性は十分。

 ◇今季ランキング
 1位 5774 城野有希(洛南高3)
 2位 5603 荒谷亘彦(長生高3)
 3位 5555 栗原彰理(都東大和高3)
 4位 5526 潮崎傑(滝川二高1)
 5位 5522 坂本都志記(門司大翔館高3)


■■■■■■■■■■ 大会第3日(7/31)■■■■■■■■■■

◆男子5000mW

前回大会ではトップでゴールしながら、歩型違反で失格となった松永大介(横浜高3)がリベンジをはかります。

 ◇今季ランキング
 1位 20.59.05 松永大介(横浜高3)
 2位 21.28.30 天川康太郎(飾磨工高3)
 3位 21.31.63 山田康太(愛知高3)


◆女子400mH

前回大会2年生でチャンピオンとなった瀧沢彩(長野高3)選手が2連覇に挑戦。
400mを含め地力をつけつつ好調を維持しており、この瀧澤選手を破るためには59秒台といわず、自己ベストを大幅に更新する走りが必要となりそうです。

 ◇今季ランキング
 1位 58.99 瀧沢彩(長野高3)
 2位 59.98 梅原紗月(京都文教高3)
 3位 60.05 田中美調(東大阪敬愛高3)


◆男子400mH

先日の世界ジュニア陸上で高校歴代7位の50.41で2位に入った松本岳大(加古川東高3)選手と、ライバルの間處将太(滝川二高3)選手が優勝候補。
競い合って50秒を切る走りを見たいもの。

 ◇今季ランキング
 1位 50.41 松本岳大(加古川東高3)
 2位 50.62 間處将太(滝川二高3)
 3位 51.20 野口直人(西武台千葉高3)
 4位 51.61 中野直哉(長野吉田高3)
 5位 51.92 江口悠貴(九里学園高3)


◆女子4×100mリレー

前回優勝の相洋高校、2位の浜松市立高校がともに最有力候補のはずだったのですが、それぞれ地区大会で無念の失格敗退。
また、今季ランキングトップの東京高校はエースの藤森安奈選手が足の故障で万全でない状態ということで、優勝争いは混沌としています。
個人的には白梅学園高校に注目しています。

 ◇今季ランキング
 1位 46.54 東京高
 2位 46.74 国学院栃木高
 3位 46.96 相洋高
 4位 46.98 星稜高
 5位 47.02 春日部東高
 6位 47.02 倉敷中央高
 7位 47.04 宮崎商高
 8位 47.14 静岡市商高
 9位 47.17 京都橘高
 10位 47.17 新潟商高
 11位 47.18 浜松市立高
 10位 47.22 白梅学園高


◆男子4×100mリレー

昨年優勝の東京高校は東京都予選でバトン中継ミスで失格し不出場。
今季ランキング1位で桐生選手を擁する洛南高校が最有力。高校記録40.02の更新をも視野に入れます。
しかし、他の有力校も40秒台を連発しており、予断は許しません。

 ◇今季ランキング
 1位 40.25 洛南高
 2位 40.68 川崎橘高
 3位 40.68 相洋高
 4位 40.69 滝川二高
 5位 40.77 名古屋高
 6位 40.92 大阪高
 7位 40.98 名古屋大谷高
 8位 40.99 豊川高
 9位 41.01 宇治山田商高
 10位 41.08 富士市立高
 11位 41.09 仙台育英高
 12位 41.11 桑名高
 13位 41.12 浜松市立高


◆男子走幅跳

飯田旭(福岡一高3)選手が「高値安定」で優勝候補筆頭。
山川夏輝(洛南高2)選手は伸び盛りの2年生で大ジャンプの可能性あり。
これは小田大樹(下関商高2)選手にもいえますね。
毛呂泰紘(柏日体高3)選手は棒高跳との2冠を狙います。

 ◇今季ランキング
 1位 7.64 飯田旭(福岡一高3)
 2位 7.55 山川夏輝(洛南高2)
 3位 7.48 毛呂泰紘(柏日体高3)
 4位 7.40 小田大樹(下関商高2)


◆女子円盤投

斎藤早希(鶴岡中央高3)選手が飛び抜けています。
斎藤選手は砲丸投との2冠を目指します。

 ◇今季ランキング
 1位 44.58 斎藤早希(鶴岡中央高3)
 2位 42.82 松井玲奈(飾磨工高3)
 3位 42.74 居川汐里(生光学園高3)
 4位 42.70 筒井麻莉(大塚高3)


◆男子砲丸投

奥野風摩(西武台高3)選手が回転投法に磨きをかけて好成績を維持しており、優勝候補筆頭ですが、前回大会2年生にして5位入賞した武田歴次(生光学園高2)選手も意地を見せたいところ。
また、個人的に注目するのが1年生の石山歩(花園高1)選手。優勝記録が下がってくれば、十分勝機があると思います。

 ◇今季ランキング
 1位 17.03 奥野風摩(西武台高3)
 2位 16.44 武田歴次(生光学園高2)
 3位 16.12 森下大地(滝川高3)
 4位 16.07 近藤廉(川口総合高3)
 5位 16.06 石山歩(花園高1)


■■■■■■■■■■ 大会第4日(8/1)■■■■■■■■■■

◆女子800m

日本選手権で高校歴代7位の記録で5位入賞した福里秋帆(川和高3)選手が実績・安定性含め飛び抜けています。
同じく日本選手権で8位入賞の中田美保(県西宮高3)選手も実績の面では福里選手に決して引けをとりません。この1年少し伸び悩んでいるようですが実力者であることに間違いありません。
個人的に気になるのは由水沙季(筑紫女高2)選手。1500mでも力をつけてきており、2分10秒を切る潜在力は十分あると思います。

 ◇今季ランキング
 1位 2.05.51 福里秋帆(川和高3)
 2位 2.08.12 平野綾子(横須賀高3)
 3位 2.08.44 広田有紀(新潟高2)
 4位 2.08.55 中田美保(県西宮高3)
 5位 2.09.81 小野莉奈(上山明新館高3)
 6位 2.10.82 横沢舞莉(吾妻高3)
 7位 2.11.09 由水沙季(筑紫女高2)


◆男子800m

記録的には少し物足りない今年の持ちタイムですが、三武潤(城西大城西高3)選手と村上昂輝(須磨学園高3)選手、渡辺崇臣(魁誠高3)選手の熾烈な三つ巴の戦いを見ることができそうでうです。村上選手と渡辺崇臣選手が前半から積極的に飛ばして先行逃げ切りを図れば、揃って50秒を切ることも夢ではないと思っています。
個人的に気になっているのは、ともに1年生で1分53秒台を出している高柳俊隆(加古川東高1)選手と前田恋弥(市船橋高1)選手の存在。

 ◇今季ランキング
 1位 1.51.10 村上昂輝(須磨学園高3)
 2位 1.51.65 三武潤(城西大城西高3)
 3位 1.51.70 渡辺崇臣(魁誠高3)
 4位 1.52.85 渡辺悠弥(横芝敬愛高3)


◆女子200m

100m同様、土井杏南(埼玉栄高2)選手と藤森安奈(東京高3)選手の欠場により、優勝争いは混沌とした様相。有力選手が軒並み24秒台前半から中盤の記録を出してきており、誰が23秒台を出してもおかしくないという印象です。
その中でも急速に力をつけている丹羽愛利彩(愛工大名電高2)選手が最も優勝に近い位置にいるのは間違いないと思われます。

 ◇今季ランキング
 1位 23.83 (+0.9) 土井杏南(埼玉栄高2)
 2位 24.28 (+0.2) 丹羽愛利彩(愛工大名電高2)
 3位 24.45 (+0.3) 杉山奈誇(八王子高3)
 4位 24.46 (+1.3) 大木彩夏(新島学園高2)
 5位 24.52 (+0.3) 藤森安奈(東京高3)
 6位 24.52 (+0.1) 北澤沙耶(西城陽高2)
 7位 24.59 (-0.6) 野林祐実(九州学院高2)
 8位 24.61 (-1.7) 神保祐希(金沢二水高2)


◆男子200m

100mの本命が大瀬戸一馬(小倉東高3)選手だとすると、200mは橋元晃志(鹿児島 川薩清修館3)選手。
しかし100m同様、圧倒的な実績にもかかわらず、ライバルの成長も著しく、優勝はそう簡単ではないでしょう。
事実、最新のランキングでは、400mが専門の愛敬彰太郎(桑名高3)選手が1位、100mの桐生祥秀(洛南高2)選手が2位につけています。
いずれにしてもこの種目は100m同様、総体的に非常にレベルの高い種目であり、高校記録20.57の更新も十分狙えると思いますし、狙いに行ってほしいと思います。

 ◇今季ランキング
 1位 20.77 (+1.5) 愛敬彰太郎(桑名高3)
 2位 20.88 (+1.1) 桐生祥秀(洛南高2)
 3位 20.90 (-0.1) 橋元晃志(川薩清修館高3)
 4位 21.24 (+1.4) 大瀬戸一馬(小倉東高3)
 5位 21.27 (+1.1) 森雅治(川崎橘高3)
 5位 21.27 (-0.9) 日吉克実(韮山高2)
 7位 21.31 (+1.5) 北風優貴(洛南高3)
 8位 21.36 (-0.6) 小木萌人(東京学館浦安高3)
 9位 21.38 (-1.7) 魚里勇介(滝川二高3)


◆女子七種

前回2年生にしてチャンピオンの岩井彩華(添上高3)選手が2連覇をねらいますが、そこに立ちはだかるのが、高2歴代3位の5024点を出した伊藤明子(田園調布学高2)選手。
また、今季ランキング2位の松岡絵里(姫路商高3)選手も5000点の大台にはいつでも乗せられておかしくない基礎力を備えていると思います。
注目したいのは南野智美(西京高1)選手や沢田珠里(白梅高1)選手など1年生。まだまだ優勝は難しいかもしれませんが、先輩方と競い合う中で大幅得点アップで上位進出も十分可能だと思います。

 1位 5025 伊藤明子(田園調布学高2)
 2位 4938 松岡絵里(姫路商高3)
 3位 4867 岩井彩華(添上高3)
 4位 4831 豊田梓(東海大翔洋高3)
 5位 4762 南野智美(西京高1)
 6位 4757 沢田珠里(白梅高1)


◆男子5000m

留学生(主にケニア)が圧倒的に強い種目で、今年もその傾向は変わらず。
特にC.ドゥング(札幌山の手高1)選手とK.ズク(豊川高3)選手は異次元の世界。

 ◇今季ランキング
 1位 13.35.54 C.ドゥング(札幌山の手高1)
 2位 13.36.09 K.ズク(豊川高3)
 3位 13.51.89 J.ガサイヤ(世羅高2)
 4位 13.57.65 平和真(豊川工高3)
 5位 14.00.31 一色恭志(豊川高3)
 6位 14.00.93 服部弾馬(豊川高3)
 7位 14.01.99 H.ガティア(仙台育英高2)
 8位 14.06.91 大塚祥平(大分東明高3)


◆男子走高跳

 ◇今季ランキング
 1位 2.15 佐藤凌(東大阪柏原高3)
 2位 2.11 瀬戸口桂(鹿児島南高3)
 3位 2.10 前田直哉(沼田高3)
 4位 2.08 外間友喜(那覇西高3)


◆女子走幅跳

 ◇今季ランキング
 1位 6.10 末永成美(鹿児島女高3)
 2位 6.01 森本麻里子(太成学院高3)
 3位 6.00 浅井真子(光ケ丘女高3)


◆男子やり投

 ◇今季ランキング
 1位 67.75 中西啄真(伊勢工高3)
 2位 64.88 森誉(竹園高3)
 3位 63.69 高橋政宏(専大北上高3)


■■■■■■■■■■ 大会第5日(8/2)■■■■■■■■■■

◆男子3000mSC

 ◇今季ランキング
 1位 9.00.10 谷山誠(和歌山北高3)
 2位 9.00.51 片平義貴(大牟田高3)
 3位 9.03.06 石橋安孝(美方高3)
 4位 9.03.44 成瀬雅俊(豊川工高3)
 5位 9.04.88 村上優輝(西脇工高3)
 6位 9.04.88 川端千都(綾部高2)


◆女子100mH

前回1年生にして優勝を果たした福部真子(皆実高2)選手が2連覇に挑戦します。
実力・実績とも抜群で、よほどの失敗をしない限り連覇は堅いと思われますが、福部選手にはそれより、高校記録13.39に挑戦してほしいですよね。
それにしてもまだ2年生。恐るべし!
個人的には同じ学年のライバル、萩原加奈子(豊橋南高2)選手にも注目。

 ◇今季ランキング
 1位 13.62 (-0.7) 福部真子(皆実高2)
 2位 13.85 (+1.0) 森岡美紅(岡山操山高3)
 3位 13.87 (+1.3) 萩田梨菜(浜松工高3)
 4位 13.89 (+1.7) 萩原加奈子(豊橋南高2)
 4位 13.89 (+0.6) 坂本美優(中村女高3)
 6位 13.97 (+0.4) 宮崎紗希(高田高3)
 7位 14.03 (-0.3) 窪山菜月(小郡高3)
 8位 14.06 (+0.9) 中島ひとみ(夙川高2)


◆男子110mH

高山峻野(広島工大高3)選手が中国地区大会で14.10を出したあと、世界ジュニア陸上では高校歴代5位になる14.06をマーク。着実に力をつけ、13.96の高校記録更新も視界に入ってきました。
しかしその高山選手も決して安泰ではありません。岡崎正樹(岡山工高3)、江口悠貴(九里学園高3)選手、矢田弦(松江北高3)選手あたりも14秒そこそこの記録を出す素地は十分備えていると思われます。

 ◇今季ランキング
 1位 14.06 (-0.8) 高山峻野(広島工大高3)
 2位 14.21 (+1.6) 岡崎正樹(岡山工高3)
 3位 14.30 (+0.9) 江口悠貴(九里学園高3)
 4位 14.35 (+0.4) 矢田弦(松江北高3)
 5位 14.38 (+0.5) 竹吉大記(市船橋高3)
 6位 14.44 (+1.4) 山本健太(阿久比高2)
 7位 14.49 (+1.6) 間處将太(滝川二高3)
 8位 14.50 (+1.4) 古元翼(名古屋高2)


◆女子3000m

M.ワイディラ(仙台育英高3)選手の優位は揺らぎませんが、着実に力をつけている上原美幸(鹿児島女高2)選手がどこまで食らいついていけるか。
また、中原海鈴(神村学園高3)選手や矢野栞理(北九州市立高3)選手も上原選手に引っ張られる形で力を伸ばしてきているので、どんな走りができるか楽しみです。酷暑のなかで記録的にはちょっと心配ですが。

 ◇今季ランキング
 1位 9.00.85 M.ワイディラ(仙台育英高3)
 2位 9.06.01 上原美幸(鹿児島女高2)
 3位 9.07.44 R.ワンジル(青森山田高2)
 4位 9.15.04 中原海鈴(神村学園高3)
 5位 9.16.47 矢野栞理(北九州市立高3)
 6位 9.17.74 出水田真紀(白鵬女高2)


◆女子4×400mリレー

前回優勝の相洋高校は連覇を狙いますが、今回はちょっと厳しいか。
優勝候補筆頭は、全国級の400mランナーを揃えた浜松市立高校
400m第一人者の名倉彩夏選手を怪我で欠いてのこの記録。もし名倉選手が完全復活を果たせば、優勝は揺るがないでしょう。
ランキング1位の白梅学園高校もメンバーひとりひとりの成長が著しく、浜松市立高校に簡単には優勝させないでしょう。

 ◇今季ランキング
 1位 3.44.50 白梅学園高
 2位 3.45.47 浜松市立高
 3位 3.45.77 夙川高
 4位 3.46.39 相洋高
 5位 3.47.67 雄城台高
 6位 3.47.68 東大阪敬愛高
 7位 3.48.20 大分西高
 8位 3.48.28 小松商高
 9位 3.48.36 埼玉栄高


◆男子4×400mリレー

愛敬彰太郎選手を揺する桑名高校がランキング上は最有力候補。
ランキング2位から9位まではほぼ1秒内に収まる大混戦。
個人的に気になるのは相洋高校。2年生中心の若いチームでランキング5位。ひとりひとりの成長により、大化けする可能性があります。

 ◇今季ランキング
 1位 3.12.32 桑名高
 2位 3.12.92 名古屋大谷高
 3位 3.13.12 東京高
 4位 3.13.15 川崎橘高
 5位 3.13.54 相洋高
 6位 3.13.72 西武台千葉高
 6位 3.13.72 八王子高
 8位 3.13.75 乙訓高
 9位 3.13.96 洛南高
 10位 3.14.21 浜松市立高


◆男子三段跳

児島有伸(城南高3)選手が15年ぶりの高校記録15m84更新を狙える位置にいます。
山川夏輝(洛南高2)選手と飯田旭(福岡一高3)選手は走幅跳との2冠をねらいます。

 ◇今季ランキング
 1位 15.51 児島有伸(城南高3)
 2位 15.35 森下浩平(西城陽高3)
 3位 15.32 水原剛樹(稲生高3)
 4位 15.32 竹内大晴(近大高専3)
 5位 15.30 犬井亮介(洛南高2)
 6位 15.26 山川夏輝(洛南高2)


◆男子円盤投

前回2年生ながら2位入賞の近藤廉(川口総合高3)選手が優勝候補。高校記録52m66更新も視界に入ります。
個人的な興味としては、1年生の石山歩(花園高1)選手が初めてのインターハイでどこまで食い込んでいけるかですね。

 ◇今季ランキング
 1位 51.10 近藤廉(川口総合高3)
 2位 49.69 三村武司(稲生高2)
 3位 48.26 谷口兼次郎(太成学院高3)
 4位 48.19 石山歩(花園高1)


◆女子砲丸投

斎藤早希(鶴岡中央高3)選手と三隅杏奈(西京高3)選手、山内愛(城北工高3)選手の三つ巴の戦い。
斎藤選手は円盤投との2冠を、山内選手はやり投との2冠(円盤を狙います。

 ◇今季ランキング
 1位 14.02 斎藤早希(鶴岡中央高3)
 2位 13.90 三隅杏奈(西京高3)
 3位 13.83 山内愛(城北工高3)


以上です。